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Fリーグ育成GK巡回指導をフウガドールすみだ・バルドラール浦安で実施

2023年07月19日

Fリーグ育成GK巡回指導をフウガドールすみだ・バルドラール浦安で実施

JFAフットサル委員会では、フットサルの発展と強化のために専門分野ごとにプロジェクトを立ち上げ、それらプロジェクトのもとに様々な活動に取り組んでいます。プロジェクトのひとつであるフットサルGKプロジェクトは今年度、Fリーグディビジョン1クラブと協働し、世界で活躍できるGKの育成を目標に、クラブに関わる育成年代のGKを指導する『Fリーグ育成GK巡回指導』を展開します。『Fリーグ育成GK巡回指導』では、現代フットサルGKに求められる理想像から逆算し、育成年代で身につけるべき基礎を伝達するとともに、フットサル日本代表チームで活躍が期待できるタレントの発掘や、Fリーグクラブとのこれまで以上に活発な情報交換も実現していきます。

今回は7月15日にフウガドールすみだ、7月17日にバルドラール浦安でそれぞれトップチームのリーグ戦日程に訪問し、育成年代の選手を対象に指導を行いました。フウガドールすみだは先日U-19フットサル日本選抜でオーシャンカップに出場した入江優斗選手を含む7名の選手が参加し、トップチームのGKコーチも務める清家大葵コーチとともにトレーニングを実施。朝8時からの開始となりましたが選手たちは積極的な姿勢で内山コーチから伝えられる優れたGK像を体現しようと精力的にトレーニングに励みました。

バルドラール浦安は最年少中学1年生の選手を含む7名の選手とサポートコーチとして元日本代表GKであり、現在はトップチームのGKコーチを務める藤原潤コーチが参加しました。やや緊張感が漂い、堅い雰囲気の中でスタートしたトレーニングでしたが内山コーチから「世界で戦う日本代表選手を目指すならば、少ないチャンスでしっかりと自分のパフォーマンスを発揮できないとチャンスを掴めない。みんなが目指しているのはそういう世界であることを理解して、失敗は恐れずにベスト尽くそうとしてほしい」とメッセージが送られると、そこからは全員が見違えるほど高いレベルのプレーを発揮していました。

両クラブともに90分強という時間で基礎に特化したメニューをどれだけ高い質でプレーできるかをテーマにしたトレーニングに、終了後は身体と頭の両方で心地良い疲労感を感じている選手たちが目立ちました。今後選手たちの日常レベルがこの日を境に変わっていくことを期待させる良い表情を見せていました。

次回は8月12日(土)に湘南ベルマーレで巡回指導を実施します。

スタッフコメント

内山慶太郎 プロジェクトリーダー(JFAフットサルGKプロジェクト)
今回のFリーグ育成GK巡回指導はフウガドールすみださん、バルドラール浦安さんの2クラブを訪問させていただきました。両クラブとも育成年代の選手が数多く参加し、セービングとブロッキング、そして攻撃参加における基礎技術の向上を目的としたトレーニングに素晴らしい姿勢で取り組んでくれました。カテゴリーごとに抽出した課題は異なりましたが、1人ひとりが留意すべきポイントを理解しながらプレーすることで、短い時間の中でも多くのチャレンジや変化に触れることができました。
また、Fリーグの試合前後の実施にも関わらず、両クラブともに監督とGKコーチの方々が参加してくださり、トレーニング内容についてはもちろん、日常の取り組みについてもコミュニケーションが取れたことは非常に有意義な時間となりました。最後になりますが、本活動にご理解とご協力をいただいた両クラブの皆さま、高い意欲を持って取り組んでくれた選手の皆さんに感謝を申し上げます。

清家大葵 コーチ(フウガドールすみだ)
内山GKコーチの指導の下、約90分集中してトレーニングを行い、沢山の学びが選手、スタッフにありました。このような素晴らしい機会をいただき感謝申し上げます。今回のトレーニングでは、基礎技術、GK活用のメニューが多く、フットサル日本代表が求めているGKの形が見えたトレーニングだったと思います。GKとしての基礎はもちろんですが、フットサル全体の構造やFP同様の戦術理解もさらにレベルアップできるよう、これからのトレーニングに落とし込んでいきたいと思います。クラブとしても将来、少しでも多くの選手がフットサル日本代表に選出される為に、今回の学びを生かして取り組みたいです。

藤原潤 コーチ(バルドラール浦安)
フットサル日本代表GKコーチも務める内山コーチに浦安まで来ていただき、バルドラール浦安の若い選手達にとって、今回日本代表GKコーチからの指導はとても刺激になったかと思います。
トレーニング内容は至ってシンプルなコラプシング、フットセーブ、ブロッキングの基礎的なメニューでしたが、この3つを見れば各選手のレベルや癖など分かり、どのように選手にアプローチしていくべきかわかる内容となっていました。その中でも、内山コーチの指導は私自身も学ぶべきところがあり、若い選手達に求めるポイントなど、私自身、今後の指導にも繋がる時間となりました。また普段あまり関わることがないバルドラール浦安バセ、テルセーロ、セグンドの選手達のプレーをみることが出来、とても有意義な時間となりました。プレーした選手達は限られた時間の中でしたが、普段通りできた選手、少し緊張しながらプレーした選手と様々でしたが、日々のトレーニングに各選手今回のトレーニングで指導されたことを忘れずに取り組んでくれたら嬉しいです。最後になりますが、開催に伴いご協力下さいました関係者の皆様には、この場を借りて感謝を申し上げます。

選手コメント

入江悠斗 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
今回のトレーニングに参加して改めて基礎の大切さを感じました。コラプシングではキャッチの正確性や立ち上がりの速さ、フットセーブでは足にしっかり当てること、ブロッキングでは、相手との駆け引きや手の位置などの大切さを感じました。キーパー攻撃ではパスのタイミングや仲間との連係が大切だと感じました。これからのフットサルではゴレイロは5人目のフィールドとして関わっていくことが求められていくと思うので、足元の技術ももっと練習していくべきだと思いました。今回のトレーニングで感じたことを日々の練習から意識して、より成長できるように頑張っていきたいと思います。

松原壮汰 選手(フウガドールすみだウイングス)
今日のトレーニングでは、キーパーとして必要な基礎を中心に質の高いトレーニングを行いました。キーパーを絡めたビルドアップのトレーニングは、試合でのシチュエーションを想定しながら、キーパーも含め四人ではなく、常に五人で攻撃をし、守備をするという意識を持ち積極的にビルドアップをしていくことを学びました。自分に足りないことを再確認し、次の試合に繋げる良い気付きが得られました。小さい時からお世話になっている内山コーチに少しでも成長したと思ってもらえるように、日本を代表するゴレイロになるという自分の夢に近づけるように、これからも毎回のトレーニングをひとつひとつ真剣に取り組んでいきたいと思います。

岡本仁 選手(バルドラール浦安セグンド)
GKの巡回指導という場を設けていただきありがとうございました。久しぶりの内山さんのトレーニングを受け、トップレベルで必要な技術を再確認出来ました。中学生からこのような機会を与えてもらえた選手もいて浦安の育成組織のキーパー陣は僕を含めとてもいい刺激を受けたと思います。

山岸京平 選手(バルドラール浦安テルセーロ)
今回、参加させてもらい色んな課題が明確になりました。コラプシングの手の位置やフットセーブでボールの中心を蹴るなどと細かなところまでしっかりと指摘してもらいました。普段の練習では気づかないところも気付けたので非常に良い経験になりました。キーパー陣のみで行う2対2ではボールを正確に止めて蹴ることや前足にパスを出してあげるなどかなり足元の重要性を感じることができました。内山コーチが言っていた1プレーの重みというのを充分に頭に入れながら練習から取り組んでいこうと思います。今回、巡回指導に参加させていただきありがとうございました。

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