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フットサルU-18タレントキャラバン北信越地域を石川県で開催
2019年11月12日
日本サッカー協会(JFA)は、フットサルU-18タレントキャラバンを11月3日(日・祝)、石川県・いしかわ総合スポーツセンターで実施しました。JFAでは、2018年度より代表コーチングスタッフによる9地域巡回指導を行っており、代表コンセプトの共有、トレーニング実践を通じて、育成年代選手の育成・強化に努めています。
今回は、石川・富山・福井の3県から選抜された18歳以下の20名の選手が参加しました。木暮賢一郎U-20フットサル日本代表監督は、序盤のウォーミングアップからシュート練習、最後のゲーム形式の練習に至るまで終始、「数的有利をどう生み出すか」をテーマにトレーニングを行います。様々な課題を課し、ルールの中で考えながら動くことで瞬時に相手と自分のポジションを捉える目を養うように誘導します。木暮監督は「顔を上げて、味方がどういうプレーをしているのか、相手がどのポジションにいるのか、相手の考えの上をいき、数的有利が生まれた瞬間に全員が連動して動くことが重要」と伝えます。「細かい数的有利を繰り返し、ボールを前に運ぶこと、正しいポジションで正しいアクションができれば必ず突破できる」と選手に伝えていました。
初対面の選手も多く、はじめはアイコンタクトやコミュニケーションに戸惑っていた選手たちですが、時間が経つに連れ、お互いのプレーの理解も進み、お互いに声を掛け合いながら、1回でも多く形にしようと真剣にトレーニングに取組んでいました。
選手コメント
鈴木歩叶 選手(ヴィンセドール白山アスピランチ)
今回の練習でフットサル代表や同世代となるユース年代のフットサル代表チームのコンセプトの下、練習をさせていただき、代表選手に求められていることを知ることができました。代表チームは活動毎に集まりチームが編成されるため、短時間で監督に求められていることを理解し、即座にプレーで表現できることが重要です。自分もそのような選手になれるよう、今後のフットサル人生で心掛けていきたいです。この練習で学んだことを、自分だけでなくチームに持ち帰り、自分自身や自チームのレベルアップに繋げることができればと覆います。また今回の練習で、もっと上のレベルでやってみたい!という思いが強くなりました。代表に選ばれるような素晴らしい選手になれるよう頑張っていきたいと思える、良い機会となりました。
佐藤勝斗 選手(北陸高校フットサル部)
非常に濃く、充実した2時間のトレーニングでした。試合中のあらゆる場面で数的有利を作ることを意識し、フリーなポジションを作る動きが、練習開始時より増えました。このトレーニングを自チームに戻っても繰り返し、自分たちの物にできるよう努力したいです。
富田淳哉 選手(北陸高校フットサル部)
数的有利を意識することは、「知っている」だけで「考える」ことができていませんでした。今回その意識をはっきりとさせることができたことで、自分たちのフットサルの世界の狭さ、レベルの低さを改めて感じました。一つ一つのプレーで考えることを止めずに日々努力していきたいです。
高木裕喜 選手(不二越工業高校)
普段の練習ではできないような経験ができました。新潟・長野を除く北信越各県から選抜された選手が集まってのタレントキャラバンで、初対面の人ばかりでコミュニケーションを取るのが難しく、改めてコミュニケーションの大切さを感じました。自分は攻撃が好きなので、どのように数的有利を生み出すのかを意識して取り組みました。2対1や3対2の場面を作り出すことができたので、今後も意識していきたいと思いました。また、内側からボールを受けるのと、外側から受けるのではプレーのバリエーションが違ってくるので、周囲のポジションを見ることが大切だと思いました。
明堂大稀 選手(不二越工業高校)
今回の練習では、初対面の人の中でプレーすることが難しかったです。コミュニケーションがあまり取れず、最初はプレーを合わせることが難しかったですが、練習を重ねていくうちに少しずつプレーが合うようになりました。練習中、頭を上げて周囲を見ることを指摘され、意識してトレーニングしました。今日だけで色々なパターンの攻撃の仕方を教えてもらったので今後に活かしていきたいと思っています。また、数的有利を作ることも教えてもらったので、意識して取組んでみたいです。