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なでしこジャパン より実戦的なトレーニングでチーム力を積み上げる

2021年06月28日

なでしこジャパン より実戦的なトレーニングでチーム力を積み上げる

なでしこジャパンは27日(日)、活動開始から7日目を迎え、2週間のトレーニングキャンプを折返しました。

この日は朝から雲に覆われ、雨に見舞われる予報もありましたが運良く雨雲が避けてくれて、心地いい気候の下でトレーニングに励みました。

前日に、相手の守備を外す個人的な動きを確認したところから発展させ、この日は相手守備をグループで崩して、実戦に落とし込むトレーニングメニューが組まれました。前線の選手がタイミング良く動き出し、そこに合わせられるようにしっかりと見ておくことや、プレーの選択肢を数多く持てる身体の向きやボールの置きどころにこだわり、声がけやアイコンタクトといったコミュニケーションを駆使して取り組みました。連係、連動と一言に言いますが、選手に求められるのはパターン化された、型にはまった動きの習得ではなく、目まぐるしく変化する状況に応じた瞬間的で的確な判断と、それを実行に移すための決断力、そして実行するための技術が必要となります。黙々とこなすことができないトレーニングに、自然と選手たちからはお互いに呼び合う声や指示の声が多く出始め、緊張感あるトレーニングを盛り上げます。

夜は帯同ドクターより、コロナウイルス対策とドーピングに関して説明がありました。日々細心の注意を払っている感染症対策やドーピングに関して、あらためて全員で確認し、ピッチ上と同様にチームワークで乗り切ります。

選手コメント

MF #7 中島依美 選手(INAC神戸レオネッサ)
チームの雰囲気は明るく元気にやれていると思いますし、仕上がりという点ではまだまだ完璧ではありませんが、チーム全体でしっかりコミュニケーションを取りながら取り組めています。東京オリンピックのメンバーに選ばれる以前からそこを目標にやってきたので、選ばれる前後で大きな気持ちの変化はありません。日本の良さであるポゼッションサッカーをもっと突き詰めることや、攻撃面では連動であったり、守備面でも色々と課題はありますが、ワールドカップを経験したからこそそうした課題が見えてきたという部分もあります。そこをどうしていくかというのは自分たち次第ですし、今回のトレーニングキャンプも東京オリンピックで戦うためにやっているわけで、そこは本番までにもっともっとレベルを上げていきたいと思います。

FW #15 籾木結花 選手(OLレインFC/アメリカ)
オリンピックのメンバー発表はホテルで見ていました。自分の名前が18人目で、それまで何人よばれたのかもわかりませんでしたし、自分が呼ばれるのか分からない状況の中で呼ばれたので、座ってるだけだったのにスマートウォッチを見たら心拍数が上っていて、こんなに緊張することは今までもなかったと思います。オリンピックは過密日程の中での試合になるので、対戦相手によっても変わってくると思いますが、先発で出たときには最後まで失点しないというのが重要になってくると思います。1点が勝負の鍵になると思うので、先発であれば失点をせずに、ゴールを狙い続けること、そして途中出場の場合は、一気に流れを変えてゴールを奪いにいくことを意識してやっていきたいです。

第32回オリンピック競技大会(2020/東京)

サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)

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なでしこジャパン(日本女子代表)対 オーストラリア女子代表
開催日:2021年7月14日(水)
会場:京都/サンガスタジアム by KYOCERA

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