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第25回全国レディースサッカー大会 アジュール兵庫が3大会ぶり5度目の優勝

2014年03月24日

第25回全国レディースサッカー大会 アジュール兵庫が3大会ぶり5度目の優勝

大会最終日の3月23日(日)は、順位別トーナメントの2回戦を行いました。

1位トーナメント2回戦は、アジュール兵庫(兵庫/関西3)と小平サッカークラブ(東京/関東3)が激突。キックオフ前、両チームはフェアプレーを誓い、リスペクトペナントを交換しました。兵庫はここまで無失点、小平は失点わずか1で勝ち上がってきており、試合はともに厳しい守備でゴールを許さない緊迫した展開となりました。兵庫はキャプテンの泉紀子選手を起点にしっかりとパスをつないで相手ゴールに迫りますが、複数人で囲い込むようにボールを奪う小平のアグレッシブな守備に苦戦します。対する小平はエース・坂下亜実選手に素早くボールを送って攻勢を仕掛けますが、池田浩美選手、田中真由美選手ら兵庫の守備陣は小平の攻撃をことごとくはね返します。
両チーム無得点のまま迎えた試合終盤、双方に決定的なチャンスが生まれます。初めに、兵庫の毛利知歩選手が相手GKと1対1となる決定機を得ますが、シュートは惜しくもゴールマウスの外。小平は絶好の得点機会となるPKを獲得しますが、兵庫のGK西田洋子選手がファインセーブ。アディショナルタイムには、兵庫が相手ゴール前で直接FKを得ますが、梅林早知選手の蹴ったボールはバーを叩きました。0-0のまま50分が終了し、10分(前・後半5分)の延長戦でも決着がつかず、勝負の行方はPK戦へ。両チーム5人が成功した後、兵庫は6人目が外しましたが、GK西田選手がその後、相手のキック2本を止める大活躍。6-5でPK戦を制した兵庫が3大会ぶり5度目の優勝を果たしました。兵庫はフェアプレー賞も受賞、大会MVPには決勝戦で3本のPKを止めた同チームの西田選手が選ばれました。3位となったのは長野フレンズ(長野/北信越)。10分にセットプレーから奪った1点を守り切り、HABATAKE(北海道)に競り勝ちました。

第25回全国レディースサッカー大会

第25回全国レディースサッカー大会

その他の順位別トーナメントも白熱した戦いとなりました。2位トーナメント決勝は広島FCレディース(広島/中国)対USED FC TDS 大阪(大阪/関西2)という前回大会3位決定戦の再現となり、USED FC TDS 大阪が2-0で勝利しました。3位トーナメント決勝は、おいでやす京都(京都/関西1)が地元・清水FCレディース(静岡/東海2)に2-0で完勝。4位トーナメント決勝は沖縄県レディース(沖縄/九州1)とFOOT CRUSADERS(千葉/関東4)が共に2ゴールを奪い、2-2の引き分けで勝利を分かち合いました。

第25回全国レディースサッカー大会

第25回全国レディースサッカー大会

第25回全国レディースサッカー大会


監督・選手コメント

仲程七絵選手(沖縄県レディース)
1次ラウンドはグループBという厳しい組に入りましたが、チャレンジする気持ちで楽しみにしていました。でも実際に戦ってみると、できないことが多かったです。ボールを止める、蹴るといった基本技術に差を感じました。常に自分たちのサッカーをしようと心掛けていましたが、相手のアプローチを受けるとプレーが制限されてしまいました。私たちのチームには学生時代に全国大会に出場した選手はいません。ですからこの大会で全国の強豪と対戦できるのが本当に楽しみなんです。元なでしこリーガーなどレベルの高い選手のプレーを間近で見ることができるのも刺激になります。サッカーは相手との駆け引きが面白いスポーツ。自分がイメージした通りのプレーができたときは気持ちが良いです。

相澤舞衣選手(USED FC TDS 大阪)
普段はMFですが、今大会ではサイドバックという新たなポジションに挑戦しました。試合を重ねるごとに発見があり、面白いポジションだなと感じました。私たちは地元のいろいろなクラブから選手が集まったチーム。個々の力を発揮し、楽しくサッカーをしようというのがコンセプトです。この大会には私たちと同世代ながら、日々トレーニングを積んで、勝利を目指しているチームが多く、その真摯な姿勢から学ぶことが多くありました。サッカーの魅力は友だちの輪が広がること。私自身、サッカーを通じて本当に良い出会いに恵まれてきましたから、今後もプレーを続けていきたいと思います。

豊増由美子選手(小平サッカークラブ)
今大会ではGKを務めましたが、本来はフィールドプレーヤーです。チームの正GKがケガで出場できなくなったため、大会前日に急きょ代役をこなすことになりました。決勝では、相手のシュートコースを切るポジショニングを意識しました。何より、チームメートがいつもより激しく相手に体を寄せて守備をしてくれたので、ここまで戦えたと感じています。私たちのチームは地元・小平で育った選手ばかりですが、私は地方出身です。東京に出てきたときは知り合いが一人もいませんでしたが、このチームに入って多くの友だちができ、10年も一緒にプレーしています。素晴らしい仲間と出会うきっかけをつくってくれたサッカーに感謝しています。

西田洋子選手(アジュール兵庫)
息子に「絶対に金メダルを取る」と約束をしていたので、(優勝できて)本当にうれしいです。決勝戦では、相手がかなりアグレッシブにくると分かっていたので、私たちは冷静にプレーすることを心掛けました。とはいえ、ファイナルなので私たちもかなり熱くなってしまいました(笑)。後半終了間際に自分のファウルでPKを与えてしまいましたが、「ここで終わるわけにはいかない」という強い気持ちで、(相手のキックを)弾き返すことができました。PK戦はチームメートを信じて、「絶対に防ぐことができる」という確信を持つことができました。私自身、かつてTASAKIペルーレFCでプレーしていました。現役時代は対抗意識から、他のチームの選手と言葉を交わすことはほとんどありませんでしたが、今大会ではかつてのライバルたちと笑顔で話すことができました。さまざまな人生経験を積んだ女性プレーヤーが交流を深めることができるこの大会は素晴らしい。サッカーは生涯スポーツであるということを実感でき、感動しています。


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第25回全国レディースサッカー大会

優勝 アジュール兵庫
準優勝 小平サッカークラブ
3位 長野フレンズ
会場:時之栖スポーツセンター 裾野グラウンド(静岡県裾野市)

日程・組み合わせなど大会情報はこちら

第25回全国レディースサッカー大会 <レディース・エイト(40歳以上)オープン大会>

優勝 FC町田ゼルビア・インターセプト
準優勝 広島FCレディース
3位 ポルト神戸FC
会場:兵庫県立三木総合防災公園(兵庫県三木市)

日程・組み合わせなど大会情報はこちら

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