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第38回JFAレフェリーキャラバンを広島県で開催

2018年09月14日

第38回JFAレフェリーキャラバンを広島県で開催

9月8日(土)から9日(日)にかけて、JFAレフェリーキャラバンを広島市のエディオンスタジアム広島で開催しました。

雨の中での開催でしたが合計40名以上の審判インストラクター・審判員が集まりました。

審判インストラクターは「プラクティカルトレーニング」をテーマとして理論・プランニング・指導実践を一貫して行いました。

審判員は、中国地域の審判指導者トレーニングセンターから派遣された講師により、チュータリングやプラクティカルトレーニングによる指導を体験しました。

JFAインストラクターコメント

岡野尚士 中国地域審判指導者トレセンマネジャー
本キャラバンは普段サンフレッチェ広島のホームスタジアムであるエディオンスタジアムで講義・実践ともに行われました。2日間ともあいにくの雨天でしたがプラクティカルトレーニング実践では非常に肌寒い中、受講生の皆さんの熱心な取組姿勢に救われました。インストラクターはグループ討議を経て作成したプラクティカルトレーニングを初めて実践し、スキルアップが図れ今後開催される県アカデミーや県イントレに向けて基礎の習得ができたと思います。現役審判員は初めてチュータリングやプラクティカルトレーニングといった指導を経験し、またプロフェッショナルレフェリー(PR)の飯田淳平氏の講義やトレーニング実践も経験し非常に刺激を受たことと思います。特に大学1年生と高校3年生の4級審判員の参加があり、上級審判員との交流により「基礎技術の習得」と「審判活動は楽しい!」と思ってもらえたと思います。今後も中国地域審判指導者トレセンのマネジャーとして地域の審判指導者の育成・強化に取り組んでまいります。

開催FA審判委員長コメント

松村和彦 広島県FA審判委員長
来年度から実施する広島県トレセン(レフェリーアカデミーとインストラクタートレセン)にむけて審判員や指導者の動機付けと様々な方々への周知を目的にして、天候的には恵まれない状況は続ききましたが、エディオンスタジアムという素晴らしい環境下で実施し、たいへん有意義な2日間となったと感じています。このキャラバンのテーマに「動きとポジショニング」を掲げ、参加者にプロフェッショナルレフェリーであられる飯田淳平氏に講演をしていただき、それを受けて、審判員はチューターリング「動きとポジショニング」・「PKのマネージメント」を実施しました。指導者は事前に渡された課題「PA内やその付近の判定精度の向上を目的にした動きとポジショニング」についてプラクティカルトレーニングシートの作成を4グループに分かれて行い、2日目に作成したプラクティカルトレーニングを参加審判員に実施しました。審判員も指導者も悪天候に負けずにそれぞれがそれぞれの立場で熱心に行っている姿が垣間見れて、来年度に向けての方向性を想像することができました。審判員や指導者のやる気を広島県審判委員長として、それが行える環境づくりと予算の確保をこれまで以上に推進していかなければならない、という決意も湧いてきました。広島県レフェリーキャラバンから学んだこと、感じたことなどを来年度に向けて広島県らしいトレセンのあり方を考え、広島県トレセンの構築に向けて頑張っていきたいと思っています。

受講者のコメント

小林直司 3級インストラクター
JFAレフェリーキャラバンに3級インストラクターとして参加し、大変貴重な経験をさせていただきました。緊張の中始まった講義では、飯田プロフェッショナルレフェリー自身の過去の苦い経験談を教材に、場の雰囲気を和ませてもらい、正しい判定を導くために『より良いポジショニング』の大切さを再確認出来ました。「プラクティカルトレーニングの特性」の講義では、『聞くだけでは忘れる』『見れば覚えられる』『行ったことは理解する』【理解する=人に説明でき、相手が理解出来る】この言葉が印象的でした。実際にプラクティカルトレーニングを作成する時に「フィッシュボーン」を使って必要な要素の拾い出しや、課題をチュータリングする際には、レフェリー自身に気付かせるように導くテクニックと参加している審判員が共有出来るように指導する事が大事だと勉強出来ました。今回、経験出来たことを地域に持ち帰り、審判員の指導をしていく過程で自らもスキルアップし、1人でも多くの審判ファミリーが増えるよう努力して行きたいです。

大藤翔平 2級審判員
この2日間は自分にとってとても有意義なものとなりました。多くの審判関係の方が一堂に会して研修をする機会は県内では滅多にありません。1日目と2日目で「動きとポジショニング」、「PK時のマネジメント」のプラクティカルトレーニングを行いました。一回行うごとにインストラクターの方や周囲の審判員から助言を頂き、そのアドバイスをすぐに実践することによって、回数を重ねるごとに動きや判定がスムーズに、そしてより正確になっていく実感がありました。この経験はこの先の自分のレフェリングにとって必ずプラスになるものであると感じました。我々審判員がこうして研修に集中し、たくさんの事を学べるのも周囲の方々の環境整備のおかげであると思います。周囲の応援してくださる方々のためにも自分の成長した姿で恩返しがしたいと感じました。

荒木裕里香 2級審判員
今回のキャラバンでは、「正しい判定を導くための指導・実践」がテーマでした。1日目の午前中には、PRの飯田淳平さんから「レフェリーの動きについて―正しい判定を導くために―」というテーマのお話をお聞きしました。対角線式審判法や角度と距離、予測についてお話をいただきました。一番印象に残ったことは、ポジショニングに正解はなく、常により良いポジションを考えて動いてみるといいとおっしゃっていたことです。午後からは、インストラクターと審判員にわかれての活動でした。ビデオを見て、どう動いたらよかったのかということについて、意見を出し合い、他の人の意見を聞くことで、自分には考えつかなかった新しい動き方の発見につながりました。また、次の展開を予測することの重要性と、状況によって自分で判断して動き方を変えなければいけないということを学びました。プラクティカルでは、チュータリングで学んだことを実践してみました。動きとポジショニングについては、やってみて自分の思い通りにいかなかったり、逆に思い通りにいったりした場面もあり、自分の中で少し整理ができました。PK時のマネジメントでは、チュータリングで学んだ手順通りに進めても、確認すべきことがうまく確認できなかったり、競技規則の理解不足で、自信をもって素早く判断ができなかったりする場面がありました。頭ではわかっていることでも、実際にやってみるとイメージとのズレがあることに気づくことができました。プラクティカルを終え、最後の振り返りの際に講師の方から話された、「見に行く」ということを考えたポジショニングをとることが大切であるということと、ミスしたことをプラスに捉えると成長につながるというという言葉がとても印象に残りました。「動きとポジショニングについて―PA内やPA付近の判定精度の向上―」というテーマで指導を受けました。1日目よりも、トレーニングの難易度があがっているように感じました。しかし、実践している審判員は皆、迷いなく判定しており、他の審判員の動き方やポジショニングを見るだけでも、吸収できることがたくさんありました。2日間を通して、たくさんのことを学ぶことができました。今回学んだことを活かして、今後の審判技術の向上に努めたいと思います。

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