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女子GKキャンプ JFA夢フィールドで3日間の活動を終える

2023年01月24日

女子GKキャンプ JFA夢フィールドで3日間の活動を終える

1月20日(金)から22日(日)、千葉県千葉市の高円宮記念JFA夢フィールドで女子GKキャンプを開催しました。選手・スタッフは、集合時のSmartAmp法検査で陰性を確認して活動をスタート。トレーニングはU-13、U-14/15の2グループに分かれて実施しました。

なでしこジャパン(日本女子代表)大塚慶輔フィジカルコーチのもと、毎トレーニング前に10~15分のGKのためのウォーミングアップメニューを実施。アップ後の選手たちは、いつもより身体が動きやすく、プレーしやすくなっていることを実感し、その後のトレーニングに励んでいました。大塚フィジカルコーチは、この3日間だけではなく、今後の自分たちのトレーニングでこのメニューを取り入れて継続していくことが大事だということを伝えました。

また2日目の夜は、U-13のグループは自分たちのトレーニング映像を見て分析をし、U-15のグループは、コーチと1対1でプレー映像を見ながら得意なプレー、苦手なプレー、今後のトレーニングについての指導を受けました。

3日間の限られた時間ではありましたが、同じGKのライバルであり仲間である選手たちは、ともに取り組んだトレーニング、プログラム、ピッチ外での時間を通して成長した姿を見せました。

GKコーチコメント

諏訪雄大 コーチ(JFAコーチ/JAPANサッカーカレッジ)
今回の女子GKキャンプは2022年度の集大成として、全国からU-15年代の選手19名(1名体調不良のため欠席)を招集して実施しました。オープニングでは「世界基準」と「なでしこらしさ」を再確認し、明確な基準と目標を持ってトレーニングをスタートしました。トレーニングはU-14/15のグループと、U-13のグループの2つに分かれて4テーマ(ブレイクアウェイ、クロスの守備、ディストリビューション、パス&サポート 順不同)行いました。どちらのグループも仲間と積極的にコミュニケーションを取りながら意欲的に取り組んでいる姿が印象的でした。また、プレー面ではミスを恐れずにチャレンジでき、テクニックの面でも質の高いプレーが随所に見られました。初日のミーティングでは、昨年行われた「FIFA U-17女子ワールドカップ インド2022」のTSG(Technical Study Group)からGK分析を、そして実際にU-17日本女子代表のGKコーチとして大会に参加した井嶋正樹コーチから、その場で感じた成果と課題など、臨場感あふれるレクチャーを行いました。選手たちにとって、そう遠くない未来を具体的に感じ取れる貴重な時間となりました。2日目のミーティングでは、撮影したトレーニング映像を使用し、自分自身のプレー分析を行いました。GKプレーの3局面を意識しながら客観的にプレーを見ることで、成果と課題を明確にする時間となりました。課題だけでなく成果も明確になったことで、最終日のトレーニングでは自信を持ってプレーしている姿が多く見られました。
このキャンプが終わると、選手たちは間もなく次のカテゴリーへと上がっていきます。この3日間のキャンプで得たものを糧に、もう一回りも二回りも成長し、次のカテゴリーでも周囲を引っ張っていける選手となることを心から期待しています。女子GKキャンプへご理解いただき、選手を送り出していただいた保護者、学校、所属クラブ・チーム関係者の皆様、選手育成に携わっていただいている各地域のトレセンスタッフの皆様、充実したトレーニング環境をサポートしていただいている各施設の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

選手コメント

菊原悠愛 選手(ソレステレージャ奈良2002)
私は今回が2回目の参加でした。前回のトレーニングキャンプを終えての自分の課題は、もっともっと自分のプレーの幅を広げ、色々なことにチャレンジすることでした。その課題を所属チームに持ち帰り練習に取り組んできました。そして今回またこのような機会をもらい、今回は失敗をしてもいいから、指導してもらったことをまずはどんどん思い切ってチャレンジをするようにしようと決意して参加しました。初めてやるトレーニングもあり、一緒に練習をするライバルからもたくさんの刺激がありました。私の夢は日本のゴールを守ることです!まだまだだけれど、ここでの経験を生かし、常にガッツを忘れず自分を高めていきたいです。最後になりましたが、このキャンプに関わってくださった皆様、ありがとうございました。

大久保由奈 選手(八女学院女子フットボールクラブ)
今回のこの3日間のキャンプでたくさんの知識を得ることができました。一緒にプレーをしたU-15の選手たちや世界で活躍している選手たちのプレーを見て、まだまだ自分のプレーは甘いなと思いました。私は、プレー中の移動が遅いとよく所属チームのコーチから指摘されていますが、このキャンプを通して、サイドステップやクロスステップなどのステップの動きを教えてもらい、少しずつ成長している気がしました。一方でこの3日間でたくさんの課題も見つかりました。その課題と学んだことを所属チームに持ち帰り、次回選ばれた時に成長した姿を見せられるように頑張ります。私は「なでしこジャパン」という大きな夢に向かいながら、近くで支えてくださっているみなさんに恩返しができるように突き進んでいきます。今回GKキャンプに関わってくださった関係者のみなさん、選手のみなさんありがとうございました。

永井愛理 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
はじめに、このような素晴らしい環境、高い強度を要求し合える選手たちやスタッフの方とサッカーができたことを嬉しく思うと共に、とても感謝しています。今回、約2年後に行われる「FIFA U-17女子ワールドカップ」について考える機会が多くあったと感じています。トレーニングでは、一本一本のパスや、キャッチングの質、ステップワークの部分など、世界を意識し追求しました。また2日目の夜のミーティングでは、自分のプレー分折を井嶋コーチと対面でさせていただきました。その際過去の自分のプレー映像と今のプレー映像を比較して見ることで、良くなってきた所やこれからの課題など、自分では気付けていなかった所も知ることができました。これからチームに戻り、課題や自分に足りない所を見つめ直し、改善し成長していきます。

富井涼 選手(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
まずはこのような大変な状況の中、私たちのために素晴らしい環境を作り上げ、準備してくださったスタッフの方々や指導してくださったコーチの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。トレーニングではシュートストップでのステップの仕方やクロスボールの対応の仕方について学びました。またコーチが一つ一つのプレーに対して良かったところや改善した方が良いことを教えてくださったので、自分自身のプレーに対する考え方を変えることができました。チームに戻ってからも継続してさらにレベルアップしていきたいと思います。またミーティングでは、自分が世界で戦う第一歩となるU-17女子ワールドカップの試合映像を見て、世界と戦って勝つために必要なことを学びました。他にもその日のトレーニング映像を見て分析をしました。映像を見て自分のプレーについて考え直すことで、プレー中には分かっていなかったことを課題として取り上げ、改善方法を考えることができました。この3日間は、自分にとってすごく良い刺激になりました。今回のGKキャンプで学んだことをチームに戻ったらさらに研磨していきたいと思います。

女子GKキャンプとは

将来のなでしこジャパンのゴールキーパー(GK)を発掘・育成するプロジェクト。
日本女子サッカーの強化・育成の鍵であるU-15(中学生)年代前後の選手を「強化」「育成」「普及」の観点から選出し、継続したトレーニングを行う。

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