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川崎F、盤石の試合運びで完封勝利 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EAST第20節

2023年11月20日

川崎F、盤石の試合運びで完封勝利 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EAST第20節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EASTは11月18日(土)と19日(日)に第20節の6試合を行いました。東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)では、FC東京U-18(東京)と川崎フロンターレU-18(神奈川)が対戦しました。

ピックアップマッチ

FC東京U-18 0-2(前半0-1、後半0-1)川崎フロンターレU-18

両チーム合わせて450人ものファン・サポーターが来場したU-18版「多摩川クラシコ」は、「選手たちが相手の強さを感じて強気な姿勢を出せなかった」とFC東京の奥原崇監督が振り返ったとおり、立ち上がりから川崎Fのペースで進みます。素早いチェックで相手のパスを寸断しつつ軽快にパスをつなぎ、主に右サイドから好機を創出。7分にはパスワークからFW岡崎寅太郎選手(#9)が惜しいシュートを放ち、17分には再び右サイドで起点をつくってクロスボールを入れ、岡崎選手がゴール前に飛び込んでいきます。

迎えた29分、先制点も右サイドからでした。MF尾川丈選手(#10)からのパスを受けたDF江原叡志選手(#2)がクロスボールを入れると、逆サイドからMF岡野一恭平選手(#11)がヘディングシュートをたたき込みました。

FC東京が良い形で相手ゴールに迫ったのは、DF金子俊輔選手(#24)がドリブルからシュートを狙った39分の場面。前半のFC東京のシュートはこの1本のみで、川崎Fが優勢のままハーフタイムを迎えます。

後半の立ち上がりはFC東京が積極的な攻撃を見せ、ゴールに迫る場面もつくりますが、川崎Fの選手たちは技術力の高さを生かして相手をいなしつつ、自分たちのペースに持ち込みます。56分に岡崎選手が右サイドを突破してゴールライン際からクロスを入れ、岡野一選手が飛び込んだ場面はシュートをうまくヒットさせることができませんでしたが、73分に岡崎選手が仕事をします。左サイドに開いてパスを受けるとそのままドリブルで切り込み、「相手のDFとGKが重なったので、GKから見えないコースを狙った」という絶妙なシュートをファーサイドに流し込みます。

FC東京は選手交代をしながら反撃を試みますが、86分にFW山口太陽選手(#9)が遠目の位置からシュートを放つのが精一杯。熱気に満ちた「多摩川クラシコ」は川崎Fの快勝でタイムアップとなりました。

監督・選手コメント

奥原崇 監督(FC東京U-18)
前半、選手たちが相手の強さを感じたと思いますし、それによって気持ちの部分で強気な姿勢を出し切れなかった。最初の入りがゲームを大きく左右したと思います。大勢の方に見ていただいてありがたかったですし、フロンターレさんと毎年、意識しながら対戦する中で、どれだけ能力を発揮できるかが今後につながっていくと思います。リーグ後半戦は残留に向けて取り組んでいますので、自分たちの力で達成できるように頑張っていきたいです。

FW #13 岡崎大智 選手(FC東京U-18)
全体的に攻め込まれる展開で、自分たちも攻め切りたい場面が何度かあったのですが、結果として得点を奪えず、2失点してしまいました。11人全員で守備にいくという話をしていた中、そこを外してくるところは相手がうまかったです。自分のプレーは、守備面は良かったのですが、攻撃でチャンスをつくれなかったことが反省点です。難しい状況が続きますが、ようやくチームが一丸となってきたので、(次節は)全員の力で勝ちたいと思います。

長橋康弘 監督(川崎フロンターレU-18)
残り3試合全てに勝つために、あまり難しいことを考えず、目の前のゲームに集中しようと準備してきました。選手たちは一生懸命戦ってくれたと思います。相手のFC東京さんは小さい頃から切磋琢磨してきた仲間ですし、他の試合とは違うモチベーションが選手たちにあるので、それを思い切り出してほしいという話をしました。相手の戦い方はシンプルでしたが、それにどう対応するか、選手たちが冷静にしゃべりながら対応してくれました。

FW #9 岡崎寅太郎 選手(川崎フロンターレU-18)
得点を決めるまでに何度かチャンスを逃した場面がありましたが、自信を持って打っていればいつかは決まるだろうという気持ちでいましたし、ラストパスなどシュート以外の部分は良い感触でできていたので、シュートを打ち続けていれば入るだろうと思っていました。最初はDFを抜くことを考えてドリブルしていたんですが、相手のDFとGKが重なった瞬間があったので、GKからボールが見えないだろうと思ってファーサイドを狙いました。

その他の試合結果

昌平高校 2-1(前半0-0、後半2-1)旭川実業高校
青森山田高校 2-1(前半1-0、後半1-1)前橋育英高校
柏レイソルU-18 3-0(前半1-0、後半2-0)尚志高校
大宮アルディージャU18 1-0(前半1-0、後半0-0)流通経済大学付属柏高校
横浜F・マリノスユース 1-2(前半1-1、後半0-1)市立船橋高校

旭川実業高校(北海道)は奮闘もおよばず僅差で昌平高校(埼玉)に敗れ、来季のプリンスリーグ降格が決定しました。首位・青森山田高校(青森)は前半と後半に1点ずつを挙げ、2-1で前橋育英高校(群馬)に勝利。相手のシュートを2本に封じるなど堅守が光りました。その青森山田にプレッシャーを掛けたかった尚志高校(福島)は、柏レイソルU-18(千葉)の強力な攻撃陣に苦しみ、0-3で敗戦。一方の柏はこれで4連勝と好調です。11位の大宮アルディージャU18(埼玉)は7分にMF種田陽選手(#10)が挙げたゴールを守り切り、チームに貴重な勝ち点3をもたらしました。10位の横浜F・マリノスユース(神奈川)が市立船橋高校(千葉)に敗れたことで、大宮と横浜FMは勝ち点17で並んでいます。

首位の青森山田高校は2位の川崎フロンターレU-18、3位の尚志高校との勝ち点差は4をつけており、次節で勝利、または2位、3位の結果次第で優勝が決まります。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2023年4月1日(土)~2023年12月3日(日)

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