JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 【Match Report】パリへの一歩は白星で。U-21日本代表、ドバイカップ初戦でクロアチアを破る

ニュース

【Match Report】パリへの一歩は白星で。U-21日本代表、ドバイカップ初戦でクロアチアを破る

2022年03月24日

【Match Report】パリへの一歩は白星で。U-21日本代表、ドバイカップ初戦でクロアチアを破る

アラブ首長国連邦(UAE)にて開催される国際親善大会ドバイカップU-23が現地時間23日(水)に開幕し、U-21日本代表は初戦でクロアチアと対戦しました。

2年後の第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)を目指して今年から本格的な活動をスタートさせたチームにとって、今大会は最初の海外遠征であり、国際試合となります。大岩剛監督は「今後このグループが前進を続けていく、そのための第一歩だというところは意識をさせた」と語りました。また、DF西尾隆矢選手が「この情勢下で海外遠征をさせてもらえることに本当に感謝しながら戦わないといけない」と話したように、強い気持ちで試合に臨みます。

日本のスターティングラインナップは、GKに鈴木彩艶選手(浦和レッズ)、DFが半田陸選手(モンテディオ山形)、馬場晴也選手(東京ヴェルディ)、西尾選手、成瀬竣平選手(名古屋グランパス)、MFの中央には藤田譲瑠チマ選手(横浜F・マリノス)と田中聡選手(湘南ベルマーレ)が並び、右に甲田英將選手(名古屋グランパス)、左に斉藤光毅選手(ロンメルSK)、トップ下に鈴木唯人選手(清水エスパルス)が入り、藤尾翔太選手(徳島ヴォルティス)が1トップを張る形となりました。

試合は序盤から日本がボールを支配する形で推移します。厳しい陽射しが照り付ける中でクロアチアは5バックの布陣でスペースを潰し、守備に人数を割きながら一瞬の隙を狙っていく形を採用。これに対して日本は、ピッチの幅を広く使う形でボールを動かしながら、サイドの選手が果敢に仕掛けることでチャンスを掴んでいきます。前半の22分には斉藤選手の仕掛けから藤尾選手がヘディングで狙うビッグチャンスも訪れますが、ここは相手GKに阻まれました。

その後も日本は相手陣内に攻め入りますが、「相手のリーチの長さなど、久々に海外の選手たちと戦ったために感覚の違いもあった」(大岩監督)こともあって、なかなか得点には至りません。逆に、後半開始早々にクロアチアに立て続けのビッグチャンスがあるなど、緩急をつけて試合を運んでくる油断ならない相手との緊張感のある攻防が続きます。

この流れを打破したのは交代選手たちでした。81分、藤田選手の縦パスを受けた途中出場のFW小田裕太郎選手(ヴィッセル神戸)がワンタッチでボールをはたいてペナルティーエリア内へと猛ダッシュ。これに荒木遼太郎選手(鹿島アントラーズ)が同じくワンタッチで浮き球のボールをスペースへと流します。「本当に(パスが)出てきてビックリした」と言う小田選手が、絶妙のアシストを受けて冷静にGKもかわし、決勝点をしっかりと流し込みました。

その後は交代枠を使い切ったあとの日本に負傷する選手が出るなど難しい時間もありましたが、GK鈴木選手ら守備陣も冷静に対応。1-0で初戦を白星で飾りました。

監督・選手コメント

大岩剛 監督
今日の試合、非常に過酷な気候の中で選手たちは戦ってくれて、試合前にはやるべきことをしっかりとやり、試合の中でもよく頑張ってくれました。焦れずに、正確に、そして大胆にというところを要求してきました。守備のところも含め、練習時間は短かったですけれども、非常によく選手たちが思考を止めずにやってくれたかなと思います。このゲームへの向かい方というのは評価していいと感じています。

FW #19 小田裕太郎(ヴィッセル神戸)
仕掛けの部分はJリーグでもできていたので、それプラスアルファ、結果を出すことを意識していました。0-0でなかなか決め切れていない状況だったので、自分が入ることで仕掛ける部分で違いを出したり、ゴールやアシストだったりという結果を残したいなという強い気持ちで入りました。ゴールの場面は、うまく意思疎通が取れていたのかなと思います。

MF #10 斉藤光毅選手(ロンメルSK)
個人的には点が取りたくて、結果も残したかったんですけれど、チームが勝てたことについては良かったと思っています。でも、(点を取れる)チャンスも多かったですし、自分自身もボールをロスしたり、まだまだやらないといけないところがあると感じました。個人として、チームとしてもしっかり振り返ってやっていきたいと思っています。

DF #18 内野貴史選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
(各年代を通じて初めての日本代表戦だが)日の丸を背負って戦うのはずっと目標にしてやってきた。それを今日、自分の中でそれが達成できて素直に嬉しかったです。とにかく今日も試合に入るときに「失うものはない」という割り切った気持ちを持って、100%で戦うことを意識していました。

Dubai Cup U-23

大会期間:2022年3月20日(日)~2022年3月29日(火)
会場:ドバイ(UAE)/Al Awir Stadium、Al Maktoum Stadium
TV放送:CSテレ朝チャンネル2

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー