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前日練習、なでしこジャパンは集中力を高め準決勝へ

2022年02月03日

前日練習、なでしこジャパンは集中力を高め準決勝へ

2月2日(水)、なでしこジャパンはAFC女子アジアカップインド2022の準決勝・中国女子代表戦を翌日に控え、約70分のトレーニングを実施しました。

3日(木)に対戦する中国女子代表は、グループAを11得点・無失点の2勝(※インド女子代表が大会規定により辞退のため3チームでの総当り)で勝ち抜き、準々決勝はベトナムを3-1で下してここまで全勝を続けています。直近5試合の対戦成績は日本が4勝1敗と勝ち越していますが、通算成績では17勝7分17敗と全くの互角。今大会ではWang Shuang選手が5得点、Wang Shanshan選手が4得点を挙げ攻撃を牽引し、チームに勢いをもたらしています。

そんな中国を相手に迎えるなでしこジャパンはこの日、午前にトレーニングを実施。ステップワークに始まり、リラックスしたムードでのボール回しなどで身体を起こし、その後は準決勝の戦いを想定した戦術の落とし込みを行いました。トレーニング中は終始選手同士で互いに声を掛け合いながら、それぞれのポジションや局面で求められる連係を確認。攻守に渡って翌日に向けた最終準備を終えました。

練習後には大会公式の前日会見に池田太監督、植木理子選手が登壇。池田監督は中国の印象について「前線には自由に動いてクリエイティブな選手がいる」と語り、また植木選手は明日の試合に向けて「チームを勝たせるゴールを決めたい」と、タフな戦いが予想される準決勝に向けてそれぞれの考えを話しました。

グループステージ初戦から10日間で4試合を戦い、明日が大会5試合目となる準決勝。コンディショニングに細心の注意を払いながらも試合で得た課題と成果を積み重ね、なでしこジャパンはベスト4まで勝ち上がっています。決勝進出を懸けた一戦は、2月3日(木)19:30キックオフ(日本時間23:00)です。

監督・選手コメント


池田太 監督
チーム一丸となって準々決勝を勝ち進むことができ、嬉しく思います。明日の中国戦に向け、今までに比べ1日多く、3日間準備することができましたし、準決勝が楽しみです。過去の対戦成績よりも現状のパフォーマンスをもって明日の試合に臨んでいきたいですし、選手も明日の戦いに向けて良い準備ができていると思います。今大会5試合目になるので負傷している選手も少しいますが、それぞれの今の段階の中で戦える準備をしている状況です。
中国はサイドバックの選手が高くポジションを取ってきたり、また前線には個性のある選手もいます。注意すべき選手、チームでやってくることを選手と共有して戦いたいです。前線で自由に動けるクリエイティブな選手がいるので、そこを抑えることと、試合を通じて我々がゲームをコントロールできればと思います。ノックアウトステージなので勝ち上がるにはゴールが必要ですし、先制点をより大事にして戦っていきたいです。

DF #12 乗松瑠華 選手(大宮アルディージャVENTUS)
今までの試合と違い今回は中3日空いた中で、今までの試合の課題を修正しつつ、自分たちの良さである前線でのコンビネーションや攻撃のスイッチを入れるタイミングなどをすり合わせ、良い準備ができていると思います。ここまでは比較的相手陣地でプレーできる時間が長かったですが、そこのスピードアップのタイミングや連係でのミス、技術的なズレもけっこうあったので、自分自身はそこを意識しながらトレーニングしてきました。国内トレーニングキャンプでは得られない、試合を勝っていくなかで得られるものがチームの雰囲気にはあると思いますし、チームがどんどん良くなっているのを肌で感じています。中国はスピードもあるし高さもあり、フィジカル的に優れている選手も多いですが、個人的にはそれに怖がらず、自分のフィジカルに自信を持ってプレーしたいと思います。これまで戦ってきた相手とは違うので、ちょっとした準備の早さやリスクマネジメントにはこだわっていきたいです。
勝者としての雰囲気は勝ち続けてこそ出てくるものだと思っています。チームでうまくいかない時間帯でも今までやってきたこと、やるべきことをやり続けられるかが大事になると思いますし、自分もひとつのことに集中しすぎるのでなく、客観的にチームを見て行動できればと思っています。

DF #22 宝田沙織 選手(リンシェーピングFC/スウェーデン)
タイ戦は女子ワールドカップの出場権を懸けた戦いとして無事勝つことができたので、次の目標はアジアでの優勝です。そのためにも中国戦はすごく大事な試合になるので、いい準備をしていきたいと思います。
中3日あったので、練習の強度を上げる日と調整する日を通し、コンディションをうまく維持できたと思います。個人的には攻撃的なポジションで出たときは得点に絡むプレーを、守備的なポジションで出たときはしっかり守りながら、かつ攻撃参加していきたいと、やるべきことは整理できています。どのポジションで出場するかは試合の状況で変わってくるので、試合を見ながらいろいろなポジションでプレーすることを考えながら準備しています。中国は手強い、簡単に勝つことができない相手だと感じています。ただ、日本は周りがよく見えるチームだと思いますし、日本らしい技術や判断を生かして得点していきたいです。

MF #16 林穂之香 選手(AIKフットボール/スウェーデン)
タイ戦は前半から点が取れ、後半選手が入れ替わりながらも得点を重ねて勝てたので良かったと思います。個人的には初戦で負傷交代してしまったものの、この試合で復帰できました。中国戦に向けてコンディションを整えてしっかり準備できていますし、大事な一戦になるのでチームに貢献したいと思います。
中国は7番の選手(Wang Shuang選手)が中盤に降りてきたり自由に動くので、そこへの対応は今日の練習でもディフェンスラインの選手やボランチ同士、またフォワードも含めて話し合いながら準備はしました。自分で見ての判断と仲間の声掛けで助け合いながら、仕事をさせないようにしていきたいと思います。
攻撃の面でペナルティエリアの付近でどこに進入していくか、ワンタッチのタイミングでのサポートをどう作るかを、試合を重ねるごとに改善でき、チームになってきたなと思います。押し込まれているときは割り切って守備の時間だと共通意識を持って耐えるということ、その中でも流れを自分たちの方に持ってくるために、どこかでスプリントを掛けて攻撃に厚みを持たせたり、流れを変えるためにシュートまで行くということも大切だと思います。また相手の時間帯で自分たちが点を取れればチームとして助かるので、苦しい時間帯でどれだけ切らさずに前にボールを運んでいけるかが大事だと思います。

FW #19 植木理子 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
チーム全員でFIFA女子ワールドカップの切符を取り、この準決勝を戦えることを嬉しく思います。決勝戦を戦うため、優勝するためにこの準決勝は次の一歩だと思っています。良い準備ができていますし、すごく楽しみです。
準決勝という意味でも、対戦相手が中国という意味でも、次の試合はレベルの高い、タフな試合になると予想しています。チームとして先制点を取って流れに乗り、90分で決着をつけたいですし、自分自身もフォワードとしてチームのゴールに関わりたいです。タイ戦はチームとしてゴールを多く取れたことは良かったですが、中国戦ではそれを再現するというより1試合、1試合大事な試合として、中国という相手に対しての良い準備をしていきたいです。今回は中3日ありましたし、勝利に向けてチーム状態も良いです。選手同士がコミュニケーションを取る時間もあったので、すごくいい状態で試合に臨めると思います。
ゴールを奪うために、自分に近いポジションの選手や関わりやすい選手とコミュニケーションを取っています。試合を重ねるにつれてお互いの関わりからのゴールも増えていますし、個人としても仕掛けからゴールが取れているので自信になっています。次の試合も今まで以上にいろいろな選手と関わりを高めて、ゴールに近づいていくことが点を取るために必要かなと思います。私はフォワードなのでゴールを取ることが一番の仕事だと思いますし、フォワードはチームの中でも最もゴールの近いポジションです。ここまで3点取れていることは自信に繋がっていますが、チームを勝たせるゴールを決めることが一番の役割だと思うので、多くてあと2試合、チームを勝たせるゴールを決められるようにしたいです。

AFC女子アジアカップインド2022

大会期間:2022年1月20日(木)~2月6日(日)

ノックアウトステージ上位5チームがFIFA Women's World Cup Australia & New Zealand 2023™への出場権を獲得
(※ただし、上位5チームにオーストラリアが入っていた場合、6位までのチーム)

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