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JFAフットサルGKキャンプ2021① 高円宮記念JFA夢フィールドで2日間の充実したトレーニングを実施

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2021年04月19日

JFAフットサルGKキャンプ2021① 高円宮記念JFA夢フィールドで2日間の充実したトレーニングを実施

将来のフットサル日本代表ゴールキーパー(GK)を育成・強化することを目的に行われ、今年で4年目を迎えるフットサルGKキャンプ。2021年の第1回(年2回開催)は4月17日(土)から2日間、高円宮記念JFA夢フィールドで開催しました。U-20年代およびU-18年代、そして今年はU-16年代と幅広い年齢層の選手が10名選出され、フットサル日本代表の内山慶太郎GKコーチと、尾澤秀アシスタントGKコーチ(シュライカー大阪/アルコ神戸)によるトレーニングを行いました。

集合時にSmartAmp法検査をスタッフ・選手全員が受け、陰性の確認が取れてから活動を開始。冒頭のミーティングで内山コーチは、2日間のキャンプでフットサルのGKに必要とされるスキルについて理解し、その上で求められる攻守のスキルを習得することを伝えました。また、参加選手は日本の若手GKの代表であることを自覚して、ピッチ内外の振る舞いも相応しい姿勢と習慣を心掛け、いかなる場面でも最高のパフォーマンスを発揮するために良い準備を心掛けるようメッセージが伝えられました。

初日のトレーニングは13:30と18:00からそれぞれ90分のトレーニングに臨みました。全体でウォーミングアップを行った後、セービングとブロッキングをテーマにしたメニューに取り組みました。ピッチが狭く展開が速いフットサルにおいて、瞬時のステッピングや構えが次の動作を左右し、結果的に失点を防ぐことに繋がることを再認識しながら初日の2セッションを終えました。

夕食後のミーティングでは「試合で最高のパフォーマンスを発揮するための良い準備とは?」というテーマでディスカッションをしました。各選手が思うことを1つずつ発表し、その上で内山コーチより試合に向けた準備、そのためのトレーニングに向けた準備、また基礎となる日常生活での準備と各シーンでの準備の重要性を具体的な例を用いながら全選手へ共有していきました。トレーニングで疑問に感じた点や自クラブで疑問に思っている点などを両コーチに質問するなど、ピッチ外でも多くのことを学ぼうとする姿が見られました。

最終日の3セッション目では、初日に取り組んだ内容を複合的に実践する試合に近い内容のメニューに取り組みました。普段はゴールマウスに立ちはだかる選手たちがFP役も担って3対3のミニゲームを行い、GKの攻撃参加の部分やプレス回避にも挑戦しました。短い期間の中でも選手たちは同世代の同じポジションの選手達と切磋琢磨する関係を築き、トレーニング中には互いに声を掛け合う姿が見られ、良い雰囲気で最後のトレーニングを終えました。

活動期間中にはフットサル日本代表のブルーノ・ガルシア監督、鈴木隆二コーチ、U-20フットサル日本代表の木暮賢一郎監督も会場を訪れて育成年代の選手たちのトレーニングを見学。選手達は日本のトップ選手達を指導する面々の前で精力的にトレーニングに臨みました。

最後の全体ミーティングでは、内山コーチから、このキャンプで吸収したことを所属クラブに戻ってから各自で取り組み、代表での再会を期待していることが伝えられて解散となりました。次回のJFAフットサルゴールキーパーキャンプ2021は、異なる選手を招集し、5月にJFA夢フィールドで開催予定です。

コーチ・選手コメント

内山慶太郎 GKコーチ(JFA)
今年度の1回目となるフットサルGKキャンプを無事に終了することができました。1日目はオープニングでこのプログラムの目的や意義、そして参加する選手に求められる姿勢やスキルを映像も交えながら確認し、全員がマインドセットを行った上でピッチでのトレーニングに移りました。2部構成となったトレーニングではステッピングや構えといった基本を丁寧に確認しながら、セービングとブロッキングをテーマに取り組みました。
2日目のセッションでは、足元の技術を使ったプレス回避とビルドアップ、そして1日目で共有したポイントを再確認した上でグローバルトレーニングを行いました。選手は常に自身と真剣に向き合い、数多くのチャレンジを見せてくれたと思います。また、クロージングではキャンプ中のトレーニング映像を用いて様々な事例を説明・確認し、所属チームに戻って更なる成長を目指すことを約束し解散となりました。
コロナ禍が続く中で、通常の活動とは違った難しさのある状況でしたが、参加した選手、スタッフ、そして派遣いただいた関係者の皆さまのご協力により無事に全日程を終えられたことに感謝を申し上げます。

尾澤秀 アシスタントGKコーチ(シュライカー大阪/アルコ神戸)
今回のトレーニングはセービング、ブロックの基礎トレーニング。そして、ディストリビューション。基礎トレーニングで向上した技術を実戦に近い強度へアダプトさせる内山コーチの素晴らしい指導。その指導を受けて3セッションの間に成長していく選手たち。その選手が成長する瞬間を体感することができ、自分自身が指導者として成長できるとても貴重な時間でした。ただ、良い経験ができたではなく、この経験を自身が指導している選手へしっかりと伝えていきます。また今回参加した選手の今後の成長、そして活躍を楽しみにしています。コロナ禍の中、沢山の方が尽力してくださったおかげでGKキャンプを開催することができたこと、そしてアシスタントとして携わらせていただいたこと、関係者の皆様に心から感謝致します。ありがとうございました。

GK 中澤航 選手(湘南ベルマーレフットサルクラブロンドリーナ)
まず、この情勢の中で様々なサポートがあり、このような素晴らしい環境をいただけたことを感謝します。本当にありがとうございました。今回のトレーニングでは、今までのGKキャンプで言われてきたことを全て意識して行いました。自分の中で足りていなかったブロックの形、ポジショニング、手の出し方など、足りない部分の改善と発展につなげていくことができました。それでも、フィジカルであったり、腕の使い方などをこれまで以上に意識して、これからに繋げていきたいと思います。

GK 成田宇弘 選手(ペスカドーラ町田アスピランチ)
今回のGKキャンプ開催にあたり、コロナ禍の中で安全に行うためににサポートいただいたコーチ、関係者に感謝しています。トレーニングではセービング、ブロックなど自分の弱い部分を少し克服することができました。今回のトレーニングで得た知識や技術を自分のチームに持ち帰り、日々の練習で少しでも成長していけるように努力したいと思います。また、人としても成長していけるように頑張ります。

GK 井戸孔晟 選手(DEL MIGLIORE/CLOUD 群馬 セグンド)
新型コロナウイルスの影響もある中フットサルGKキャンプ2021が開催されたことにすごく感謝しています。同年代のライバルの選手たちとプレーをして自分の強い部分、自分に足りない部分など見つけ出せた有意義な時間でした。2日間フットサルに集中できる環境で素晴らしいトレーニングをできたことは今後のフットサル人生にとってすごく大きなことだと感じました。このような経験を忘れることなくチームに帰って日々の練習から積み重ね努力していきます。世代別の代表などに呼ばれるように頑張ります。

GK 宮原優成 選手(エスタボンU15)
コロナウイルスが流行する中、GKキャンプを開催してくださった代表関係者の皆様ありがとうございます。世代がひとつ上の代表に入っている選手たちと練習ができてとても刺激をもらいました。GKキャンプの2日間、高い強度で練習をして、自分にとって足りていないものを知ることができました。2日の間に改善できたことはほんのわずかで、ほとんどは改善できていないので、チームに戻って改善して、目標に向けて成長していきたいと思います。このような経験をさせていただいてありがとうございます。

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