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ユニバーシアード日本女子代表候補 最終選考キャンプを終える

2019年04月19日

ユニバーシアード日本女子代表候補 最終選考キャンプを終える

ユニバーシアード日本女子代表候補は18日(木)、静岡県で2泊3日に渡り開催していた最終選考キャンプを終えました。最終日は晴天に恵まれ、暖かな日差しの中で紅白戦(20分×2本)を実施しました。試合前とハーフタイムにはそれぞれ望月監督より、状況に応じた判断で“良い距離感”でプレーすること、パスの出し手のタイミング、受け手のタイミング、守備のタイミングという3つのタイミングを意識してプレーするようアドバイスがありました。選手たちは疲労もあるようでしたが、それぞれのストロングポイントをアピールするとともに、キャンプで得られた成長を発揮しようとプレーする姿が多く見られました。

トレーニング後、望月監督は「自分が監督だったら、選手にどんなことを伝えるか」を選手に問いながら、改めて世界で戦う上で日常を変えることの重要さを伝えました。具体的には常に11対11の試合を想定し、ハイスピード・ハイプレッシャーの中でのトレーニングなどが求められ、チームは解散しました。
ユニバーシアード日本女子代表は今後、6月下旬の国内直前キャンプを経て、7月2日(火)より開始されるユニバーシアード競技会2019(ナポリ/イタリア)に出場します。

監督・選手コメント

望月聡 監督
4日間の最終選考合宿トレーニングを、誰も怪我をすることなく激しいプレーを続けた選手たちには、明るさとともにたくましさも感じられました。合宿期間中、選手には「主体性」「スピード」「攻守において良い距離感」を要求し続けました。「主体性」においては、“何事にも自分から”という意識はあったと思います。「スピード」に関する成果としては、高校男子選手とのゲームで、時間の経過とともに攻撃と守備の対応力が高まっていきました。しかし、更なる対応力の向上と、実践できる時間を長く続けること、また質を高めていく必要があります。奪われたらすぐ奪い返す素早い守備の意識とポジショニング、奪ったらすぐゴールを目指す素早い意識とポジショニングという切りかえのスピードを高めるためにも、攻守において良い距離感をさらに求めていく必要があります。今後ナポリで行われるユニバーシアード本大会に向けて、日常のトレーニングの中で、ハイスピード・ハイプレッシャーを意識し、プレーの質とスピードを世界基準に高めていくことが重要と考えられます。

GK 福田まい 選手(日本体育大学)
4日間の合宿は、最終選考ということでゲームがメインでした。2日目の練習試合では、一つ一つの局面に対応することはできてもゲームをうまく動かすことができなったですが、3日目の練習試合ではゲームコントロールする時間帯が増え、点を取ることもできました。世界大会では、ボールを持っていなくても日本がゲームコントロールできるようにしていきたいと思いました。

MF 松本茉奈加 選手(早稲田大学)
今日で最終選考の合宿が終わりました。初招集で緊張しましたが、合宿の中でたくさんコミュニケーションをとることができ充実した時間になりました。トレーニングや試合では、自分のレベルや足りないもの、通用するところが明確になり、世界で戦うためにはもっとレベルアップしなくてはいけないと思いました。7月に開催されるユニバーシアード競技大会に向けて自身のチームに帰っても、常に世界をイメージし練習に取り組んでいきたいと思います。

MF 原優香 選手(姫路獨協大学)
今回は最終選考合宿ということで少し緊張もしましたが、コミュニケーションを積極的にとり、自分の良さを出せたと思います。二日間行った男子高校生との試合では、自分たちよりも身体能力の高い相手に対して予測することと準備を早くすることの重要性を感じました。チームに戻っても世界基準の意識を持ち、サッカーへの理解と自身のストロングポイントを高める努力をしていきたいです。

スケジュール

4月15日(月) PM トレーニング
4月16日(火) AM トレーニング
PM トレーニングマッチ vs. 飛龍高校男子サッカー部
4月17日(水) AM トレーニング
PM トレーニングマッチ vs. 飛龍高校男子サッカー部
4月18日(木) AM トレーニング

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

今後の予定

6月下旬 第30回ユニバーシアード競技大会(2019/ナポリ)直前合宿
7月3日(水)~14日(日) 第30回ユニバーシアード競技大会(2019/ナポリ)本大会
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