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JFAエリートプログラム女子U-13、韓国との第2戦では勝利を収める

2015年11月10日

JFAエリートプログラム女子U-13、韓国との第2戦では勝利を収める

JFAエリートプログラム 女子U-13 韓国遠征 ~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~
2015年11月09日(月)キックオフ 15:30 試合時間 70分(35分×2)
Mokpo International Football Centre Pitch A(韓国)

U-13日本女子選抜 2-0(前半1-0、後半1-0) U-13韓国女子代表

得点
4分 城和怜奈(U-13日本女子選抜)
49分 島田芽依(U-13日本女子選抜)

スターティングメンバー
GK:大場朱羽
DF:山本柚月、河岸笑花、阿部文音、葛西由依
MF:善積わらい、田畑晴菜、高良琴音、島村美風
FW:伊藤めぐみ、城和怜奈

交代
29分 高良琴音 → 河合野乃子
HT 伊藤めぐみ → 木村日咲
HT 山本柚月 → 松久栞南
HT 城和怜奈 → 島田芽依
52分 河合野乃子 → 片野田朱珠
56分 大場朱羽 → 野田明日香
56分 葛西由依 → 今立のどか
58分 善積わらい → 渡邉さくら
58分 島村美風 → 原田和佳

マッチレポート

早いもので韓国での活動の最終日を迎えました。午前中は前日のミーティングで選手たちから出た1試合目の課題を修正するためのトレーニングとなりました。条件をつけたゲーム形式のトレーニングでは、淀川監督や西村コーチからの鋭い指示がとびます。前日から8度近く気温が下がる寒い日となりましたが、午前中は90分程度でトレーニングを終えました。

午後はU-13韓国女子代表との第2戦です。前回の試合からスタメンの4名を入れ替えた淀川監督、試合前には「これがエリート女子U-13で最後のゲームになる。今まで積み重ねてきたサッカーの要素を全部発揮して、勝つためにチーム全員が最大の努力をしてほしい。そうすれば良いことがついてくる」と語りかけました。強い風が吹く中、また、今朝まで降り続いた雨の影響でスリッピーなピッチで15:30にキックオフを迎えました。

日本は開始早々の4分、左サイドハーフの島村美風選手(日テレ・メニーナ)のパスが一度は相手にカットされますが、相手のパスをブロックしたこぼれ球がハーフウェイライン付近で伊藤めぐみ選手(JFAアカデミー福島)につながります。伊藤選手から韓国DFラインの裏に抜けだした城和玲奈選手(JFAアカデミー福島)にパスが通り、城和選手がドリブルで韓国ペナルティエリア内に持ち込んでDFとGKをかわし、ゴール正面から右足で放ったシュートで日本が先制します。韓国も12分にチャンスを迎えます。日本の右サイドでのスローイン、韓国の選手が日本陣内でボールを持ち、日本DFラインの裏に走りこんだ選手へのスルーパス。GK大場朱羽選手(JFAアカデミー福島)と1対1になりましたが、韓国の選手のシュートはわずかにゴール右隅に外れ、事なきを得ます。その後も何度かチャンスを迎えた日本でしたが、ゴールが決まらず、前半を1点のリードで折り返しました。

49分には後半から交代出場の島田芽依選手(浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース)が前線で同じく後半から出場した木村日咲選手(岡山湯郷Belle U-15・U-18)とのパス交換からゴール正面にフリーで抜け出し、思い切ったシュートを突き刺し、日本がリードを2点に広げます。その後は日本が何度かチャンスを作りながらも決めきれず、また、韓国の圧力に押される時間帯もあったもののしのぎ、第2戦を2-0の勝利に収めました。

これで今回の遠征を1勝1わけで終えることになりました。

夜にはフェアウェルパーティーも開かれ、選手たちは来年のAFCガールズ地域選手権や、日本での日韓交流での再会を誓い合いました。これで、この年代の選手たちにとっては、2年間で合計6回行うエリートプログラムを半分終えることになりました。

監督・選手コメント

淀川知治 監督
前回うまくいかなかったことを今回みんなでどうするかを考えて、今日の試合を迎えました。序盤は、ミーティングで出たことを意識してプレー出来ていましたが、様々な条件のもと、改善がうまくできなかった部分もありました。何度かのチャンスの中、得点することができて良かったです。しかし、もっとプレーの質にこだわって欲しいと思います。ハーフタイムに指示をだしたことで後半は修正し、多くのチャンスを作ることができましたが、良い形から得点につながらなかったのは残念でした。足が長い天然芝ピッチでのプレーの経験不足と感じられるミスもあり、これは今後の課題としたいと思います。今回の遠征で2試合の国際試合を経験し、1試合に勝利出来たことはとても良い経験になりました。これを選手たちが今後につなげてくれることを願っています。

阿部文音 選手(アルビレックス新潟レディースU-15)
私は今回の韓国遠征でたくさんのことを学びました。一番印象に残ったことは、日本と体格の違う韓国と2試合したことです。1試合目は、良い試合の入り方ができましたが、たくさんの課題も出ました。その課題を改善するためにチーム全体でミーティングをしたとき、個人戦術とテクニックと体力が必要と習いました。そして2試合目は、その3つをチーム全員で意識してプレーをしたら、2-0で勝つことができました。韓国との試合で私は、積極的に守備をすることが通用しました。逆に味方のボール状況を見たポジショニングがまだできていなかったです。今回の経験で、韓国との試合で通用したことはそのまま継続し、課題となったことは日頃の練習から取り組んでいきたいです。

葛西由依 選手(SHRINE LFC)
私は今回このキャンプに参加して思ったことが2つあります。1つ目は、国際試合と国内試合の違いのことです。国内では通用したパスのスピードやドリブルでも、相手に触られたり足が伸びてきたりして、ここではあまり通用しませんでした。国際試合はいろいろなことを考えさせられました。2つ目は食事や文化の違いのことです。韓国は日本と違い、辛いものがたくさんあり、とても驚きました。キムチも日本より何倍もからかったのですが、本場のキムチや辛いものを食べられてよかったです。キャンプを通して、みんなうまくて積極的ですごいなと思いました。私はまだまだ下手で積極性に欠けますが、日本に帰って練習してうまくなれるように頑張りたいです。

松久栞南 選手(十文字中学校)
私は今回、初めての国際試合を経験しました。第1戦、第2戦ともに韓国を相手に自分のドリブルやタッチが通用するのか、挑戦するのが私の目標でした。しかしいざ試合になると、周りを見ずにボールを受けて焦るということが多かったです。また、キックの強さが求められる中で、強いボールを出せなかったことが課題として残りました。その反面、ドリブルで相手を交わすことができること、身体の当て方次第でボールを奪えることがわかりました。この遠征で出た課題はチームに持ち帰り、苦手から得意へと変えていこうと思います。通用した部分は更に高めていき、どんな相手も抜けるようにしたいです。今回、韓国という日本とは違う環境でサッカーをするという貴重な経験ができました。このような場を提供してくださった監督、コーチ、そして親に感謝して次のステップに繋げたいと思います。

木村日咲 選手(岡山湯郷Belle U-15・U-18)
私は今回のキャンプでたくさんのことを感じました。まず、日本と韓国の違いです。サッカー面での違いもありましたが、生活面での違いもたくさん知ることができました。私は海外に行くのが初めてだったので、とても良い経験になりました。次に、韓国と試合をしていろいろな刺激を受けました。日本で通用することが外国の選手には通用しないことも多くありました。失敗することも多かったです。しかし、裏への飛び出しなど通用したこともありました、韓国との試合で学んだことをこれから活かして頑張りたいと思います。

片野田朱珠 選手(楠クラブレディース)
私が韓国との試合で学んだことは、ボールの置き場所や立ち位置などです。1試合目にはうまくいかないことに対して、なぜうまく行かなかったのかを考えて次にやってみると、少しだけできるようになりました。しかし、結果は0-0だったので、納得はできませんでした。翌日のミーティングではテクニック・戦術・体力(バランスなど)の必要性を学んだ後、2試合目に臨みました。2試合目では、1試合目であまりうまく行かなかったボールの置き場所や立ち位置が修正できたと思います。それができたことがとても嬉しかったです。そして結果も2-0で勝利し、日本に帰れることもとても嬉しいです。

スケジュール

11月6日(金) AM/PM トレーニング
11月7日(土) AM
0-0
トレーニング
ゲーム vs  U-13韓国女子代表
11月8日(日) AM/PM トレーニング
11月9日(月) AM
2-0
トレーニング
ゲーム vs  U-13韓国女子代表
11月10日(火) AM トレーニング

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