高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022は、4月9日(土)と10日(日)に第2節を開催します。

EAST

4月2日(土)と3日(日)に行われた開幕戦で勝ち点3を手にしたのは4チームです。そのうち昨年度のEAST王者である青森山田高校（青森）とFC東京U-18（東京）が開幕連勝を懸けて直接対決に臨みます。青森山田は市立船橋高校（千葉）との開幕戦で、スローインの流れからDF小林康人選手（#15）が先制ゴールを挙げると、終盤に得たPKで相手を突き放しました。一方のFC東京はJFAアカデミー福島U-18（静岡）と対戦し、ロングボールを使いながら序盤にゴールをこじ開け、4-1で勝利。両チームにとってセットプレーやロングボールへの対応といったタフさが問われる一戦になりそうです。

高校サッカーの名門であり、プレミアリーグ初参戦の2チームが登場します。桐生第一高校（群馬）と前橋育英高校（群馬）は新型コロナウイルスの影響により開幕節が延期となりましたが、今週末ついに“プレミアデビュー”を果たします。桐生第一は横浜F・マリノスユース（神奈川）と、前橋育英は市立船橋と、いずれもホームゲームを行います。この2チームの戦いは、群馬県勢初のプレミアリーグ参入とあり、大いに注目を集めるでしょう。

プレミア初参入ながら開幕戦で勝利した川崎フロンターレU-18（神奈川）は、ホームに流通経済大学付属柏高校（千葉）を迎えての一戦です。前節の大宮アルディージャU18（埼玉）戦では試合開始から積極的にゴールを狙い、前半だけで8本のシュートを放ちましたが実らず。60分にMF川口達也選手（#8）がPKを決めて1-0で勝利しました。一方、今シーズンの初戦を迎える流経大柏は、過去にプレミアリーグ優勝も降格も味わってきました。チームとしての経験値の差を結果に結びつけることができるでしょうか。

その他、開幕戦で“横浜ダービー”で敗れた横浜FCユース（神奈川）と柏レイソルU-18（千葉）の一戦や、いずれも黒星スタートとなったAC福島と大宮の試合も行われます。

WEST

ジュビロ磐田U-18（静岡）と清水エスパルスユース（静岡）による“静岡ダービー”がWESTの舞台で初めて行われます。2018年と2019年にプレミアリーグEASTで対戦した両チームですが、18年は清水の2勝、19年は2分けと清水に分があります。開幕節でWEST初参戦の清水は東福岡高校（福岡）と対戦し、逆転負けを喫しています。一方の磐田は前年のWEST王者であるサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）を相手に3-1で勝利。クラブOBの前田遼一監督が就任して初勝利をつかみました。互いのプライドを懸けた一戦は白熱必至です。

今節は白星スタートを切ったチーム同士の対戦が2試合行われます。まずは東福岡と名古屋グランパスU-18（愛知）の一戦です。両チームとも1点差のゲームをものにしており、今節も僅差の好ゲームが期待できそうです。

さらに静岡学園高校（静岡）とサガン鳥栖U-18（鳥栖）も2勝目を懸けての対戦となります。プレミア初参入の静岡学園は開幕戦で大津高校（熊本）を4-0で、鳥栖も履正社高校（大阪）を3-0で破っています。攻守が噛み合った2チームのぶつかり合いはどのような結果に終わるでしょうか。

また、セレッソ大阪U-18（大阪）とガンバ大阪ユース（大阪）の“大阪ダービー”、ヴィッセル神戸U-18（兵庫）対大津、今季初勝利を懸けた履正社と広島の一戦が行われます。

開幕戦の10試合は東西共に引き分けがなく、勝敗がはっきりと分かれる結果になりました。今週末行わる第2節ではどのような戦いが繰り広げられるかぜひともご注目ください。

大会期間：2022年4月2日(土)～2022年12月4日(日)

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