高円宮杯U-18プレミアリーグは、7月20日（日）にEAST第9節を開催します。

コンサドーレ札幌U-18（北海道）と市立船橋高校（千葉）の一戦は、好調なチーム同士の対決となります。第6節以降、3戦無敗の札幌は、三菱養和SCユース（東京）との前節で今シーズン初完封を記録、守備が安定してきました。市立船橋も負けていません。第7節で2位の柏レイソルU-18（千葉）と引き分け、前節は首位・清水エスパルスユース（静岡）に土をつけるなど、上位陣から勝点を奪って4位に浮上。上り調子の両チームの戦いは、拮抗した展開が期待されます。

青森山田高校（青森）は、鹿島アントラーズユース（茨城）と対戦します。ここ4試合、勝利から遠ざかっている青森山田は、昨シーズンは無敗だった得意のホームですでに2敗。黒田剛監督は「攻撃に出たときのボールの失い方が悪い」と、チームが攻勢になったときこそ、守備のケアが必要だと語ります。対する鹿島は、前節、東京ヴェルディユース（東京）を下して2勝目を記録。勢いを保ったまま連勝を狙います。

8位の三菱養和と7位のJFAアカデミー福島（静岡）のカードは、下位グループから抜け出す上で重要な一戦になりそうです。3試合負けなしのアカデミー福島に対し、三菱養和はここ2試合勝利に見放されているだけに、今節は勝点3を手にしたいところ。前節、15本のシュートを放ちながらも無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められます。

2位の柏は首位の清水との上位決戦に臨みます。柏は第3節の敗戦以降、無敗をキープしており、青森山田との前節も敵地で完封勝利。「昇格1年目で優勝」という目標に向かって、着実に勝点を重ねています。対する清水は、直近の3試合で1勝2敗と安定感を欠いているものの、エースの北川航也選手がケガから復帰するなどプラス材料もあります。結果次第では順位が入れ替わる首位攻防戦で、最後に笑うのはどちらでしょうか。

［EAST第9節の注目試合］
東京ヴェルディユース vs 流通経済大学付属柏高校

巻き返しを期する2チームがヴェルディグラウンドで激突します。現在6位につける東京Vはいまだに連勝がなく、浮き沈みがあるものの、今節は得意のホームが舞台。ここまで3勝を挙げている場所で勝利を手にして中断期間に入りたいところです。一方の流通経済大学付属柏高校（千葉）は札幌、アカデミー福島といった下位チームに連敗中。「失点しなければ、負けない」という本田裕一郎監督の言葉もむなしく、チームはここ3試合で10失点を喫しています。ホームでの強さを誇る東京Vか、反撃に燃える流経大柏か。注目の一戦は13時にキックオフします。

■東京ヴェルディユース vs 流通経済大学付属柏高校
日時：7月20日（日）13:00キックオフ
会場：ヴェルディグラウンド
アクセス：京王相模原線「京王よみうりランド」駅から高速ゴンドラ搭乗、終着駅から徒歩5分

なお、この試合の来場者先着300名様に大会オリジナルのネックストラップをプレゼント！
ぜひ、会場へいらしてください。

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材し、掲載していきます。 今回はコンサドーレ札幌U-18と流通経済大学付属柏高校、京都サンガF.C.U-18を掲載。

　コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』

　流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』

　京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』

前回までに紹介したチーム

　柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
　富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
　東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
　市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
　JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
　ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
　東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
　京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
　セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』