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浦安やすみだなどF1上位チームが準々決勝進出 JFA 第28回全日本フットサル選手権大会

2023年03月13日

浦安やすみだなどF1上位チームが準々決勝進出 JFA 第28回全日本フットサル選手権大会

JFA 第28回全日本フットサル選手権大会は、3月12日(日)に2回戦の8試合を全国の3会場で行い、17日(金)の準々決勝進出8チームが出そろいました。

兵庫県の神戸市立中央体育館では、バルドラール浦安(F1/千葉)としながわシティ(F2/東京)が対戦しました。過去に全日本フットサル選手権の優勝を経験している両クラブの対戦は、しながわ(当時はトルエーラ柏)が優勝した第26回大会の4回戦以来。この時はしながわが6-0で快勝して、一気に頂点へ駆け上がりました。

来シーズンのFリーグディビジョン1(F1)昇格を決めているしながわに対して、浦安は最大限のリスペクトを持って戦いました。「今シーズン初めて自分たちのスタイルを変えて、前からプレスに行かないで引いたディフェンスをした」(石田健太郎選手)と、しながわが得意とする4人が横一列に並んで攻撃を開始するフットサルの戦術「クワトロ」の対策を行って試合に入りました。

これが奏功してしながわに決定的な形をつくらせなかった浦安は、第1ピリオド2分にGKピレス イゴール選手の攻撃参加から左サイドの長坂拓海選手が折り返したボールを石田選手が「打つか迷ったが、立ち上がりでしたし、最近ゴールもなかったので打った」と振り返るボレーシュートで合わせて、先制ゴールを挙げました。

このゴールが決まるまでは、普段とは異なる守備を敷いたことで「相手に押し込まれている感覚になっていた」浦安ですが、自分たちの戦い方に手応えを得られました。その1分後には右サイドでボールを受けたブラジル代表ガリンシャ選手がGKの股を射抜くシュートを決めてリードを2点に広げました。

しながわも岡山孝介監督がタイムアウトを取り、戦い方を修正。するとここからチャンスをつくれるようになり、第1ピリオド6分には白方秀和選手の折り返しから、福田亮選手がゴールを決めます。次の1点が重要になった局面で、ポゼッションするしながわ、カウンターを狙う浦安という時間帯になりました。

ここでゴールを挙げたのは浦安でした。第1ピリオド14分、吉田圭吾選手がドリブルからGKとの1対1を制してゴールを決めて、浦安が再びリードを2点に広げます。このまま浦安が3-1とリードして第1ピリオドは終了しました。

第2ピリオドでキックオフをしたしながわは、開始早々に丹羽脩人選手がサイドを突破して決定機をつくりましたが、藤川侑哉選手のシュートが枠を外れて得点できません。両チームのGKの活躍も光るなか、浦安は第2ピリオド13分に加藤竜馬選手が強烈なシュートをゴールに決めて、しながわを突き放しました。

試合時間残り6分半を切り、しながわはパワープレーを仕掛けましたが、浦安の守備を崩せません。逆に浦安はイゴール選手が無人のゴールにパワープレー返しを決めて5-1と勝利を決定付けました。残り3分を切ってからしながわも2点を返しましたが、このまま試合は終了。浦安が5-3で勝利して3大会前のリベンジを果たすとともに、ベスト8進出を決めました。

第2試合のフウガドールすみだ(F1/東京)とエスポラーダ北海道(F1/北海道)の一戦は、昨シーズンまでスペイン1部リーグで活躍していたすみだの清水和也選手が違いを見せました。第1ピリオド7分に右サイドからシュート性のボールで畠山勇気選手の先制点をアシストすると、第2ピリオド2分には高い位置で室田祐希選手からボールを奪い、GK関口優志選手をかわして鋭いシュートをゴールに決めました。

その後も試合の主導権を握るすみだは、田口元気選手がチャンスをつくるものの、負傷による長期離脱から復帰して初めてフル出場したGK関口選手の好守に阻まれてなかなか次の1点を決め切れません。それでも残り時間が4分を切ったところで、星龍太選手がパワープレー返しを決めて3-0としました。

北海道も最後まで戦い続け、残り29秒で小原風輝選手が1点を返すと、残り1秒で堀米将太選手がミドルシュートを決めて1点差まで詰め寄りました。すみだのキックオフ直後に試合は終了し、3-2で逃げ切ったすみだが、準々決勝に駒を進めました。

静岡県のエコパアリーナ、大阪府の岸和田市総合体育館での試合の結果、ベスト8には2022-23シーズンのF1上位8チームが残る結果となっています。名古屋オーシャンズ(F1/愛知)が3冠を達成するのか。昨シーズンの立川アスレティックFC(F1/東京=当時は立川・府中アスレティックFC)のように名古屋の3冠を阻むチームが現れるのか。激闘は17日の準々決勝から舞台を東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館に移して再開されます。

選手コメント

FP #10 加藤竜馬 選手(バルドラール浦安)
ディフェンスでは切り替えのところも、ハードワークするところもできたと思います。スカウティングした通り、クワトロに対してハーフまで引いた守備で何もやらせなかった点も良かったと思います。最初から最後まで集中できていました。これを駒沢での試合でもしっかりできれば勝てると思うので、しっかりやりたいと思います。みんなF1のプレーオフでは悔しい思いをしたので、それを晴らすためにも3試合しっかり勝って優勝したいと思います。

FP #10 福田亮 選手(しながわシティ)
マンツーマンで付く場面とマークを受け渡す場面で味方同士の意思疎通ができずに、後手を踏む形になりました。もう少しコミュニケーションを取れていれば、相手の攻撃を防げたのではないかと思います。チームとしては、F1のクラブとも(互角に)戦えると思っていましたが、個人的にはもう少し点を取れる選手にならないといけないと思います。しながわは退団しますが、フットサルは続けるので応援よろしくお願いします。

FP #8 清水和也 選手(フウガドールすみだ)
最後に失点してしまったところを抜けば、非常に良かったと思います。先制点を取ることができて、メンタル的にも余裕を持って焦らずに試合を進めることができました。宮崎曉選手、岡村康平選手とお世話になった方々も今シーズン限りでクラブを離れるので、勝って送り出したいと思います。(準々決勝の相手)浦安は本当に洗練されています。こちらのピヴォ当てを間違いなく封じてくるでしょうし、自分が高い位置でどれだけ仕事ができるかが重要になると思うので次の試合も非常に楽しみです。

FP #7 室田祐希 選手(エスポラーダ北海道)
昨日の試合もそうですが、僕らは決めるべきところで決められていない。チャンスをつくっても決め切れないので、それに尽きます。最近はリーグ戦でも連戦がないですし、年も重ねたので連戦はしんどいです。ほかのクラブは3セットを作って回したり、主力を休ませたりできますが、うちはまだそういう選手層がない。若い子のスピードにも、ついていけなくなってきましたが、しっかりオフは休んで来シーズンに備えたいと思います。

大会日程:2023年3月11日(土)~2023年3月19日(日)
会場:静岡県/エコパアリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/神戸市立中央体育館、東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

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