JFA 第13回全日本U-15女子フットサル選手権大会が1月8日(日)に開幕しました。全国各地の予選を勝ち抜いた9チームが、それぞれ1次ラウンドの2試合を戦い、決勝ラウンドに進出する4チームが決まりました。栃木県の日環アリーナ栃木で初めて開催された本大会。1次ラウンドから激闘が繰り広げられました。

グループAでは、前回大会優勝の十文字中学校（関東／東京）が、初戦で宇治FCローラス（関西／京都）に6-1で勝利。全6得点を異なる選手が挙げて、どこからでも点を取れる攻撃のバリエーションや選手層を示しました。五戸スポーツクラブ（東北／青森）も、宇治FCローラスに6-2で勝利。勝利を挙げた両チームが激突した第3節の試合では、どちらも譲らずに0-0のスコアレスドローに終わっています。この結果、得失点差で十文字中がグループ1位になりました。

グループBでは、日本女子フットサルリーグに出場している3選手を擁する福井丸岡ラック（北信越／福井）を抑え、日置シーガルズFC（九州／鹿児島）が3度目の出場で初のベスト4進出を果たしています。初戦の福井丸岡ラック戦では、日置シーガルズがゴール前にロングボールを入れて合わせる形からゴールを量産。富沢侑和選手の4得点を挙げる活躍もあり、7-3で勝利しました。続く第2節でも、高知ユナイテッドSCレディース（四国／高知）に6-3で勝利し、2連勝で決勝ラウンド進出を決めました。

グループCは、サッカーのU-15日本女子代表にも選出された津田愛乃音選手を擁する朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス（東海／愛知）が、福山ローザスレディース（中国／広島）、十勝FSリトルガールズU-15（北海道）を破り、2大会連続の4強進出を果たしました。

1次ラウンドの結果、ワイルドカードは勝ち点を唯一4に伸ばしていた五戸スポーツクラブに決定。1月9日(月・祝)に行われる準決勝は、十文字中vs日置シーガルズ、名古屋vs五戸の対戦に決まりました。どのチームが今年度の中学年代日本一に輝くか。注目の準決勝は9時半に、決勝は12時半に、それぞれキックオフを迎えます。

選手コメント

FP #7 永松美祐 選手（十文字中学校）
決勝ラウンド進出が決まって、すごくホッとしています。いつもは試合に出ている小早川美聡選手が今日の試合は来ることができなかったので、彼女の分も勝てて良かったですし、明日は一緒に戦えたらと思います。2試合目の五戸スポーツクラブ戦では、相手の足元がうまかったので、前に行き過ぎると危ないなと感じてバランスを取りながら戦いました。また守備も固められたので、なかなか攻められませんでしたが、失点をしなかったので良かったです。今年はサッカーで良い成績を残せなかったので、フットサルに気持ちを切り替えてここまできたので、優勝で1年を終えたいと思います。

FP #7 富沢侑和 選手（日置シーガルズFC）
去年は全国大会に出場したのですが、負けてしまっていたので、今年は決勝ラウンドに進出できたのでとてもうれしいです。3年生になったことで、昨年よりも声を出したり、チームを引っ張っていこうという考えが強くなりました。チームが取り組んでいる前からの守備や攻撃面では3人目の動きを、この1年間意識してきました。初のベスト4進出を果たせましたが、チームには試合に出ることができていない選手たちもいるので、彼女たちの分も頑張って優勝したいです。

FP #4 横川四葉 選手（福井丸岡ラック）
2年ぶりの全国大会でした。2年前の大会でも1点決めることができていたのですが、結構、大差で負けていたので今年こそと思っていました。でも、最初の試合に3-7で負けてしまい、2試合目で8得点を取ってワイルドカードに出られる可能性を残したかったのですが、それも3点しか取れなかったので悔しいです。私たちはヘディング、空中戦が苦手で、最初の試合のほとんどの失点がその形だったので、試合中に修正できないといけませんでした。それでも経験を後輩に伝えることはできたと思うので、来年は頑張ってほしいです。

FP #27 津田愛乃音 選手（朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス）
サッカーで日本一になるという目標が達成できなかったので、このフットサルの大会は全員3年生で臨んでいますし、絶対に日本一を取りたいです。初戦では「自分でやってやろう」という気持ちで入って、得点できて良かったです。2試合目は積極的にゴールを狙えなかったので、準決勝や決勝では積極的にゴールを狙って、チームに貢献できるように頑張りたいです。まずは準決勝、チーム一丸となって、ベンチも、ピッチも全員で戦って決勝戦に進みたいと思います。

大会期間：2023年1月8日(日)～1月9日(月・祝)
大会会場：栃木県／日環アリーナ栃木

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