大阪成蹊大が4連覇達成！ 第21回 全日本大学フットサル大会

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大阪成蹊大が4連覇達成！　第21回全日本大学フットサル大会

2025年08月17日

大阪成蹊大が4連覇達成！　第21回全日本大学フットサル大会

第21回全日本大学フットサル大会は8月16日(土)に大会最終日を迎え、3位決定戦と決勝戦が行われました。

東北大学フットサル部ディーグッチ（東北／宮城）と東京国際大学サッカー部（関東2／埼玉）による3位決定戦は、序盤から東京国際大が高い位置にボールを運んでチャンスをつくりますが、得点には至りません。対する東北大は13分、CKの流れから新井悠斗選手がミドルシュートを放つと、これがゴール左隅に決まり、先制に成功します。

第2ピリオドは1点ビハインドの東京国際大が押し込み、東北大がカウンターから追加点を狙う展開になります。そして第2ピリオド10分に追加点を挙げた東北大は終盤に相手のパワープレーから1点を返されたものの、試合終了間際にダメ押しゴールを決めて3-1で勝利し、第13回大会以来の3位となりました。

大阪成蹊大学フットサル部（開催地／大阪）と順天堂大学フットサル部ガジル/jfc（関東1／千葉）による決勝は壮絶な戦いになりました。史上初の4連覇を目指す大阪成蹊大はピッチに立つ選手の組み合わせに応じて戦術を変え、順天堂大のゴールに迫ります。しかし第1ピリオド終了間際の19分、それまで劣勢だった順天堂大はカウンターから三浦歩漣選手が先制点を奪いました。

第2ピリオドに入り、さらに攻撃の手を強める大阪成蹊大は、30分に相手のオウンゴールで追いつくと、その直後に廣崎寧央選手が加点し、試合をひっくり返します。対する順天堂大はここからパワープレーを用いて反撃に出ます。迎えた37分、キックインから最後はゴール前で三浦選手が合わせて2-2の同点に追いつき、試合は延長戦へと突入します。

延長戦では両チームともに最後の力を振り絞ってプレーする中、再び勝ち越したのは大阪成蹊大でした。44分、CKから河野啓人選手が値千金の得点を挙げると、この後は順天堂大の反撃をしのぎます。大阪成蹊大は1点のリードを守ったまま試合終了を迎え、見事、大会4連覇を達成しました。

監督・選手コメント

磯村直樹監督（大阪成蹊大学フットサル部）
決勝に向けて特別なことをしようとは意識せず、選手たちに「チームとしてまとまる必要がある」という話をしました。この優勝は、選手たちが持っていたポテンシャルのおかげだと思っています。来年度は5連覇を期待されるかもしれませんが、私は選手全員が常に成長できるようにアプローチするだけです。今大会よりも次の大会がより良いものになるように選手たちと鍛錬する、それは今後も変わらないと思います。

GK #2 横田翔選手（大阪成蹊大学フットサル部）
決勝を迎える前、僕たちはさまざまな人たちの思いを聞いていました。スタンドにはそれぞれの代のキャプテンが応援に駆けつけてくださっていました。この大会に向けて一緒に戦ってきた7人の同期のうち3人が出場できない状況だったので、彼らのために戦おうという思いも背負って臨んでいました。後輩たちには今後、まず5連覇を目指してもらい、記録を伸ばしていってほしいと思います。

小畑慎治監督（順天堂大学フットサル部ガジル/jfc）
今シーズンに臨む際、大阪成蹊大の4連覇を阻止するという目標を立てていました。大阪成蹊大は目指すべき存在ですし、自分たちも過去に3連覇していたので、その記録を超えられたくはありませんでした。連覇を止めるため、入念に準備をしてきましたが、最後に勝利を手繰り寄せられませんでした。最終的なスコアは1点差ですが、その差は近いようで遠いものだと痛感させられています。

FP #3 三浦歩漣選手（順天堂大学フットサル部ガジル/jfc）
自分たちは、大阪成蹊大の連覇阻止を目標に掲げていました。昨年の準決勝で負けた相手という因縁もありました。数人の負傷者を抱える中、スタッフ陣、保護者が選手のために頑張ってくれたので、自分たちも支えてくれる人たちのために戦おうと思い、その思いが足を動かしてくれました。自分を含めて、このチームには多くの2年生がいます。目の前で大阪成蹊大の4連覇を見た悔しさを忘れず、今後も王座奪還を目指したいと思います。