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小学校体育サポート研修会を岩手大学教育学部で実践

2022年05月13日

小学校体育サポート研修会を岩手大学教育学部で実践

より多くの学校やクラスで、楽しくサッカーの授業に取り組んでもらえるよう、JFAは2014年から「小学校体育サポート研修会」を開催しています。研修会の内容は、新学習指導要領に沿ったものとなっています。

4月25日(月)、5月9日(月)には、岩手大学教育学部(岩手県盛岡市)の授業の一環として2回にわたって研修会が実施され、小学校教員を目指す学生50名が履修しました。
岩手大学では、今回とは別でさらに2グループに対する授業を同様の形式で行い、約140名の学生が履修する予定です。

なお、JFAでは小学校や小学校教員養成系大学に「小学校体育サポート研修会」の講師を派遣しています。大学で実施した際は「新・サッカー指導の教科書」を受講者全員に贈呈します。下記をご参照のうえ、開催希望・お問合せ等、担当までぜひご連絡ください。

※小学校体育サポート研修会
https://www.jfa.jp/coach/physical_training_club_activity/dispatch_instructor.html

新・サッカー指導の教科書
https://www.toyokan.co.jp/products/3651

講師コメント

鎌田安久(岩手大学教育学部保健体育教授/JFA小学校体育サポートインストラクター)
岩手大学教育学部では、学校教員を専門に養成する学校教育教員養成課程小学校教育コースの専門教育において、40年前から授業「小学校体育実技」の中で「ボールはともだち」をテーマにサッカーを指導してきました。今回教材として使用した「新・サッカー指導の教科書」は、少ない授業時間数で本質を落とし込むのに試行錯誤している中で、私が岩大附属小学校校長兼任中にJFA学校体育サポートプロジェクトとの連携で附属小の先生方の助けを借りながら出来上がった素晴らしい作品です。この本が出版される前から本学部の授業で検証実践を繰り返し今日に至っています。

授業対象は大学2年生です。体育に苦手意識を持つ学生も多く、とりわけボール運動、サッカーは敬遠したいなと考えているようです。そんな学生たちの意識改革「これなら私にもできる、ぜひとも指導してみたい」のために、JFAの研修会内容を活用した授業はとても最適です。最初の授業では新聞ボールを事前連絡により作成して集合、低・中学年用プログラム実技を体験してもらい、「楽しんでできましたか」「なぜ楽しんでできたのでしょうか」を分析し、Webclass学習カルテに記述してもらいました。2回目の授業では、中・高学年用プログラム実技の後、そのまま体育館で資料を基にポイントの解説をしました。初回の授業で授業分析の振り返りをすることで、2回目の実技後の解説でより理解が深まったと考えられます。授業分析では、展開のテンポが良い、飽きない、誰もが参加している、協力している、自然と仲間を応援していた等々、ポイントに迫る回答が多く、中には体育科教育法の講義で学んだ「高田典衛の4原則」を引き合いに出してきた学生もいました。

全国の小学校教員養成大学・学部における体育実技を担当している先生方にこの研修会を実技に活用していただければ幸いです。

参加学生コメント

まず手作りの新聞紙ボールを作り、授業でたくさん使うということが、子どもの興味や楽しさを引き出すことができるのだと思いました。他の人のボールを見てみても、その子によってさまざまな形になっていたので、面白さを感じました。ボールを使う運動にしても、ただ蹴ったり投げたりするのではなく、持ったまま歩いたりジョギングしたりと、まさに「ボールはともだち」を感じられるものが多かったです。また、「ボールを落としてしまったときは謝ってね~」や、「お友達を大切にしようね」といった掛け声は、子どもたちに物を大切にすることを伝えることができるのだと思いました。後半のゲームについては、友達同士の名前を大きな声で呼んだり、チーム対抗戦としたりすることで、仲間意識を持たせる効果があるように感じました。ルールは極めて単純なのに、とても楽しい気持ちになりましたし、周りの人も楽しんでいることがよく分かりました。このようなことから、子どもたちに単純なルールや決まりのもとでゲームを行うことはさまざまな効果があるのではないかと考えました。

あんなにボールに触れたのは久しぶりだったので、扱い方に困りましたが、簡単な動作から入ったので、自分でもできました。じゃんけんは競争などにはもってこいの手段。誰もが知っているだろうし、ただのスピード対決ではなく、じゃんけんを取り入れることで身体能力の差を埋めることができます。また、ネームパス鬼は、互いの名前を覚えるには有効な策だと感じました。まだ出会って日が浅かったらなおさらです。言う通りに動いてと指示するなら誰にでもできますが、やっている方は面白くないです。自分も友だちと競争をするなど楽しみながら体も動かせるような工夫をしようと思いました。

簡単なルールでありながらも、大学生の私たちでも楽しめるような難易度なので、小学生にとってはやりがいのあるゲーム、レベルだと感じました。先生は勝負をしたあと、勝った人には万歳させたりして喜びを身体で表現させたり、または起立させるようにしていました。逆に負けた人は、相手に拍手を送りました。難しい言葉を使わなくても、感覚的に勝ち負けの雰囲気を理解させ、相手を称賛することが自然にできる環境になるため良いと感じました。

小学生の時に授業でサッカーをやったときは、大人数で一回だけのプレーというやり方でした。前後でドリフトやボールの足さばきなどを少し練習したと思いますが、大人数でのプレーとなると、全くそれを使えず楽しさを感じられなかった記憶があります。このことと比べると、今日行ったサッカーは、サッカーが苦手な子どもでも身体をたくさん使って楽しむことができるポイントがたくさんあったことに気がつきました。1ゲーム3人ずつという少人数であること、他の人は壁となってボールが飛んできたら中に返すようにすること。このようにプレーヤーと壁に分けることで、プレーヤーをできない子どももいっしょに楽しめる時間になるのはとても大切だと思います。何もすることがないと子どもは飽きてしまう。そうならないために、プレーヤーのことだけを考えるのではなく、プレーヤー以外の子どもたちのことをよく考える必要があることがわかりました。

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