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S級コーチ養成講習会受講者を対象としたJFA+PUSHコース(簡易救命講習会)を開催

2020年11月06日

S級コーチ養成講習会受講者を対象としたJFA+PUSHコース(簡易救命講習会)を開催

日本サッカー協会(JFA)は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と「JFA+PUSHコース(簡易救命講習会)」を2017年から実施しています。

S級コーチ養成講習会では毎年「スポーツ救命ライセンス講習会」を開催してきましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、「JFA+PUSHコース」として開催しました。
講師は、「JFAスポーツ救命部会」のメンバーでもある古家信介医師が務め、S級コーチ養成講習会受講者16名が参加しました。

10月21日(水)に行ったオンラインでの講義では、心肺蘇生・熱中症・脳振盪(のうしんとう)などに関する講義を行い、27日は、高円宮記念JFA夢フィールドにて、感染対策を講じた上で実技を行いました。心肺蘇生の中でも最も重要な「胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方」を習得するため、CPR(心肺蘇生法)トレーニングキット「あっぱくんライト」を用いて、胸骨圧迫とAEDの使い方を学習し、一流の指導者になるための研修の一環として、選手の命を守る方法を身に付けました。

講師コメント

古家信介 医師(スポーツ救命部会員/関西医療大学 保健医療学部はり灸・スポーツトレーナー学科)
S級コーチ養成講習会においては、2017年よりスポーツ救命ライセンス講習会が組み込まれて以来、毎年開催してきましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開催そのものが危ぶまれました。しかしながら、スポーツにおける救急対応の実践という非常に重要な学びを止める事は、誰にとっても不利益となるため、感染対策を講じた上で、一部密となる実技等については、縮小・省略をして開催しました。
講義についてはオンラインで実施し、コース概要、心肺蘇生、脳振盪、熱中症などの講義を行いました。受講生は皆熱心で質問も多く、非常に有意義な時間となりました。また、実技においても、例年とはやや異なる内容となりましたが、受講生の意識の高さを非常に強く感じ、時間が過ぎるのがあっという間に感じた講習会となりました。
来年以降も、感染対策を講じた上での開催となる可能性はありますが、学びを継続していくための方策を十分に講じた上で、この講習会をグラスルーツまで拡大、継続していきたいと思っています。

受講者コメント

岩政大樹さん(上武大学)
私はこれまで胸骨圧迫の仕方やAEDの使い方を全く理解していませんでした。それも体験してみると、どちらも決して複雑ではない作業です。講習を受け、「なぜ今まで自分は関心をもって学んでいなかったのだろう」と恥ずかしく感じました。年間7万人。心臓突然死の死者数には心底驚きました。“知る“ということだけで多くの人を救うことができる。そんな事実さえ知らず、私は自分が「“知らない“ということを知らない」ということに気付いてもいなかったのです。講習の中では、知識としての情報だけでなく、体験して身体で“知る“こともできました。とはいえ、これをいざ“その場所“に立ち会ったときに落ち着いて、自信をもって、勇気をもって、適切な方法で処置できるのか、と想像してみると、そんなに簡単なことではないのだろうと思います。ただ、“知る“ことができた今後は、定期的なアップデート、自分のチームや周囲の人へ伝え、広めていくことを続けていきます。それを、互いに生かし、生かされている私たちの一つの役目として強く認識し、これからを生きていこうと決意する講習となりました。

田邊友恵さん(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
PUSHコース(救命救急講習会)を受講して一番に感じたこと、それは「我々はサッカーを教える以前に、選手たちの命を預かっていることを忘れてはいけない」ということです。私は昨年まで高校の教員をしていました。年に1度、救命救急の講義と実践を行っていたため、心臓マッサージやAEDの使い方はある程度覚えていました。しかし、フットサル中に心臓振盪を起こした選手のインタビューや、高校野球の選手が倒れた際に使用したAEDに録音された、叫ぶ仲間の声などを聞き、いつ目の前にいる10代の選手が倒れるか分からないのだと急に恐怖を覚えました。ここで学んだ知識を使うことが無いことが一番です。しかし、助けを必要とする場に直面した時に、勇気を出して行動できる人間でありたいと強く感じました。そのためには今後も定期的に講習を受けるなど、忘れずに知識のアップデートを続けたいと思います。

安田好隆さん(大分トリニータ)
「毎年、約7万件の心臓突然死が発生している」この事実を聞いた時、その数の多さに驚きました。心臓突然死が、いつでも、どこでも、誰にでも、起こり得ることを知るには十分すぎるデータでした。しかし、突然の心停止が発生した時、胸骨圧迫を実施し、AEDを使うことができれば助かる可能性が「4倍」になる。今回、JFA+PUSHコースを受講して、いざという時に大切な命を守る「勇気」を持つことができました。命に関わるアクシデントへの初期対応は、その場に居合わせた人間の迅速な対応が必要です。万が一の時に慌てずに行動できる自信を与えてくれる時間だったと思います。コロナ禍という、限られた環境・時間の中で、心肺蘇生の中でもっとも重要な胸骨圧迫とAEDの使い方、頚椎損傷が疑われる場合に用いるバックボード搬送の方法を丁寧に教えていただいた講師の古家医師にも、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

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