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女子GKセレクションキャンプ JFA夢フィールドで3日間の活動を終える

2022年12月06日

女子GKセレクションキャンプ JFA夢フィールドで3日間の活動を終える

12月2日(金)から4日(日)、千葉県千葉市の高円宮記念JFA夢フィールドで女子GKセレクションキャンプを開催しました。このキャンプには、中学1年生から3年生を対象に一般公募で募ったなでしこジャパン(日本女子代表)のGKを目指す意欲ある選手の中から選出された20名の選手が参加しました。

JFAのキャンプに初めて参加する選手が多くいる中で、集合時は不安と緊張が入り混じった様子でしたが、トレーニングを重ねながら、オフザピッチプログラムや普段の生活を通じて積極的にコミュニケーションを取るようになりました。キャンプ終了時には顔つきに変化が見られ、自信をもった表情やプレーへと変わっていきました。

トレーニングはU-13、U-14/15の2グループに分かれて3日間で4回実施。GKの基礎を学び、フィジカル測定、ゲームも実施しました。また、ミーティングではなでしこジャパンやU-20、U-17日本女子代表を指導するGKコーチのレクチャーを聞いたり、自身のプレーを映像で振り返りながら分析しました。本キャンプにチャレンジしようと全国から集まった20人のGKたちは3日間の活動を終えて、それぞれの活躍と、再会することを誓い合い帰路につきました。

GKコーチコメント

宇津江智保 コーチ(JFAコーチ/群馬県サッカー協会)
SAMURAI BLUE(日本代表)のワールドカップでの活躍に注目が集まっている中、高円宮記念JFA夢フィールドという環境での開催ということで、集合時から選手たちの顔は引き締まり、意欲に満ちた表情が印象的でした。トレーニングにおいては初日から積極的な取り組みが見られ、目標と向上心を強く持っての参加であることが伝わってきました。
活動内で、チーフコーチである西入俊浩 なでしこジャパン/U-20日本女子代表GKコーチや、井嶋正樹 U-17日本女子代表GKコーチから代表活動での話を聞けたことは、選手たちにとって大変貴重な機会となり、時間の経過とともに選手たちのピッチ内外での意識の変化、自立した行動、トレーニングにおいて積極的にチャレンジする姿を多く見ることができました。
今回の活動を通じて、U-13~15年代でのGKの基本技術の習得レベルが平均的に上がっていると感じ、これはチームや各FAトレセン、各地域での活動において、女子GKへの指導に多くの方々のご理解とご尽力をいただいていることの成果であると強く感じました。皆様のご協力に心から感謝申し上げます。3日間の中で得たものを、選手たちが今後それぞれの活動で活かし、さらなる成長に繋げていくことを心から願っています。

選手コメント

胡奈那 選手(広島市立亀崎中)
私はこのGKキャンプを通して、自分の得意なプレーや自分に足りないところを見つけることができました。クロスボールでは、出るタイミングが分からなかったり、どうポジショニングをとればいいのか分からなかったけど、体の向きやスペースの守り方を教えていただき、意識できるようになりました。チームに帰っても意識しながらプレーしたいと思います。また「基本技術の徹底」の部分では、積み重ねが大事なので、日々の練習一つ一つにこだわってプレーしていきたいと思います。この GKキャンプに参加し、上手くいかなくて悔しい部分もあったけれど、コーチから教えていただき、良い経験になりました。また新しいGKの仲間か増えて、とても成長できた3日間でした。

光山里桜 選手(ザスパクサツ群馬レディースU-15)
私は初めてこのキャンプに参加して、たくさんのことを学ぶことができました。全国から集まった選手たちと練習することが初めての経験だったので、ユミュニケーションを多くとることを意識しました。練習を重ねるごとに自分の得意、不得意なプレーを知ることができ、同い年の選手たちとやることでとてもいい刺激を受けました。ミーティングで見せていただいたU-17女子ワールドカップの映像では世界のレベルを知り、自分の末熟さを目の当たりにしましたが、コーチからのアドバイスを受け、改善点が分かったので、これからのチームの練習で意識して取り組み、夢である「なでしこシャパン」に入れるように努力していきます。最後に、このGKキャンプに関わってくださった関係者の皆様本当にありがとうございました。

下川陽菜 選手(岐阜西SCサッカークラブ)
所属チームの練習では、判断が遅く失点したり、相手にパスカットされることが多くありました。自信を無くし、サッカーが嫌になっていましたが、このキャンプを機に自信をつけようと思い参加しました。パスはあまり練習しませんでしたが、ローリングダウンや、クロスの対応、ブレイクアウェイなど基礎的な技術、応用的な技術を沢山学びました。
また他県の選手と一緒にプレーしたり、なでしこジャパンの西入GKコーチに教えていただくなど、貴重な経験をさせていただいたことにとても感謝しています。このような経験をし、キーパーはとてもかっこいいし、やりがいのあるポジションなんだと改めて感じました。この3日間で学んだことをチームの練習で活かし、更なる高みを目指して練習していきます。GKキャンプに開わってくださったコーチ、ドクター、トレーナー、総務の皆様そして一緒にプレーしてくれた選手のみなさん、本当にありがとうございました。

角田恋渉 選手(足利市立毛野中)
私はこのキャンプでたくさんのことを学びました。ミーティングでは「なでしこらしさ」について学び、その中でも「ひたむき」と「礼儀正しい」を意識して3日間活動に取り組みました。トレーニングでは自分の苦手な攻撃参加があり、いつもの自分だったらチャレンジしていないところでも、積極的にチャレンジし、そして新しいことに気付くことができました。またオフザピッチではしっかり挨拶をしたり、プレー以外のことも学ぶことができました。これからも自分の課題を頑張り、なでしこジャパンのGKとして活躍できるような選手になる為に一生懸命努力します。このキャンプに関わってくださった関係者の皆様、3日間本当にありがとうございました。

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