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女子GKキャンプ 高円宮記念JFA夢フィールドでの3日間の活動が終了

2022年07月05日

女子GKキャンプ 高円宮記念JFA夢フィールドでの3日間の活動が終了

2022年度第1回目の開催となる女子GKキャンプが7月1日(金)から3日間、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで行われました。選手・スタッフは集合時にSmartAmp法検査を受け陰性を確認した後、活動をスタート。トレーニングはU-13、U-14/15の2グループに分かれて3日間で4回実施しました。トレーニング初日はウォーミングアップから始まり、フィジカル測定、ゲーム、夜は全体でミーティングを行い、キャンプ初日を終えました。翌日は午前、午後と2回のトレーニング、最終日は午前に1回のトレーニングを実施しました。気温が上がる中ではありましたが、ポジショニングの確認、攻撃参加、クロスの守備といったGKのトレーニングに取り組むとともに、夜のグループ別ミーティングなどで、GKについて学びを深めていきました。キャンプは3日間と限られた時間ではありましたが、同じGKのライバルであり仲間である選手たちは、ともに取り組んだトレーニング、プログラム、ピッチ外での時間を通して成長した姿を見せてくれました。そして、今回学んだことや感じたことをそれぞれのチームに持ち帰り、また再会することを約束し合いました。

GKコーチコメント

西入俊浩 JFAコーチ(女子)GKチーフ
全国からU15年代の選手20名を招集し、女子GKキャンプを様々な方々のご尽力とご協力のもと実施することができました。キャンプのオープニングで「なでしこVision」にある「なでしこらしさ」をミーティングで確認して、U15/14とU13と2つのグループに分かれて年代に応じてトレーニングテーマを設定して実施しました。U13に関しては、初めてのトレーニングキャンプの参加や慣れない環境の中、緊張した雰囲気も見られましたが、時間が経つにつれて緊張感もとれ、積極的に攻守に関わる姿やゴールを果敢に守る姿も見られました。U15/14に関しては、キャンプのスタートから雰囲気も良く、トレーニングテーマを意識しながらゴールを守ること、ボールを奪うこと、ゴールを奪うための攻撃への関わりなど、質にこだわったプレーが見られました。
そして、キャンプ期間中にテクニカルスタッフが撮影したトレーニング映像を用いて、カテゴリーごとに分かれてミーティングを行い、GKプレーの3局面と合わせながらプレー映像を確認し、トレーニングやゲームの中での自分のプレーや仲間のプレーを振り返り、ピッチで指導を受けたことを改めて整理する時間となりました。
酷暑の中、そしてコロナ感染予防対策を講じながら様々な制限がある中でのキャンプとなりましたが、選手はトレーニングやミーティングにおいて積極的に取り組み、短い期間でしたが、選手の成長を感じられる3日間となりました。また、キャンプ期間中にJFA夢フィールドで自主トレーニングを行っていたSAMURAI BLUEの川島選手、吉田選手、南野選手、冨安選手、久保選手と交流する時間を作っていただき、特に川島選手には選手へのメッセージや様々な質問にも答えていただきました。そして、南野選手にはシュートを打っていただき、吉田選手にはクロスの守備のセッションでDFとして入っていただくなど、GKとDFの連係の大切さ、GKの「存在感」についての話もありました。JFA夢フィールドという素晴らしい環境の中、日本を代表して世界で戦う選手の貴重な話や一緒にプレーをする機会も作っていただき、選手にとってかけがえのない時間となり貴重な経験となりました。SAMURAI BLUEのみなさん、ありがとうございました。
最後になりますが、女子GKキャンプへご理解をいただき、選手を送り出していただいた保護者、学校、所属クラブ・チームスタッフのみなさま。そして、参加した選手、スタッフのみなさまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
引き続き、女子GK育成活動にご理解とご協力をいただき、選手の成長を見守っていきたいと思います。

選手コメント

神田瑠伽 選手(京都精華学園中)
このキャンプに参加するにあたり、ポジショニングとビルドアップのレベルを上げることを目標にして参加しました。ポジショニングでは、少しポジションがずれていたり、微調整ができていなかったりしてシュートを決められることが多くて、触れるボールも触れなかったりしたけどPKマークやゴールエリア、ポスト、ペナルティエリアなどを見ながらポジションを調整できたり、前に出てシュートコースを狭めるということを意識できました。ビルドアップでは、パスの質やトラップの向きや回数など意識し。今までできなかったことができるようになり、今回のキャンプで意識しながらトレーニングに取り組めました。パスを受けた時相手のプレスで焦ってプレーしてしまうことが多くありましたが、キャンプの最終日には落ち着いてプレーできました。このキャンプを通して学んだことを意識して練習に励み、チームの勝利に貢献したいです。

三治花音 選手(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
小学生の頃から目標としていた、GKキャンプに参加することが出来てとてもうれしかったです。3日間という短い期間でしたが、たくさんのことを学べて、全国から集まったレベルの高いGKとプレーができ、とても楽しかったです。また、たくさんの刺激を受けることができました。自分の課題がハッキリと分かり、その課題を解決するためには何をすべきか考えることができました。自チームでも、課題を追求しながらプレーしていきたいです。コロナ禍でGKキャンプを開催していただきありがとうございました。そして、自分をGKキャンプに送り出してくださったチームのスタッフ、家族、3日間支えてくださったスタッフのみなさん本当にありがとうございました。また次のGKキャンプも参加できるようこれからもがんばっていきます。

伊藤楓夏 選手(北海道リラ・コンサドーレ)
今回初めてGKキャンプに参加してまず思ったことは全国トップレベルのゴールキーパーになるには今の自分ではまだまだ足りないということです。ですが、道外のキーパーの選手とプレーしたことがなかったのでとても楽しかったです。同時にここに来ている選手に対してライバル心も生まれました。良い緊張感でトレーニングができたのでチームに時って帰ってチームのレベルを上げられるようにがんばりたいです。また、あこがれの選手に会うことができて、さらにがんばろうと思えました。なでしこジャパンに入れるようにがんばりたいと思います。

朴木毬乃 選手(十勝FSリトルガールズU-15)
最初私はGKキャンプに選ばれたことを聞いた時、うれしい気持ちと楽しみという気持ちの反面、不安という気持ちもありました。ですが、選ばれたことに感謝して一生懸命かんばれたと思います。
練習では自分が苦手なことと得意なことがはっきり分かり、仲間のプレーを見て学んだこともいっぱいあり、とても勉強になりました。夢フィールドといういい所で練習ができて、いいコーチ方とも会えて、本当にいい勉強になりました。選んでくれた方々にもすごく感謝しています。これからもがんばります。

女子GKキャンプとは

将来のなでしこジャパンのゴールキーパー(GK)を発掘・育成するプロジェクト。
日本女子サッカーの強化・育成の鍵であるU-15(中学生)年代前後の選手を「強化」「育成」「普及」の観点から選出し、継続したトレーニングを行う。

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