JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 選手育成 > 最新ニュース一覧 > 千葉県鴨川市でビーチサッカークリニックを実施

ニュース

千葉県鴨川市でビーチサッカークリニックを実施

2023年12月05日

千葉県鴨川市でビーチサッカークリニックを実施

12月3日(日)に、千葉県にある鴨川令徳高校のピッチにてビーチサッカークリニックを実施しました。

鴨川令徳高校は日本で初めて校庭にビーチコートがある高校で、校舎の横で行う環境にやや驚きました。

冬場の開催でしたが、天候に恵まれ参加した子どもたちも元気にボールを追いかけていました。

今回のビーチサッカークリニックでは、老若男女問わず自由に参加ができ、小学1年生も参加し大きな声を出しながら取り組んでいました。

午前は、二手に分かれ、ビーチサッカーを楽しみました。

子どもの部では、競争などを取り入れながらもビーチサッカーの基本的な動きや技術に触れてもらいました。リレーやドリブルでは、砂に足を取られ転倒する場面もあるものの、ビーチサッカーでは当たり前にあることであり、それさえも楽しんでくれました。ボールを使った技術であるトスは比較的できる参加者が多いものの、スコップはやはり難しいようで苦戦する子が多くいました。うまくボールを上げられずパスにつなげるのも一苦労です。

それでも、オーバーヘッドに関しては、積極的な子が多く講師がデモンストレーションで見せると大きな歓声が湧き、練習でも果敢にトライしてくれました。中には怖がってしまう子もいましたが、ビーチという特性から痛み少なくアクロバティックなことにチャレンジできるのはビーチサッカーの醍醐味だと感じます。

大人の部では、経験者も多くいたためしっかりとしたトレーニングメニューを行いました。

特にGK経験者が多く、シュートストップではなく、昨今のビーチサッカーの流れから、GKのビルドアップや足元の技術にフォーカスした内容となりましたが、真剣な表情で取り組んでくれました。

また、ただ練習をこなすのではなく、ゲーム中の状況をイメージしながら行うよう声掛けされると参加者同士で声掛けをしながら行ってくれました。

内容は理解するものの、いざやろうとすると足元が不安定でパスがずれたり、トラップやリフティングが安定しない場面が出てしまいます。それでも何度も繰り返し行い、自分のものにしようとする姿が多くあり、講師も「素晴らしく前向きに取り組んでくれている」と強く感じていました。

2時間しっかりと取り組んだのち、午後は子どもたちのフェスティバルを行い、楽しみながらも真剣に勝負をしていました。

まだまだトスやスコップを披露できる参加者はなかなかいなかったものの、スローインからダイレクトオーバーヘッドを決める子がおり、全員で盛り上がりました。

順位はあるものの、終始プレーしている選手、応援している保護者や大人の雰囲気がよく、盛り上がったビーチサッカークリニックとなりました。

講師コメント

田畑輝樹 コーチ(ナショナルコーチングスタッフ)
2023年のJFAビーチサッカー巡回クリニックでは、主に各地域に所属している選手に対して育成や強化をメインに行ってきましたが、今年初めて鴨川令徳ビーチコートで子どもから大人まで普及を目的としたクリニックを行いました。
クリニックでは小学生・初心者/初級者向けと鴨川のチームである鴨川ゾンネさん所属の男女へゴールキーパークリニックを、ハーフコートに分かれて行いました。
ウォーミングアップだけは子どもや大人も混じりレクレーション要素で楽しくスタートしました。ウォーミングアップ後は二手に分かれ、私はゴールキーパークリニックを担当しました。
今のゴールキーパーに必要なことを取り入れつつ、新しいトレーニングメニューも取り入れ、難しい部分もありながらも楽しく実施することができました。それも参加者の方が真剣に取り組んでいただいたお陰だと思います。
参加した選手の皆さん、ありがとうございました。
そして、午後からは子どもたち8チームによる大会を行いました。
どの試合も見応えのある、そして白熱した試合でした。私自身も熱くなり楽しみながらもワクワクした大会となりました。
今後もビーチサッカーを通してクリニックや大会と普及、育成、強化に関わりビーチサッカーの発展に貢献できるように取り組んでいきたいと思います。
この場を借りて、今回のクリニックや大会に関わる関係者の方々へお礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

参加者コメント

能波亜紀 選手(SONNE Kamogawa B.S.)
ゴールキーパーの攻撃に特化した、あまり経験したことのないテーマにチャレンジすることができました。
世界を相手にフィールドプレーヤーとしても活躍されてきた田畑輝樹講師ならではの独自な視点によるメニューはとても刺激的でした。
キーパーグローブを一度も使わずに終わりましたが(笑)、あらためてビーチサッカーにおいて攻撃の起点となるゴールキーパーの足の技術の重要性を再認識することができました。
充実した2時間でした。

永山朝陽 選手
試合はとても楽しかったけど、ゴールを決めることができなかったことと小牧コーチに教えてもらったオーバーベッドが上手にできなかったことがとても悔しかったです。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー