JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 選手育成 > 最新ニュース一覧 > 第1回 JFA U-18フットサルタレント育成普及事業①(U-18フットサルトレセン)を夢フィールドで開催

ニュース

第1回 JFA U-18フットサルタレント育成普及事業①(U-18フットサルトレセン)を夢フィールドで開催

2022年11月14日

第1回 JFA U-18フットサルタレント育成普及事業①(U-18フットサルトレセン)を夢フィールドで開催

11月12日(土)・13日(日)の2日間、今年立ち上がった「JFA U-18フットサルタレント育成普及事業」の1回目が高円宮記念JFA夢フィールドにて開催されました。本活動は、将来フットサル日本代表でプレーする可能性を秘めた18歳以下の選手が参加し、フットサル日本代表や年代別代表でプレーする選手のようなトップアスリートの基準(プレー強度やピッチ内外の習慣)の一部分に触れることで、今後の選手生活に新しい習慣のヒントを見つけ、所属チームに戻ってからも更に研鑽することを目標にしています。

本活動には、今年8月に開催された全日本U-18フットサル選手権の本戦及び各地区大会の視察を経て、全国から18名の選手が招集されました。コーチ陣にはJFAフットサルインストラクターである鈴村拓也氏と西野宏太郎氏、GKコーチにはJFAフットサルGKプロジェクトの富澤孝氏、そしてフィジカルコーチにはJFAフットサルフィジカルフィットネスプロジェクトより内部亮氏が参加しました。またフットサル日本代表の高橋健介コーチがオブザーバーとして選手たちの活動をサポートしました。

冒頭のミーティングで小森隆弘JFAフットサル育成ダイレクターが本活動の目的を選手たちに説明し、その上でJFAフットサル委員会が目標に掲げている「2036年のFIFAフットサルワールドカップでフットサル日本代表が優勝する」ことを伝え、今回参加している選手たちが同大会開催時には31-32歳であり、チームの核となる可能性が非常に高い年代であり、選手たちが競争力を持って今後プレーしていくことが重要になってくることが伝えられました。その後、鈴村コーチから2日間のスケジュールとの期間中のルールが伝えられ、最後に高橋コーチからはお互いをリスペクトすることを忘れずに、個々の能力を最大限発揮できるよう頑張ってほしいと選手たちに伝え、フットサルアリーナへと移っていきました。

初日のトレーニングは13:30と18:00からそれぞれ2時間弱のセッションとなりました。昼間のセッションでは全選手を対象にフィットネステストからスタートし、その後はボールを使って1対1、2対2、3対3の場面を想定したメニューに取り組みました。夕方のセッションでは守備時のステッピングをテーマに体の使い方を学び、その後はGKを使った攻撃やスモールサイドでのゲームといったより実戦的な内容のメニューを実施しました。普段は異なるチームでプレーする対戦相手でもある選手同士ですが、時間の経過とともに徐々に積極的に声かけやコミュニケーションを取るようになり、 良い雰囲気の中で初日のトレーニングを終えました。夕食時には帯同ドクターより「トップアスリートになるための身体作りを意識した食事」をテーマに、五大栄養素をバランスよく摂取する重要性について説明を受けてから、選手たちは各自でビュッフェ台から食事を取りました。夕食後にはポジション別に選手とコーチが集まり、プレー中の課題や悩みを相談する場が設けられ、積極的に意見交換する姿が見られました。

2日目は全体でウォーミングアップを行ってから、2チームに分けて2本の紅白戦を行いました。過ごした時間は僅かではあるものの、勝利に向けて本気でプレーし、ベンチでもコミュニケーションを取り続けました。両チームが互いに持ち味を出し、拮抗した試合となりましたが最終スコアは2-1で幕を閉じました。

最後のミーティングで高橋コーチより、「強くなるため、よりよくなるための良い習慣を続ける」ことの重要性が再度伝えられました。最後に2日間の活動を見学していたフットサル日本代表の木暮賢一郎監督からも選手たちに激励のメッセージが送られて全プログラムを終えました。

「JFA U-18フットサルタレント育成普及事業」は、別グループの選手を招集して年内に第2回を実施予定です。

コーチコメント

鈴村拓也 コーチ(JFAフットサルインストラクター/神戸ハーバーフットボールクラブ)
初開催となるこの活動には、今後の日本フットサル界を担う若い有望な選手達に、2日間という短い時間の中で成長してもらいたい、その責任感を持って参加しました。
選手達の能力は非常に高く、トレーニングを行うごとにプレーの質が上がっていくことが目に見えました。今回の経験を通じて得た良い習慣を今後も継続してもらい、更なる成長、高みを目指してもらいたいと思っています。
最後になりますが、今回の活動に選手を派遣してくださった各チームの代表者、監督、保護者の皆様、活動を支えてくださったスタッフ、関係者の皆様、ありがとうございました。

西野宏太郎 コーチ(JFAフットサルインストラクター/リガーレヴィア葛飾)
今回このような機会に携わることが出来て、非常に充実した2日間を過ごすことができました。選手、スタッフ、保護者、所属チームの指導者の方々、本当にありがとうございました。
この年代とは思えない個人技術・戦術のレベルの高さにいい意味で驚かされ、また、実にこの年代らしい"ひたむきさ"も持ち合わせていて、強度の高い充実したトレーニングが出来ました。このような活動を通して、育成年代のフットサルの普及、強化が進み、さらには日本のフットサルが進化すると信じています。今回参加した選手達が感じたことを所属チームや日常に生かしながらレベルアップするのと同様に、私も今回の経験を生かしていきたいと思います。

選手コメント

浅野岬 選手(聖和学園高等学校)
今回、素晴らしい活動に参加出来てとてもいい経験になりました。同年代のレベルの高い選手達と2日間トレーニング出来たことは、自分にとってとてもいい刺激になりました。攻撃面では、自分の強みを最大限に発揮するために、仕掛けることやシュートで終わることを意識し、守備面では意欲・強度・犠牲心を意識して取り組みました。1対1では、正体を常に心がけて絶対に抜かれないことや、最後まで体を投げ出すことを意識しました。オブザピッチの面でも、食事の取り方や交代浴など自分が今まで意識してこなかったことを学ぶことが出来て、貴重な経験となりました。
短い期間で初めて会う選手達とコミュニケーションをとりながら刺激を受けることができて、すごく成長出来ました。自チームに戻っても意識を高く持ち、この経験をチームに還元出来るようにこれからも頑張っていきたいと思います。
最後に、素晴らしい環境を準備してくれた全ての方への感謝を忘れずに、またこのような場に呼んでもらえるように頑張ります。

片山聖 選手(湘南ベルマーレフットサルクラブロンドリーナU-18)
多くの方々のご協力により、素晴らしい体験をすることができました。この年代のトップレベルの選手たちに自分のストロングポイントがどう通用するのか、また弱点をどう改善するかという意味でも多くのことを学べた機会でした。また、普段戦っている相手と仲間として過ごせたことでものすごく刺激になりました。ここで満足はせずに、またここに戻ってこられるよう、そしてライバルたちに負けないよう、日々努力していきます。

青島竣平 選手(ペスカドーラ町田U-18)
まずこのような場を用意してくれたスタッフの方々、本当にありがとうございました。また、このような場に呼ばれることは当たり前ではないということをしっかりと感じました。自分としては、今回の活動で課題と通用する部分を知ることができました。また、今まではよく理解できていなかった部分も細かく教えてもらうことができ、多くの収穫がありました。自分より上手い人はいっぱいいるのでもっともっと努力し、いち早く世界で活躍できるよう、そして次は日本代表に招集してもらえるよう頑張りたいと思います。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー