JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 選手育成 > 最新ニュース一覧 > JFAプログラムの日常での実践 ~JFAアカデミー今治 スタッフ通信Vol.22

ニュース

JFAプログラムの日常での実践 ~JFAアカデミー今治 スタッフ通信Vol.22

2022年01月13日

JFAプログラムの日常での実践 ~JFAアカデミー今治 スタッフ通信Vol.22

JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。

JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー今治のレポートを担当するのは木村リエコーチです。 

JFAプログラム

JFAアカデミー今治のスタッフ通信を担当させて頂きますコーチの木村リエです。

今回はJFAプログラムを日常で実践していく中での選手の成長を紹介させて頂きたいと思います。

JFAアカデミー今治は週末帰省型として活動しており、平日は3学年31名が寮で生活をし、週末は地元へ戻り各所属チームで活動をしています。平日の寮での生活スケジュールは、学校から帰るとすぐにトレーニングへ向かいます。トレーニングが終わると夕食後は、月に数回JFAプログラムを実施しています。

このJFAプログラムは、ピッチの内外で起こる様々なことに対して、自ら対応・解決し、自立した個人に成長していくため、ピッチ外での人間的な教育も重視しているプログラムで、日々の生活の中で実践していきます。

JFAアカデミー今治では、このJFAプログラムを「ラーニングプログラム(学習)」「ヒューマンネイチャープログラム(人間形成)」「インターチェンジプログラム(地域交流)」「ライフケアプログラム(自己管理)」に大きく分けて実施しています。

●ラーニングプログラム
中学校での授業をしっかりと学習・理解することを基本に将来に向けた学習の基礎作りをベースに学習サポートの実施、論理的・分析的・批判的な思考方法を、聞く・話す・読む・書くことを通して、自立して考える力を身につける言語技術を学びます。
●ヒューマンネイチャープログラム
心の育成をコンセプトに自主・自立に向けた情操教育、またTPOに合わせた所作や様々な考え方・ものの見方などをマナーやライフスキル、法教育や労作作業で学びます。
●インターチェンジプログラム
いつもお世話になっている地域の方々への感謝の気持ちを示すため、招待試合の実施や地域の保育園運動会サポート、また地域交流会や大掃除、また地域の企業・産業の生業を学び社会性を養います。
●ライフケアプログラム
自身の身体のことや健康・安全について学習し、またアスリートとしてのセルフコンディションに対する考え方・方法を学び、自己管理能力を高めるため実践し学んでいます。

日常での実践による成長

選手はこれらのプログラムを3年間通して、それぞれの学年・時期に応じた内容を実践し学んでいきます。ここ数年は、新型コロナウイルス感染拡大のために実施できなかったプログラムもありますが、2学期においてはオンラインも含めて、3年生(5期生)・2年生(6期生)は久しぶりに、1年生(7期生)においては初めてのプログラムを、それぞれの立場において実施・学ぶことが出来ました。この2学期、特に選手たちが自主的に日々の生活の中で自己を意識、そのことによって全体の意識が向上し、生活やオンザピッチでの質が向上したと感じています。もちろんオンザピッチ・オフザピッチのプログラムだけでなく、学校生活・家庭・各所属チームでの立場、また寮内での自身の役割・責任、そして多くの大人の関わりがあり成長していると感じています。3学期は更なる成長のためにプログラムの実践を通じて、あらゆる場所での自主・自立した行動がとれるように期待するとともにサポートしていきたいと思います。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー