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スポーツ振興くじ(toto)助成 指導者短期派遣事業をミャンマーで実施

2023年12月05日

スポーツ振興くじ(toto)助成 指導者短期派遣事業をミャンマーで実施

11月28日(火)・29日(水)の2日間、ミャンマー・ヤンゴンのThuwunna Youth Training Center Stadiumにて、ミャンマーサッカー協会の協力のもと、指導者を対象とした研修会を実施しました。参加者はミャンマーナショナルリーグの指導者やアカデミーの指導者、フィットネスコーチ、ミャンマー代表チームのコーチングスタッフ、浮氣哲郎女子代表監督を含む合計80名を超える指導者が参加しました。

初日は小野副技術委員長による世界のフットボールのトレンド、菅野フィジカルフィットネスリーダーによるフィジカルフィットネスによる講義・実技講習が行われました。実技指導では、ミャンマーサッカー連盟ヤンゴンアカデミーU-15の選手がサポート選手としてフィジカルトレーニングを中心としたインテンシティの高いトレーニングメニューを行い、ピッチ上でも活発な意見交換が行われました。

2日目は、ミャンマーの各世代の代表チームのスタッフ、及びミャンマーアカデミースタッフに参加して頂き、菅野フィジカルフィットネスリーダーからJFAフィジカルフィットネスプロジェクトの取り組みを中心に講義を行いました。

コメント

菅野淳 JFAフィジカルフィットネスプロジェクトリーダー
はじめに小野剛技術副委員長による世界サッカーのトレンドに関する話がなされ、みなさん熱心にメモをとりながら聞き入っていました。次に私がフィジカルフィットネスに関する講義を60分ほど行いました。内容としては多少スポーツ生理学の話を入れながら、フィジカルフィットネストレーニングに必要な知識について触れさせていただきました。
質疑応答の後、ピッチに出て実技を行いました。実技はデモンストレーション形式により私が5つのテーマで実技を行い、それぞれのテーマ終了後その都度参加の指導者とディスカッションを行う形で行いました。テーマは5つで、有酸素性低強度、有酸素性中強度、有酸素性高強度、無酸素性スピード、無酸素性スピード持久力と日本で行われているフィジカルフィットネスライセンスコースのものを実際にサポートプレーヤーたちにやってもらいました。
講義ではやや硬い雰囲気でしたので、ピッチでの実技では最初の有酸素性低強度トレーニングには指導者のコーチの方たちにも実際にプレーして汗をかいていただきました。その結果、プレーされたコーチはもちろん、見学されていたコーチたちもかなり積極的な雰囲気となりました。テーマひとつひとつにさまざまなコメントや質問をいただき、やはりコーチングセミナーは講義室ではなくピッチでやるのが一番と感じました。
2日目は、私たちJFAフィジカルフィットネスプロジェクトが取り組んでいるいろいろな事業をご紹介させていただきました。特にユース育成で行われているムーブメントプレパレーションやフィジカル測定に興味を持っていただき、時間オーバーとなるほどの質問をいただきました。この活発な議論を通じて、とても向上心にあふれ情報を共有したい気持ちが伝わり、とても素晴らしい時間となりました。
最後になりますが、このような機会を与えてくださったJSC(スポーツ振興くじ)、初めての訪問にも関わらずとても温かい雰囲気で迎えてくださったミャンマーサッカー協会のみなさまに心より感謝申し上げます。

Tin Myint Aung ミャンマーサッカー協会テクニカルダイレクター
ミャンマーにて研修会を実施して頂き本当にありがとうございます。
講師を担当して頂いた小野副技術委員長、菅野フィジカルフィットネスプロジェクトリーダー、さらには本研修会の開催に向けてサポートして頂いた日本サッカー協会、Japan Sports Councilにも感謝申し上げます。
ミャンマーの指導者にとって、フィジカルフィットネスを中心とした2日間の研修会は非常に有意義で、多くの指導者が新しい発見をすることができました。
日本は代表チームだけでなく育成年代の代表、指導者養成、さらにはグラスルーツの取り組みも素晴らしいので、今後も機会があればミャンマーに来ていただき、さまざまなセミナーを実施して頂きたいと思います。

Min Thu 受講生
2日間の研修会を実施して頂きありがとうございます。
ミャンマーの指導者の多くの指導方法は、自分が選手だったときの経験と、研修会で学んだことを踏まえて選手たちに指導していました。
2日間の研修会では、講義だけでなく実技も実施していただき、フィジカルフィットネスに対する理解を深めることができたので、今後の指導に生かしていきたいと思います。
日本のサッカー選手とミャンマーのサッカー選手の体格に大きな違いはありませんが、そんな中でも日本の選手たちは世界のトップチームと対等な試合を行っているので、ミャンマーも参考にしていきたいです。
今後機会があれば、ミャンマーの代表チームのコーチや、アカデミーのコーチなどが日本に行って勉強したいので引き続きよろしくお願いします。

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