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JFAハウスでリスペクトシンポジウムを開催 ~JFAリスペクト フェアプレー デイズ2019~

2019年09月13日

JFAハウスでリスペクトシンポジウムを開催 ~JFAリスペクト フェアプレー デイズ2019~

日本サッカー協会(JFA)は9月7日(土)、JFAハウスでリスペクトシンポジウムを開催しました。

JFAは2011年から、サッカーなどスポーツの現場で顕在化する差別や暴力に断固反対し、リスペクト(大切に思うこと)とフェアプレー精神を広く伝えていくため、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ」を設けています。今年は9月1日(日)から10日(火)までを期間とし、その一環としてシンポジウムを行いました。

第1部 基調講演

第1部での基調講演では、田嶋幸三JFA会長と、村井満Jリーグチェアマンによる基調講演が行なわれました。田嶋会長は昨年も世界中で話題になったFIFAワールドカップ ロシア大会での敗退後、ロッカールームをきれいに清掃した日本代表を引き合いに、リスペクトの精神など「日本らしさを広めていきたい」と話しました。村井チェアマンは、各会場での試合前にリスペクトの重要性を広めるVTRを流すなど、Jリーグの取り組みを説明しました。また、Jリーグ王者には警告数の少ないチームが圧倒的に多いと、競技的な観点からのリスペクトの“効果”を語っていました。

第2部 リスペクト アウォーズ表彰式

「RESPECT(大切に思うこと)」が地平線の先のどこまでも広がっていく想い、その様相をデザインした新ロゴの発表に続き、第2部ではリスペクト アウォーズの表彰式が行われ、今年は下記4団体が表彰されました。

リスペクト アウォーズ2019受賞者

プレーヤーズファースト賞:
FCアクセルJr.'09
「参加者全員が楽しめる大会を主催」

グッドコミュニケーション賞:
CONFIANCA FC
「相手を思う気持ちから始めた、コミュニケーションの一貫」

インクルーシブ賞:
NPO法人 BLACKSOX
「障がい児者と健常者をスポーツでつなぐ」を目標にイベントを開催

インクルーシブ賞:
ミキサー
「障がい者サッカー7団体全ての人が一緒に楽しめる大会を主催」

第3部 パネルディスカッション

第3部では、前橋育英高校サッカー部の山田耕介監督や元日本代表の福西崇史さんらによるパネルディスカッションが開かれました。なでしこジャパン(日本女子代表)としても活躍した宮本ともみU-19日本女子代表コーチは、出産後になでしこジャパンに復帰した際、「子どもを連れての代表参加がありがたかった」と語り、他国ではそうしたケアが進んでいると、さらなる社会進出への期待がされる女性アスリートへのリスペクトの重要性を訴えました。プロフェッショナルレフェリーの家本政明さんは、福西さんと選手・審判の立場から、互いを尊重してより良い試合をつくっていく重要性を語りました。山田監督が強調していたのは、リスペクトの精神も含めた人間力が良い選手には備わっているということでした。福西さんも「グラウンドの内外での対応は、人間力につながります。海外の選手にはそういうことができる人が多いし、そういう学んだことを態度で示し、伝えていくのも日本代表選手の使命だと思います」と話していました。

コメント

田嶋幸三 JFA会長
リスペクトにはルールを守る、相手を尊敬するなど、たくさんの意味があります。それを私たちは、対戦相手やお世話になった方々、さらに用具と、さまざまなことを「大切に思うこと」に置き換えられると考えました。その思いを忘れず、続けていくのは、スポーツを文化にしたいからです。育成年代からしっかり教えるからこそ身につくことですし、日本代表が必死に試合に取り組み続けていくことで文化になります。リスペクトの精神を、日本から世界へと広げていきます。

村井満 Jリーグチェアマン
私にはあまりサッカー界での経験がないので、意思決定する際にはJリーグの理念に近づくかを判断基準としてきました。その理念の中核にある「豊かなスポーツ文化の振興」をするにあたり、暴言や暴力、八百長は対局にある概念です。スポーツは本来、競いながら楽しむもので、相手がいなければ競技が成立しません。チームに多くの外国人選手がいて、他国のチームとも対戦するサッカー界から、日本社会での差別をなくしていくための還元をしていこうと考えています。

長谷川健 さん(ミキサー)
私たちは、さまざまな障がいのある方々と、どうしたらみんな一緒にボールを蹴ることができるかを、ちょっとした遊び感覚で2017年に始めました。今日はこういうメンバーが集まっているからこういうルールでやろう、と自分たちで考えながらサッカーしています。イベントで終わらず、この活動を日常生活に落とし込むことが大事だと思っています。視力の弱い方など、ミキサーで知り合った方と似た人を街で見かけた時、手を差し伸べるような発想を持ってもらえるような活動をしていきたいと思います。

山田耕介 監督(前橋育英高校サッカー部)
子どもたちはみんな、一生懸命サッカーをやっていますが、支えてくれる家族や仲間、先生への感謝の気持ちがなければ、サッカーをやり切ることはできないと、選手にはいつも話します。良い選手というのはどういうものかと考えると、やはり人間力がある選手です。指導者が子どもをリスペクトすることも大切です。いろいろな選手がいるので、その中で生徒の長所を見出していくこともリスペクトですよね。リスペクトについて、考えることはたくさんありますね。

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