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U-20フットサル日本代表候補 新チームでの活動を高円宮記念JFA夢フィールドで開始

2021年12月29日

U-20フットサル日本代表候補 新チームでの活動を高円宮記念JFA夢フィールドで開始

2023年に開催されるAFC U20フットサルアジアカップに向けた新チームが12月27日に高円宮記念JFA夢フィールドで始動しました。スタッフ体制は木暮賢一郎監督と内山慶太郎GKコーチは前体制から継続となりましたが、新たに11月までフットサルインドネシア代表の監督を務めていた高橋健介コーチ、JFAフットサルフィジカルプロジェクトのメンバーであり現在大阪成蹊大学フットサル部の監督をしている佐藤亮フィジカルコーチがチームに就任しました。また今回の活動にはJFAフットサルインストラクターグループより豊島明インストラクターがアシスタントコーチとしてチームに帯同しました。

最初の全体ミーティングではJFAの中長期計画として2036年FIFAフットサルワールドカップで日本代表が優勝することを目標にしていること、今回招集されている現在15‐18歳の選手たちはその大会で根幹となる選手であり、JFAとして若手の強化・育成に力を入れていくことが改めて伝えられました。木暮監督からは今回チームを支えるコーチングスタッフの全員が選手またはスタッフとしてAFC大会で「優勝」を経験していることを説明し、そうしたスタッフ陣からピッチ内外で様々なことを吸収して更に成長して、このチームのメンバーから1人でも多く、年齢制限のない、最上位チームとなるフットサル日本代表に招集されてワールドカップで活躍すること、そして世代別のAFC大会では前回大会に引き続き連覇をするという目標が伝えられました。

今回のトレーニングキャンプは全4日間の日程で組まれており、初日のトレーニングは佐藤フィジカルコーチによるウォーミングアップから始まりました。初対面となる選手も多く、最初は少し固い雰囲気の中で始まりましたが、名前を積極的に呼び合う工夫やアイスブレイクの要素を含んだ内容で徐々に表情も和らいでいきました。その後、ボールを使った序盤のメニューは高橋コーチが担当し、体の向きや動き出しなど少しずつ戦術的なトレーニングへと移っていきました。後半からは木暮監督が指揮を執り、より実践的な内容に取り組みました。時よりフリーズをかけて戦術ボードを見せながら、選手たちへ目指したいチームのコンセプトを伝えていきます。夕食後には帯同ドクターから世界で戦うための食事による身体作りの重要性と新型コロナウイルスの感染対策についてレクチャーを聴き、アスレティックトレーナーからはコンディション維持のためのセルフケアの取り組み方の指導を受けました。選手たちは集合のための移動もありましたがそうした疲れの表情を見せず、ピッチの内外でトップアスリートとして振舞えるよう多くのことを吸収した初日となりました。

最終日にFリーグのしながわシティとのトレーニングマッチを予定しているため、翌日は午前と午後の二部構成で前日よりも更に実践的な内容のトレーニングを行いました。高橋コーチと豊島コーチが各選手たちへサポートをしながら攻撃面のチームコンセプトを理解させて連係面を高めていき、終盤はゲーム形式のメニューを多く行いました。真剣勝負の雰囲気を醸し出しながらも、ここまで取り組んできたチーム戦術がピッチで体現できた際には達成感からくる良い表情を見せ、一体感が感じられる良い雰囲気の中でトレーニングを終えました。トレーニング後にはJFA夢フィールド内にある大浴場でリカバリーを目的とした交代浴を行いました。歴代の日本代表チームの写真が掲示された施設のロッカーで選手たちは日本代表のエンブレムをつけて活動することの覚悟と責任を再認識した2日目となりました。

チームは3日目にも二部トレーニングを行い、最終日にはこのチームで初めてとなる試合に臨みます。

選手コメント

GK 川上翼 選手(名古屋グランパスU-18)
まずは2日間を終え、チームとしては要求の声やプラスの掛け声が多く見られ、3セッション全てにおいて高い強度でトレーニングができたと思います。個人としては、これまでサッカーをやってきたこともあり、分からない事が沢山ありましたが、色々な選手に教えて貰いながら徐々に理解し学ぶことができました。また、ゴールクリアランスやボールを前に運ぶプレーに関してはまだまだ足りないと感じているので、2日間で言われた事をしっかり整理して明日以降に繋げていきたいと思います。

FP 道下楓生 選手(ペティロッソ香芝U-18)
コロナ禍という難しい状況の中で合宿を開催するにあたって色んな方々に感謝したいです。
初めて日の丸を背負えたことに嬉しさと同時に責任を感じました。自分は初招集なのでこのような強度で同世代の素晴らしい選手たちとトレーニングを行える機会は少ないと思うので、この合宿で吸収出来るものは全て吸収し、また日本代表のエンブレムをつけてプレーできるように残りの2日間、練習ひとつひとつを大事にしていこうと思います。

FP 陣川凌 選手(エスタボンU-18)
まずは、このような状況下で合宿を開催するにあたって協力してくれた方々に感謝したいです。今回のトレーニングキャンプが3回目の招集となりますが、自分たちの年代では最初の合宿になりました。同世代とのトレーニングはとても刺激的で、意識の高い選手と常に高い強度でトレーニングができています。これまでは他の選手について行くことで精一杯でしたが、これからは自分が引っ張っていき、チームとして結果を残せるように頑張ります。

FP 成田美光 選手(ペスカドーラ町田U-18)
今回このような大変な状況の中トレーニング合宿を開催してもらったことに感謝しています。初めて代表候補合宿に参加させていただけること、日本代表のエンブレムをつけて練習できることを誇りに思います。U-20の日本のトッププレイヤーと一緒にプレーできる1分1秒を大事にしながら自分をアピールして最終日のしながわシティとの試合に勝つために明日からも必死に取り組んでいきたいと思います。

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