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試合2日前の2部練習、充実の時間を過ごすなでしこジャパン

2022年06月23日

試合2日前の2部練習、充実の時間を過ごすなでしこジャパン

セルビア女子代表との国際親善試合を控えるなでしこジャパンは6月22日(水)、試合を2日後に控え午前と午後の2部練習を行い、ハードなトレーニングに励みました。

前日から一転、曇天となったスタラパゾバの午前はやや肌寒く感じられる天候で、トレーニングしやすい気温となりました。日本を発ち、セルビア、フィンランドへと渡航する移動の多い活動となる今回ですが、前日に池田太監督から「調整に終始して身構えることはしない」と話した通り、限られた時間の中でも2部練習を組みコンディションを見極めながらもチームとしての積み上げを図ります。その言葉の通り午前は身体に多く刺激の入るメニューが中心となりました。

最初に側転などの身体を大きく使う運動で身体を起こした後、対面でのパス&ムーブにスプリントを織り交ぜたメニューを行います。指定された本数のパスを交換するのにかかった秒数を計測しながら、パススピードと共にスプリントの強度も上げていき、心拍数が上がった中でもブレない技術を求めます。選手はみな息が上がりながらも互いに声を掛け合い盛り上げながら、試合を意識したスピード感でトレーニングをこなしていきました。その後グリッドを移動しながらのボールポゼッションを行った後はナンバーゲームに移行。コーチが呼びかけた数字と同じ人数が両チームからピッチに入り、スモールサイドゲームを行いました。プレーの最中にも時折コールがかかり、プレーする人数が増えていくなど、目まぐるしく変わる状況に対応しながら、選手は手数を掛けすぎずにシンプルにゴールへと迫りました。またこのトレーニングは2チームに分かれスコアをカウントしながら行われ、練習の中でも競争意識、勝負事の感覚を心身に刷り込みました。前日夜にチームに合流した宝田沙織選手、杉田妃和選手、林穂之香選手、遠藤純選手も他の選手と同様にメニューを消化し、セルビア戦に向け他の選手とも足並みをそろえて準備を進めました。

午前とは打って変わって強い日差しを取り戻した午後は、トレーニングの前にミーティングを行い、チームとしてのボールの奪い方について共通の考えを共有してから練習に入りました。ピッチに出てからはパスやリフティングでボールフィーリングを高めた後に、ミーティングで確認した内容を実践するトレーニングを実施。ピッチ半面を使いながらボールの動きとともに、各選手がどのようなポジションを取るかを細かに確認しました。GKも入り行われたこのトレーニングでは、フィニッシュまで持ち込まれた局面に対しそれぞれ池田咲紀子選手、山下杏也加選手、田中桃子選手が鋭いセーブを見せる場面も見られ、ゴールキーパー陣も試合に向けて着々と準備を進めている様子を見せました。また水分補給の合間や練習が終わった後にも各選手が話し合い、チームとしての狙いをピッチに落とし込むために、細かにコミュニケーションを取る姿が見られました。

セルビアでの2日目の活動を終えたなでしこジャパン。セルビアサッカー協会の施設であるSports Center FASは食事会場のモニターでも各国の試合が放映されるなど、自然とサッカーに集中する環境が整っています。チームは翌日の前日練習を経て、24日(金)19:45キックオフ(日本時間:25日(土)2:45)の試合に臨みます。

選手コメント

GK #21 田中桃子 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
WEリーグでの1年目が終わりましたが、前期と後期で自分の中でいろいろな違いがありました。前期は全ての試合に出させてもらえて、継続して試合に出ることで良い意味で課題がどんどん見つかり、もっと成長しないと余裕を持ってチームを勝たせられる存在にはなれないと思いました。一方で後期は開幕の時点で怪我で出遅れてしまい、そこから復帰してもなかなかコンディションが上がらずに、試合に絡めない時期が長く、半分も試合に出られませんでした。怪我をしてチームに迷惑をかけてしまい、チームとしても思うように勝てない時期があった中で、自分がチームの力になれませんでした。怪我をしないように自分がどういう準備をすべきか、今一度考えさせられる機会でした。
自分自身の武器はクロスボールの対応のような守備の部分なので、そこでどれだけ貢献できるかと考えていた中で、これまで代表で出場した試合では、昨年11月のオランダ戦も自分たちがボールを持つ時間が長くてあまり自分のプレーを出せるシーンがなく、AFC女子アジアカップのベトナム戦も同様にいかにリスク管理をするかというところが多かったです。もちろんチームとしては守備の時間が長くならないほうが良いですが、自分自身がどこまでできるかというのはまだ見られていないので、今回チャレンジできれば思っています。

DF #2 清水梨紗 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
セルビアは凄くパワフルな印象で、ヨーロッパと言えばスピードに戦術を加えた中で個々の力があると思っていますが、それに加えて力強さもヨーロッパの中でもあるほうだと思うので、相手のやり方にはまると自分たちは苦しい時間が長くなる相手だなと思っています。一方で相手も前からボールを奪いにくる分、狙えるスペースもあると思っています。フィンランドは女子ヨーロッパ選手権に向けて良いチームづくりができているところだと思うので、EUROに参加する良いチームと試合ができることはすごく楽しみです。
アジアとヨーロッパの国では戦い方がぜんぜん違いますし、相手がラインを引く位置も違います。こちらもセンターバックを含めてラインのコントロールをしっかりやらないと裏を取られてしまいますし、そういったボールはサイドに流れてくることが多いので、自分の背後を取られないようにすることはヨーロッパの選手に対して個人的にも意識しているところです。そこはチームとしても意識していきたいです。ウイングやサイドハーフの選手が強力になってきていると感じていますし、それを自分個人で止めるのか、サイドハーフやセンターバックの選手と一緒になって止めるのかというのを、相手が嫌がることを意識してやっていきたいです。チームとしては守備ももちろんですが、昨年11月の欧州遠征では点が取れていないので、そこは自分もサイドバックとして色々なチャンスメイクができればと思います。

DF #5 三宅史織 選手(INAC神戸レオネッサ)
所属チームでのプレーを見てもらって代表に呼んでもらえていますが、INACと代表はまったく別のチームですし、一緒のことをやっていてもダメだと思っています。根本的にやるサッカーが異なる中で、代表では代表のサッカーをみんなで共通理解を持ってやらなければいけません。さらにそれを短い期間でやっていかなければなりませんし、WEリーグ優勝チームの選手でもポジション争いから始まるので、WEリーグで成長したことをこの場でどんなプレーでアピールするか、チームとしての共通理解を深めながらいかに自分がチームに貢献できるかをしっかり見せていきたいです。
所属チームと代表で目指すサッカーの違いはありますが、根本としてボールを奪う、ゴールを奪う、ゴールを取られないというサッカーの本質は変わりません。代表ではサイドでプレーすることが多く、所属チームでは真ん中が多いですが、どちらもできることは一つの強みだと思っています。サイドでプレーする時にスピードでガンガン行けるタイプではないのでそこは課題だと思っていますが、そこができない分、後ろでのビルドアップではできることがあると思っているので、そこを見せていきたいです。ワールドカップやオリンピックなどに向けて、常にサバイバル、競争はあると代表に来ていつも感じています。攻撃の部分ではビルドアップが強みだと思っているのでそこを出しつつ、守備の強度も高めていって、競争に残っていかなければと思っています。

FW #19 植木理子 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
セルビアは若くて勢いのあるチームですが、だからといってその勢いに飲まれてはいけないですし、私自身もチームの中では若い方なので、自分たちがそういう勢いを持って戦うために良い準備をしていきたいと思います。
勢いのある相手に対して、押し込まれた時間であれば自分がボールを収めて攻撃の起点になったり、攻撃の時間では良い動き出しで相手の背後を狙うという自分の得意なプレーを通用させなければいけないと思っています。そういった自分にしかできないプレーをできればと思います。自分は良くも悪くもペース配分ができないタイプなので、スタメンでも途中からでも、交代する選手はたくさんいるので、自分ができることを全力でやったうえで、限られた時間でも良い意味でペース配分をせずに、自分の持ち味である常に全力でのプレーを出したいです。
長い距離のスプリントでは欧州の選手には勝てない部分があるので、一瞬のスピードや背後を付いてからのスピードは負けてはいけないと思っています。自分も一瞬の動きでボールを引き出して、ゴールにより近いところでボールを受けられればと思います。昨年11月以来の欧州での遠征なのでチャレンジしたいことはたくさんあります。ゴールへの向かい方も、色々な引き出しを持ってプレーしたいと思います。

国際親善試合

2022年6月24日(金)19:45 キックオフ(日本時間 6月25日(土)2:45) vs セルビア女子代表
会場:Sport Center FAS(セルビア/スタラパゾバ)
大会情報はこちら

2022年6月27日(月)18:15 キックオフ(日本時間 6月28日(火)0:15) vs フィンランド女子代表
会場:Veritas Stadium(フィンランド/トゥルク)
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