JFA.jp

JFA.jp

EN

フットサル日本代表

年代・カテゴリーを選ぶ

表示したいカテゴリーを
以下から選択してください。

1.年
  • 2024年
  • 2023年
  • 2022年
  • 2021年
  • 2020年
  • 2019年
  • 2018年
  • 2017年
  • 2016年
  • 2015年
  • 2014年
2.年代別
  • SAMURAI
    BLUE
  • U-24
  • U-23
  • U-22
  • U-21
  • U-20
  • U-19
  • U-18
  • U-17
  • U-16
  • U-15
  • 大学
  • フットサル
    (男子)
  • U-25フットサル
    (男子)
  • U-23フットサル
    (男子)
  • U-20フットサル
    (男子)
  • U-19フットサル
    (男子)
  • U-18フットサル
    (男子)
  • フットサル
    (女子)
  • U-18フットサル
    (女子)
  • ビーチサッカー
  • eスポーツ・サッカー
ホーム > 日本代表 > フットサル 2021年 > 最新ニュース一覧 > 【Match Report】フットサル日本代表 グループステージ第2戦 スペイン戦は2-4で敗れる

ニュース

【Match Report】フットサル日本代表 グループステージ第2戦 スペイン戦は2-4で敗れる

2021年09月18日

【Match Report】フットサル日本代表 グループステージ第2戦 スペイン戦は2-4で敗れる

FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021は17日(金)、大会6日目を迎え、フットサル日本代表はグループステージ第2戦となるスペイン代表戦に臨みました。フットサルワールドカップ史上初めて主審と第2審判をともに女性が担当することとなったこの試合は、スペインに先制を許した日本が逆転して試合を折り返すも、その後再逆転を許して2-4で敗れました。

試合前のミーティングで、「この試合を見る人の20%は、フットサルの競技的側面に注目するだろう。そして80%はフットサルが持つエキサイティングでスペクタクルな魅力を楽しむだろう」と円グラフを描いて説明を始めたブルーノ・ガルシア監督。その円をなぞりながら、「それらすべてのひとたちは、君たちがどう闘うのかを見ている。最後まで走る姿、体を投げ売って守る気迫、絶対に勝つんだという気概を見ている。それを見せることこそが代表チームの使命であり、見ている人たちに伝えなければならない。それが『魂で闘う』ということだ」と続けます。「魂=ハート、心臓。みんなの左胸には何がある。日本代表のエンブレムだ。今日は我々の日にするぞ!」と檄を飛ばしてホテルを後にしました。

そして試合は18時、日本のボールでキックオフしました。純白のユニフォームに身を包んだ日本のスタメンは、アンゴラ戦からGKがピレス・イゴール選手に変わり、フィールドプレイヤー(FP)はそのままに、吉川智貴選手、清水和也選手、逸見勝利ラファエル選手、オリベイラ・アルトゥール選手の布陣で臨みます。すると開始4分、早速試合が動きます。前線に起点となるピヴォの選手を置かない4-0の布陣のスペインに右サイドをワンツーで崩されると、中央で再び折返しを受けた#3Borja選手のダイレクトシュートで失点。先制点を許します。

「先制しようと、相手に先制されようと、スコアに関係なく試合に入り続けていることが大事」と試合前に話したブルーノ監督の言葉通り、慌てず戦う日本は直後の5分。室田祐希選手と西谷良介選手が高い位置でプレスを掛けたところでボールを奪った星翔太選手が迷いなく左足を一閃。スペインのディフェンダーに当たってコースが変わったシュートはGKも反応できず、2戦連続となるゴールで反撃の狼煙を上げます。リズムを掴んだ日本はこのチャンスに攻め立て、波状攻撃で得たコーナーキックを吉川選手が逆サイドに浮き球のパスを送ると、待ち構えた逸見選手がダイレクトボレーを突き刺して逆転に成功します。
予想だにしない展開にスペインは思わずタイムアウトをコール。この後は両チームともに特徴を発揮しながら拮抗した展開が続きますが、その中でも日本の守備が安定して機能し、スペインにミスが目立ちます。清水選手や吉川選手がいい守備から奪ったボールをパスに頼らず自ら運んでそのままシュートを打つなど、積極的にスペインゴールを攻め立てます。スペインも#10のAdri選手の独特の間合いからのドリブルや、#6のSolano選手の力強いピヴォで日本ゴールに迫るも、集中した守備でGKピレス選手を中心に失点を許しません。

それでも終盤はファウルカウントが重なると前半残り17秒、星龍太選手のスライディングがファウルと判定されて6つ目となり、10mからの第2PKを与えてしまいます。嫌な時間帯の第2PKでしたが、ピレス選手が渾身のブロックで跳ね返して1点のリードを守ったまま試合を折り返します。

前半のデータは、ボール保持率が日本38%、スペイン62%、シュート数も日本の17本に対してスペインが28本と大きく上回るも、プラン通りの戦いで少ないチャンスをものにした日本が優位に試合を運びました。

試合開始時と同じメンバーで第2ピリオドもキックオフ。開始早々、清水選手が倒されて得たフリーキックに登場した左利きの森村孝志選手の弾丸シュートがスペインGKを強襲。その直後にも、清水選手の縦パスに抜け出した森村選手が流し込もむもわずかに枠外に外れます。今大会初出場の森村選手がチームに勢いをもたらします。

第2ピリオドも日本の生命線である守備から試合を組み立てますが、ハーフタイムに立て直しを図ってきたスペインのプレスに日本の攻撃がなかなかはまらず、我慢の時間が続きます。しかし26分、日本の右サイドで受けた#6Solano選手に得意の反転から縦に突破を許すと、ゴール前へのクロスを#11Chino選手に押し込まれて試合は振り出しに戻ります。再び突き放すべく、日本はパスワークからゴールを狙うも得点には至らず。すると30分、相手の反転を倒したという判定で与えたフリーキックを、#14Campos選手に叩き込まれて逆転を許します。

その後も強度を落とさず、高いクオリティを保つ両チームが互いにチャンスとピンチを繰り返す展開が続きますが、スコアは動かないまま試合が進み、残り2分を切ったところでアルトゥール選手がGKユニフォームを着てパワープレーに出ます。まずは同点に追いつきたかった日本のリスクを背負ったパワープレーは実らず、逆に無人のゴールに蹴り込まれて2-4とリードを広げられます。残り31秒で得た第2PKも生かすことが出来ず、そのまま試合は終了。強豪スペインにリードする時間も作りながらも結果は2-4と逆転負けを喫して1勝1敗でグループステージ第3戦のパラグアイ戦に臨むこととなります。

その後に行われた同グループのもう1試合でパラグアイはアンゴラに4-1で勝ってこちらも1勝1敗としています。次戦、ノックアウトステージ進出がかかるパラグアイ戦は、リトアニアの首都・ヴィリニュスに会場を移して日本時間20日(月)の深夜24時にキックオフ予定です。

監督・選手コメント

ブルーノ・ガルシア 監督
スペイン代表のような力を持った国と闘うには、40分間、最高のパフォーマンスを発揮し続けなければ敵わないというのは試合をする前から分かっていました。今日に関しては、第1ピリオドはそれができましたが、第2ピリオドは課題に満ちたものとなりました。第2ピリオドの相手の2点目、3点目については、我々のゲームプランの中で起きてしまったエラーから失点を許してしまいました。そうした細かなミスを相手は見逃さずに突いてくるレベルのチームだということは分かってはいましたが、そうしたミスが、結果が伴わなかった要因です。この試合でそれを改めて痛感し、改善点を具体的に詰めていくための材料を得たので、補強されてこの試合を終えたという気持ちでいます。この試合を教訓にして引き続き目標に向かって切り替えて臨んでいくべきと考えています。このチームが、どんな犠牲心と努力と、不屈の精神を持って闘うのか、そこにはすべての人が期待してくれているところだと思います。そここそが我々日本代表が示すべき姿であり使命で、そうした闘っている姿を見ていただくことで、自分の国を代表するチームに対して誇りを感じてもらうのが日本代表チームの役割だと思っています。そのことは結果に関係なくやり遂げようと全員で臨んだ試合でした。スペイン戦は「過去」のものとなり、「現在(いま)」はパラグアイ戦ということになります。当初からの最初の目標であるグループステージ突破の鍵はパラグアイ戦にあり、その鍵を手に入れることは必ずできると確信しています。その勢い、強さを我々は持っています。必ず勝ってノックアウトステージに駒を進めますので、大きな期待を持って応援、ご注目いただければと思っています。

FP #10 逸見勝利ラファエル 選手(SLベンフィカ/ポルトガル)
今日の試合、いい試合ではありました。最初からハードワークして闘うことが出来ていたと思いますが、結果がついてこなかったことは残念です。攻守にいいシーンを多く作り出していましたが、相手はチャンスの場面で、あるいはこちらがミスをした場面で逃さずにものにしてきました。やはり、このレベルの相手にミスをしたらそれは即ピンチになるということを改めて学びました。ゴールはスペインを突き放す逆転弾ということで気持ちよかったですが、その後も集中して闘って勝ちたかったという思いのほうが強いです。

FP #11 星翔太 選手(名古屋オーシャンズ)
リードしている時間があったのに、最終的に逆転を許してしまったので、そこは自分たちの経験不足であり、勝利への割り切りが足りず、また細かなところを詰めきれずに、相手に寄り切られてしまったという印象です。奪ったゴールはカウンター気味に守備から攻撃に転じたところだったので、自分の持ち味でもある思い切りの良さで奪えたゴールでした。結果につながれば一番良かったのですが、次はそうできるように同じようにハードワークしながら、チームの勝利のために起点になれるようにがんばります。

FIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021

大会期間:2021/9/12(日)~2021/10/3(日)

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー