JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > メディカル > 最新ニュース一覧 > 救命講習会の開催レポート(6月開催)

ニュース

救命講習会の開催レポート(6月開催)

2023年07月05日

救命講習会の開催レポート(6月開催)

「救命講習会」について、写真・アセスメントをもとにご報告します。

スポーツ救命ライセンス講習会

6月24日(土) いまきいれ総合病院(鹿児島県) 20名受講

講師コメント

古家信介 医師(JFAスポーツ救命部会・日本アスリートライフサポート協会・関西医療大学)
今回は、今年国体が開催される鹿児島県で、6月24日,25日と連日スポーツ救命ライセンス講習会を開催しました。スポーツ救護の現場も多く、できるだけ多くの方に受講してもらいたいという想いからでした。結果、2日間で35名が参加し、トレーナーだけでなく、看護師の参加も多いというのが今回の特徴でした。
病院内では日頃から蘇生に関わっている看護師も、傷病者の搬送には慣れていないところもありましたが、積極的に実技にも関わり、非常に楽しく学べました。今回の講習会が少しでも地方におけるスポーツ救護の向上に貢献できれば嬉しいです。

受講生コメント

竹内修太さん(ロアッソ熊本スポーツクラブ アカデミー/トレーナー)
日頃よりトレーナー活動を行なっていく中で、一次救命処置は必要不可欠な能力だと思います。今までも何度か実技講習を行ったことはあるものの、期間があくと忘れていることも多く、今回講習会を受講し再確認することができました。講習会では実技講習の時間が多く、より現場に沿った講習で、インストラクターの方とも意見交換をする時間があり大変濃密な時間を過ごすことができました。今後、チームに携わる中で選手に対して安全な環境を作り、素早い対応を心がけ、正しい判断で選手を守っていきたいと思います。

小屋俊彰さん(いまきいれ総合病院)
6月24日(土)に鹿児島県で初めて開催された「スポーツ救命ライセンス講習会」を受講しました。講習会はとても質問しやすい雰囲気で、サッカー競技だけではなく他の様々なスポーツや日常生活の中でも起こる可能性のある、心肺停止、心臓振盪、脳振盪、熱中症、アナフィラキシーショックなどについて、動画や実際の現場での体験なども踏まえて、普段は聞くことができない話をお聞きすることができました。また、AEDの使用やバックボードの使用の実技訓練も行われ、救命に必要な知識と実技を一緒に学ぶことができ、非常に良い経験となりました。ありがとうございました。

6月25日(日) いまきいれ総合病院(鹿児島県) 15名受講

インストラクターコメント

小泉勇佑さん(日本アスリートライフサポート協会/看護師)
今回は鹿児島で二日間講習会を開催し、医師、看護師、トレーナーの方々にご参加いただきました。受講生からは積極的に質問があり、活気のある講習会となりました。10月には鹿児島国体も控えていることもあり、この講習会の内容が少しでも生かされることを期待しています。
これからも日本全国に救命の輪を広げていき、スポーツ界全体で安全にスポーツができる環境づくりを目指していきたいと思います。

受講生コメント

中武勤さん(卓翔会記念病院/看護師)
今回のスポーツ救命ライセンス講習会を通して、スポーツの中での命に関わる事態はいつ発生するかわからない、実際にその場面時に早急な対応が必要となる、そのためにも一次救命やAEDの使用、バックボードの使用などを経験しておくことは大切であると改めて痛感しました。
救命処置の対応もですが、心肺停止、脳震盪、熱中症などの知識も改めてこの講習会にて勉強となりました。講習会は医療従事者だけでなく様々な職種にある仲間と受講できる素晴らしさ、そしてメンバーとしてチーム一丸となり皆で声を掛けあって皆で要救助者の命を救うことの大切さを再認識できました。
ここでの学びを次世代の子ども達にも伝えていきたいと思います。そして自分もインストラクターを目指します。

立石海斗さん(いまきいれ総合病院/看護師)
今回スポーツ救命ライセンス講習会に参加できたことで、自分のキャリアアップにつなげることができたと思います。私は看護師をしています。しかしサッカーが大好きで仕事の時もサッカーのことばかり考えるほどです。
競技者でなくてもなにかしらの形で携わりたいと思っているときにこの講習会の案内を見ました。僕は迷うことなく応募させていただきました。研修の内容は選手の搬送、いざというときの救命方法でした。競技をやっている時にそういった場面に遭遇するかもしれないので、学べることが本当に良かったです。
今回の講習会で終わらずにもっといろんなことを経験してスポーツの場面でも活躍できるようになりたいです。

日本サッカー協会は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。

※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー