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スポーツ救命ライセンス講習会を大阪府で開催

2022年01月24日

スポーツ救命ライセンス講習会を大阪府で開催

日本サッカー協会は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。

感染症対策を講じたうえで1月9日(日)に大阪府の関西医療大学で開催しました。関西医療大学の学生を中心に18名が参加しました。古家信介教授(スポーツ救命部会員)による、熱中症・脳振盪(のうしんとう)などの講義と実技では心肺蘇生の中でも最も重要となる胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方や、バックボードによる全身固定・搬送についても学習しました。受講者はAEDの重要性を認識し、日常生活においてもAED設置場所を意識するなど、AEDへの関心も高めていました。

※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。

受講者コメント

相原望 さん(医療法人貴島会ダイナミックスポーツ医学研究所)
今回初めてJFAスポーツ救命ライセンス講習会を受講させていただきました。講義では、スポーツ現場で起こりうる、突然死や脳振盪、熱中症、アナフィラキシーショック、窒息などの病態や、実際の症例を踏まえた救急対応について説明していただき、改めてこれらの知識をブラッシュアップしていくことの重要性を感じました。また実技では、心肺蘇生法やバックボードを使用した搬送方法について学びました。経験豊富なインストラクターの先生方が現場に則した内容を丁寧にご指導くださり、大変勉強になりました。さまざまなシチュエーションを想定して繰り返し練習することが、実際の現場で迅速かつ適切な対応を行うために必要な準備であると再認識しました。いざという時に適切な対応を行えるようにするためにも、今後も継続して受講したいと思います。

石原多紋 さん(関西医療大学保健医療学部はり灸・スポーツトレーナー学科1年)
今回、スポーツ救命ライセンス講習会を受講して気付くことがありました。まず、私が目指しているスポーツトレーナーという仕事は選手の少しの変化に気付く必要があります。その中で、選手が心停止で倒れてしまうことや、脳振盪で意識を失うなどといった事態が起こった時に適切な判断や処置を知っているか、全く知らないかでは大きな違いがあると学びました。ただ知っておくのではなく、自分の中でさらに理解を深めることでより知識として定着すると思いますし、もし自分の目の前で起こってしまった時にすぐに行動できると思います。スポーツ救命ライセンスは、自分の仕事にも重要なライセンスであり、自分だけでなく周りの人たちにも救命処置を伝えることで救える命が増えると思います。今後も講習会があれば、積極的に参加していきたいです。

古家康介 さん(興國高等学校サッカー部2年)
私は高校生ですが、今回この講習会を受講させていただきました。アスレティックトレーナーになりプロクラブを支えるようになることが私の夢です。今回の講習会の事を知った時、まだ早いかなと思いつつもこの上ない機会だと思い参加しました。
専門的な知識もなにもなく参加しましたが、インストラクターの方々に丁寧にわかりやすく教えていただきました。午前中は講習があり心肺蘇生の大切さや脳振盪、熱中症になった時の適切な対処法を学びました。午後からは胸骨圧迫とAEDそしてバックボードの実技をしました。はじめは何もわからない状況でしたが、一つ一つ習得することができました。
無事に終えて、しっかりとこの講習会を自分の将来の糧にできたと思います。これからもっとたくさん勉強して立派なATになりたいです。

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