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JFA 第17回全日本女子フットサル選手権大会が開幕! 前回女王のバルドラール浦安ラス・ボニータスは好スタートを切る

2020年10月31日

JFA 第17回全日本女子フットサル選手権大会が開幕! 前回女王のバルドラール浦安ラス・ボニータスは好スタートを切る

JFA 第17回全日本女子フットサル選手権大会が、10月30日(金)に開幕し、1回戦の8試合が行われました。

全国各地から16チームが北海道のよつ葉アリーナ十勝に集結し、日本一を目指します。今大会から、1次ラウンドのリーグ戦がなくなり、各ピリオド20分のプレーイングタイムによるオールノックアウト方式での大会開催になりました。

午前10時にキックオフされた第1試合、Aピッチでは開催地代表のエスポラーダ北海道イルネーヴェ(北海道)とさいたまサイコロ(関東2/埼玉)という日本女子フットサルリーグ(女子Fリーグ)のクラブ同士が対戦しました。第1ピリオドはどちらも譲らずに1-1で折り返すと、さいたまは26分と27分に、松本直美選手が連続でゴールを決めて一気にリードを広げます。北海道も最後まで攻めましたが、さいたまが4-3で競り勝ち、準々決勝進出を決めました。同時刻にBピッチで行われた常盤木学園高校(東北1/宮城)と福井丸岡ラック(北信越/福井)の試合は、4分に根子直弓選手のゴールで、常盤木学園高校が先制します。しかし、「最初に失点したことで、みんなに火が付いた」という池内天紀選手の言葉通り、ここから丸岡が攻め立てます。高尾茜利選手の2ゴールで逆転すると、北嶋笑選手もハットトリックを達成。女子Fリーグで培った強さを見せ、丸岡が8-2で勝利しました。

第2試合、Aピッチでは前回大会準優勝のSWHレディース西宮(関西1/兵庫)と2大会連続出場のタパジーダ(関東3/東京都)が対戦しました。激戦区関東を勝ち上がってきたタパジーダの戦いぶりも注目されましたが、SWHの攻撃を抑えることができずに10-0という大差がつくことに。タパジーダのGK松尾栄里子選手は、「やりたいディフェンスがうまくハマらず、穴を突かれました」と悔しがりました。タパジーダの海野伸明監督も「最初から勝っても負けても得られるものはいっぱいあると思っていました。今回出たエラー、上手くいった点を次に生かし、この敗戦を無駄にしないようにしたい」と、決意を語っています。Bピッチのデリッツィア磐田レディース(東海2/静岡)とFCレッドブルー(中国/岡山)の試合は4-1で磐田が勝利し、次戦でSWHと対戦します。

第3試合、Aピッチではプリメーロ熊本(九州/熊本)と札幌ボニータFC(北海道)が対戦。熊本がボールを保持しながら何度もチャンスをつくりましたが、得点を挙げることはできません。逆に札幌は鋭いカウンターから内海きらら選手が2ゴールを挙げるなど、堅守と高い決定力を見せて3-0で勝利。大会初出場での初勝利に山口アントニオ浩監督は「これまでチームを支えてきてくれたスタッフ陣のおかげ」と、感謝の言葉を口にしています。また、Bピッチでは2大会ぶりの優勝を目指すアルコ神戸(関西2/兵庫)がファンレディースフットボールクラブ2009(東北2/宮城)に6-1で勝利し、準々決勝進出を決めています。

1回戦の最終試合となった第4試合、Aピッチでは2連覇を目指すバルドラール浦安ラス・ボニータス(関東1/千葉)がカレビッチ愛媛レディース(四国/愛媛)と対戦しました。愛媛は気持ちのこもったプレーを見せますが、浦安は流れるような攻撃でプレスを攻略し、第1ピリオドだけで5-0と大差をつけます。第2ピリオドにも千田日向子選手がダメ押しゴールを決めた浦安が6-0の完封勝利で良いスタートを切りました。Bピッチのメンバー オブ ザ ギャング(東海/三重)とセットスター和歌山レディース(関西3/和歌山)の試合は、1点を争う好ゲームとなりました。1点をリードするメンバー オブ ザ ギャングは、終盤に和歌山に攻め込まれましたが、なんとかゴールを守り抜き、2-1で勝利し、前回大会の1次ラウンドに続き、浦安と対戦することとなりました。

大会2日目となる10月31日(土)には、準々決勝の4試合と準決勝の2試合が行われます。果たして、決勝に駒を進めるのはどのチームになるのか。注目の準々決勝は、第1試合が10時キックオフ、第2試合が12時15分キックオフ、そして勝ち上がった4チームが17時15分にキックオフを迎える準決勝に臨みます。

選手コメント

根子直弓 選手(常盤木学園高校)
(福井丸岡ラックは)自分たちとは違い、パススピードや基礎的な戦い方がしっかりしていたので、たくさん学ぶことができました。自分たちはチャレンジャーですし、失うものもなかったので絶対に勝つんだという思いで臨み、先制点の場面ではその思いでゴールに向かってシュートしました。試合の入りは良かったのですが、隙ができたところを突かれたのが悔しいです。ダイレクトパス、足元のテクニックをフットサルに取り組むなかで身につけられたので、そこは今後のサッカーの大会につなげていきたいと思います。

坂田睦 選手(SWHレディース西宮)
観客が入った中で試合をするのは今季初でした。(観客席から)声を出せないなど、まだ制限はありますが、やはりプレーする上で雰囲気も、私たち選手の気持ちも変わります。観客が入っているほうがやる気にもなります。試合に向けて準備した私たち以上に、協会の方々をはじめ、スタッフの人たちも準備は大変だったと思います。この状況をつくってくれたことは本当にうれしかったです。うまいこと点は入りましたが、まだまだチープなミスもありました。自分たちの力を出し切れれば、優勝できると思っているので、今日の修正点を改善していき、優勝したいと思います。

内海きらら 選手(札幌ボニータFC)
自分たちは常に挑戦者の気持ちで戦っているので、勝てて良かったです。できるだけチャレンジする気持ちをもって、ボールを奪ったらシュートをすることを徹底しました。これまでの試合では個人的に成績を残せてなく、ここで絶対に点を決めたいと思っていたので、点を取ってチームに貢献できてよかったです。明日はアルコ神戸との試合になりますが、テレビで見ていたような相手ですし、格上ということは分かっているので、自分たちの持っているものを全部ぶつけたいと思います。

板谷かのあ 選手(セットスター和歌山レディース)
この大会は中学生3年生の時から毎年、現地に見に行ったりして、ずっとこのピッチに立つことを目指してきました。キックオフ前に、この場に立てたことで泣いているチームメートもいました。でも、試合が始まると自分の準備不足が前面に出てしまい、頭の中も、フィジカルの部分も、足りなかったなと感じています。負けたら最後なので、やりきるしかないと思って最後まで戦いました。もっと積極的に、もっとゴールを狙えていたら逆転できたのかなと思います。もう一試合、戦いたかったですね。

大会日程:2020年10月30日(金)~11月1日(日)
大会会場:北海道/よつ葉アリーナ十勝
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