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静岡学園は神戸を破り、リーグ前半戦を首位で折り返す 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WEST第11節

2023年07月10日

静岡学園は神戸を破り、リーグ前半戦を首位で折り返す 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WEST第11節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WESTは7月8日(土)と9日(日)に第11節を実施。時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド(人工芝)では、静岡学園高校(静岡)とヴィッセル神戸U-18(兵庫)が対戦しました。

ピックアップマッチ

静岡学園高校 2-0(前半1-0、後半1-0)ヴィッセル神戸U-18

ここまでわずか1敗で首位に立つ静岡学園にとって前期最後の一戦は、2位以下を引き離すチャンス。「ヴィッセルとは1位と3位の対決だったので、勝ち点差を広げたいと思っていた。総体(全国高等学校総合体育大会)前ラストの試合で、勢いに乗ったまま行きたかったので、勝ちにこだわっていた」とFW神田奏真選手(#9)が振り返った通り、静岡学園は立ち上がりから積極的に白星を狙いました。

前日から続く濃霧の影響で視界が悪く思い通りに行けない中でも、「ボールに絡んでチャンスがつくれたらと思って、積極的にボールを受けようと意識していた」というMF高田優選手(#10)を中心に見せ場をつくると18分には中盤でセカンドボールを拾った神田選手が右に展開。MF田嶋旦陽選手(#16)の仕掛けからCKを獲得しましたが、ゴール前に入れたボールは神戸の守備陣に跳ね返されました。

続く32分のチャンスは中盤でのボール奪取から。相手のパスミスを奪った田嶋選手が素早く前方にスルーパスを入れると、高田選手が反応。「パスが来たときはシュートを打とうと思ったのですが、ボールが流れて角度が無くなってしまった。中を見たら、奏真が良いところにいたので相手の股を狙った」と中に入れたボールに合わせたのは、神田選手。「中に入り過ぎてちょっとずれたけど、触れば入るかなという感じで押し込んだ」と振り返る一撃が、ゴールネットを揺らし、静岡学園が先制しました。

後半に入ると神戸が盛り返します。52分にフリーでボールを受けたDF本間ジャスティン選手(#5)が、FW田中一成選手(#11)とのワンツーからクロスを上げるなどチャンスをつくっていきます。DF島佑成選手(#34)の攻め上がりで攻撃にアクセントを加えつつ、中盤でフリーとなったMF坂本翔偉選手(#10)やMF濱﨑健斗選手(#43)が相手ゴール前にボールを配球しましたが、川口修監督が「裏を取られないようにしつつ、前を狙っていく守備を意識させていた」という静岡学園の守備を崩し切れません。66分にはMF今富輝也選手(#8)のスルーパスから、FW渡辺隼斗選手(#48)がゴールネットを揺らしたシーンもオフサイドに終わりました。

我慢の時間が続いた静岡学園に再びチャンスが訪れたのは76分。「手数をかけずにシュートまで行くのは練習でもやっている」と高田選手が振り返った通り、相手のパス回しを奪った田嶋選手が素早く前方に展開。ゴール前の神田選手に入ったところを倒されPKを獲得すると、神田選手自らが決めて2-0でタイムアップ。「守備の意識が高まってきた。一人一人の守備の切り替え、奪った後の切り替えや球際、予測がリーグの序盤はすごく緩かった。それを改善してどんどん良くなり、試合に出始めている」。川口監督がそう振り返った通り、成長を示した静岡学園が今季8勝目を奪い、首位で前期を終えました。

監督・選手コメント

川口修 監督(静岡学園高校)
今日はお互いやったことがない霧の中でのゲームとなりました。難しさがある中でも、自分たちのストロングをしっかり出そうと意識しました。外からウイングが崩しに行く中、それを相手が潰しに来たら、中から仕掛けるのが、自分たちが掲げているテーマですが、今日はサイドが潰されていました。そのあたりは課題として次に生かしたいと思います。守備は相手の長いボールに対応をしようと話していましたが、しっかりと対応できていたので良かったです。

FW #9 神田奏真 選手(静岡学園高校)
プレミアリーグという高校年代で一番強度が高い中でもやれているのは、僕たちにとって良い経験です。僕たちは高体連ですが、Jユースが相手でもやれると思えました。そこで首位になることは難しいですが、前期を1位で終われて、気持ち的に乗っていけます。個人としても昨年は全く点が取れなくて、10点で終わったのですが、今年はすでに12点。徐々に点が取れるようになっているのですが、もっともっと高みを目指してやっていかないといけません。

MF #10 高田優 選手(静岡学園高校)
相手は3位のチームなので厳しい戦いになるのは分かっていました。自分たちがどれだけ気持ちの部分で上回って、自分たちのサッカーができるか意識して試合に入りました。後半は危ない場面が増えましたが、失点しないことが一番大事。押されながらも、もう1点狙うチャンスを常にうかがっていました。途中から入ってきた選手を含めて、守備の強度を落とさず、無失点で試合を終えられたのはすごく良かったです。

DF #5 本間ジャスティン 選手(ヴィッセル神戸U-18)
今日は霧で前が見えないので相手GKのロングボールに対する対応が難しかったです。僕たちはFWが速いので背後にどんどん蹴って行こうと話していました。守備の対応も難しかったので、チャレンジ&カバーを意識していました。一人目は捨てて良いので相手を潰して、背後のカバーに入る選手が責任を持って止めようと考えていました。僕たちの課題は奪った後の広げ方や奪われた後の対応。奪われたときこそ冷静に対応しなければいけません。これから課題を無くしていきたいです。

その他の試合結果

履正社高校 2-3(前半0-0、後半2-3)横浜FCユース
名古屋グランパスU-18 3-2(前半0-1、後半3-1)東福岡高校
大津高校 1-3(前半1-0、後半0-3)ジュビロ磐田U-18
米子北高校 4-1(前半1-0、後半3-1)サガン鳥栖U-18
神村学園高等部 0-4(前半0-4、後半0-0)サンフレッチェ広島F.Cユース

履正社高校(大阪)とのゲームに臨んだ横浜FCユース(神奈川)は、82分に奪ったDF林賢吾選手(#5)のゴールが決勝点となり、3-2で勝利。ホームに東福岡高校(福岡)を迎えた名古屋グランパスU-18(愛知)は2点のビハインドをひっくり返し、今季6勝目を手にしました。MF碇明日麻選手(#10)の今季13点目で幸先よく先制した大津高校(熊本)でしたが、後半はジュビロ磐田U-18(静岡)に3点を許し、逆転負け。サガン鳥栖U-18(佐賀)とのホームゲームに臨んだ米子北高校(鳥取)は、FW愛須隆聖選手(#11)が2ゴールを奪うなど攻撃陣が活躍し、大勝しています。神村学園高等部(鹿児島)と対戦したサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、FW中川育選手(#10)が開始20分でハットトリックを達成し、4-0で勝利しました。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間:2023年4月1日(土)~2023年12月3日(日)

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