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「プレミアリーグを戦った2年間が、人生の中で一番大きく変われた」 室屋 成選手インタビュー 前編

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2020年09月01日

「プレミアリーグを戦った2年間が、人生の中で一番大きく変われた」 室屋 成選手インタビュー 前編

新型コロナウイルス感染拡大の影響によって中止になっていた高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020が、「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 関東」と「高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ 2020」となって、8月末から順次開幕します。実は、今年の春の開幕に合わせて、先日、FC東京からドイツブンデスリーガ2部ハノーファーへの移籍が発表された室屋成選手に、大会公式プログラムに掲載する予定でインタビューを行っていました。その中で室屋選手は、生まれ育った大阪から青森山田高校へ進学し、苦労を重ねながらも仲間とともに奮闘した経験を熱く、懐かしそうに語ってくれていました。高円宮杯の開幕に合わせて、そのインタビューを当時の内容のまま公開します。

インタビュー日:2020年3月15日

プレミアリーグで得た自信と成長

――プレミアリーグは今年で10年目を迎えます。

室屋 もう10年になるのですね。あの大会が始まったのは本当に大きかったですし、自分たちにとって最高の環境、最高のリーグでした。周りからも言われているように東北の中で、青森山田高校はすごく強い存在でした。プレミアリーグができる前は、『絶対に勝たなきゃいけない』と思う相手と対戦することのほうが多かったです。それが一転して自分たちが逆に挑む側になる大会だったのがプレミアリーグです。そういう相手と公式戦の真剣勝負で戦えるようになったのは青森山田にとっても、そして本当に自分自身の成長にもつながった出来事だったと思います。

――プレミアリーグが始まる前は、どんな感覚だったんですか? 地域を越えて年間で戦うリーグ戦というのは、ちょっと想像できないようなリーグだったと思います。

室屋 やっぱりJクラブのユースチーム、それも強いチームと対戦できるということが大きかったですね。特に僕は高体連の選手でしたから、彼らに対して憧れというか、雲の上の存在のように感じてしまっていました。『あいつらと試合をやるのか』みたいな感じでしたね。だから最初は『ボコボコにされるのかな』、『ちゃんと対等に試合をやれるのかな』と不安でしたし、仲間たちと話しても、『こんな強いチームばかりのリーグ、俺たちが降格するでしょ』と言っていました(笑)。それがいざ始まってみると、実際に強いJクラブのチームと戦っても勝てたりして、『あれ、俺たちも意外とやれるな』と意識が変わっていきました。もちろん、僕らの世代は今の青森山田ほど勝てなかったです。でも結果だけではない試合内容を含めて、個人としてもチームとしても、すごく自信になっていました。

――室屋選手はちょうど年代別代表にも入り始めた時期(2010年12月にU-16日本代表候補合宿へ初招集。2011年からU-17日本代表の常連選手となり、同年のFIFA U-17ワールドカップにも出場した)で、そこで一緒にやる選手とも対戦するような環境でしたよね。

室屋 ちょうど高校1年生から2年生にかけて急に状況が変わっていきました。そのタイミングでプレミアリーグもできたことは、自分にとってベストのタイミングでした。そこ(プレミアリーグ)がもしなかったとしたら、代表に行ったときもきっとギャップを感じてしまってうまくいかなかったのではないかと思います。だから振り返ってみると、自分にとって、すごく良かったと思います。プレミアリーグを戦った2年生から3年生にかけてが、自分の人生の中でも一番大きく変われた期間かもしれません。

全国の強豪と試合ができるありがたさ

――黒田剛監督(青森山田)と話したとき、慣れないリーグで何とか残留していったことが今につながっていると話されていました。それが今では優勝争いの常連で、2度も王者になっています。

室屋 正直な話をすると、ちょっとびっくりしています。今の青森山田は本当に強いですから。少し失礼な言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、僕らの時代からすると考えられないくらいの強さです。自分たちはこのリーグで何とか踏ん張るというか、ユースのチームを倒せたら『よっしゃー!』という感じでしたから。今では『王者・青森山田』といったイメージがついていますよね。

――今は逆にJユースの選手に話を聞いていると「青森山田を倒したいです」といった話が出てきます。この感覚は当時なかったのだろうなとも思うのですが。

室屋 まったくなかったと思います(笑)。今、高体連のチームがそうやってユースの選手から挑戦される立場にいるというのは純粋にすごいなと感じます。僕らは逆に『何とかしてJクラブのチームを倒してやりたい』と思っていましたから。

――当時は1試合1試合、毎週必死でしたか?

室屋 もちろん。大学生のときにJリーグのトップチームと試合をするような感覚に似ていると思います。『やってやろうぜ!』と盛り上がる、そういう雰囲気でした。

――例えば、室屋選手が3年生だった2012年のプレミアリーグEASTは東京ヴェルディユースの独走優勝でした。試合のメンバーを見ると、強烈な顔ぶれとやっていたわけですね……。

室屋 すごいメンバーでしたね(笑)。そうだ、翔哉(中島翔哉、現FCポルト)もいました。このときのヴェルディ、とても強かったですよ。

――畠中槙之輔選手や安西幸輝選手など、後にSAMURAIBLUEで一緒にプレーする選手が何人もいました(他にも前田直輝、高木大輔、吉野恭平などがいた)。同世代のトップ選手たちとしのぎを削れたのはいい経験ですよね。。

室屋 最高でしたね。プレミアリーグがあるのとないのとでは、僕たちのような地方の選手にとっては、まるで違ったと思います。プレミアリーグには本当に感謝しています。これは別に(このインタビューがプレミアリーグのプログラムに)載るから言うわけではなくて(笑)、本当に素直に、僕にとってこの大会ができたのは本当に重要だったと思っています。

後編はこちら

室屋 成(むろや・せい)選手の紹介

1994年4月5日生まれ、大阪府出身。ゼッセル熊取FC→青森山田高校→明治大学を経てFC東京に加入。豊富な運動量とスピードあふれる攻撃参加が武器のサイドプレーヤー。2016年リオデジャネイロオリンピック出場し、日本代表としても活躍。昨年はJリーグ優秀選手賞とベストイレブンを受賞した。2020年8月、FC東京からブンデスリーガ2部ハノーファーへの移籍が発表された。

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