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桐生第一が残留へ希望をつなぐ勝利!大宮は優勝争いから後退… 高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2022EAST第15節

2022年09月20日

桐生第一が残留へ希望をつなぐ勝利!大宮は優勝争いから後退… 高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2022EAST第15節

高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2022EASTは9月17日(土)から19日(月・祝)にかけて第15節が行われました。台風14号接近の影響が心配される中、各地で熱い戦いが繰り広げられました。さいたま市西大宮サッカー場では19日、ここまで3位の大宮アルディージャU18(埼玉)と、最下位に苦しむ桐生第一高校(群馬)の一戦が行われました。

ピックアップマッチ

大宮アルディージャU18 0-1(前半0-0、後半0-1)桐生第一高校

大宮は2連勝中、対する桐生第一は4連敗中と対照的なチーム状況でしたが、大宮はDF市原吏音選手(#4)とMF種田陽選手(#14)がU-17日本代表の活動に参加するなど何人かの主力が不在。そのため、いつもとはメンバーや選手の並びを少し変えて試合に臨みましたが、森田浩史監督やDF小澤晴樹選手(#3)が「ふわっと入ってしまった」と口をそろえて振り返ったように、ボールを持ってもなかなか攻撃の形をつくることができません。MF安部直斗選手(#20)が体調不良で前半途中に交代するアクシデントにも見舞われ、攻めあぐねる展開が続きます。

一方の桐生第一は「正直、後がないので引き分けではダメ。勝ち切らないと残留が見えてこない」とMF諏訪晃大選手(#10)が語ったように気合十分。後方からパスをつなぎ、MF岡村葵選手(#7)やMF小野剛史選手(#14)、FW大関直輝選手(#19)が後方からの縦パスを受けて前を向き、諏訪選手も絡んでスピーディーな攻撃を仕掛けるという自分たちのスタイルで仕掛けていきます。

前半は両チームともにスコアレスでしたが、後半も桐生第一がペースを握ると、54分には大関選手との連係で左サイドを崩した諏訪選手が冷静に蹴り込み、先制点を奪います。

大宮はすかさず高さのあるFW磯﨑麻玖選手(#24)を前線に入れて攻勢を強めます。小澤選手が最後尾からボールを運び、FW高橋輝選手(#11)の突破力や磯﨑選手の高さを生かした攻撃を仕掛けていきます。終盤にはCKやロングスローから泥臭くゴールを狙っていきますが、「ラストだ、割り切れ!」という中村裕幸監督の檄を受けた桐生第一の選手たちは集中を切らさず守り抜きました。そのままタイムアップを迎え、桐生第一が待望のリーグ戦2勝目。大宮にとっては上位争いを演じるうえで手痛い敗戦となりました。

監督・選手コメント

森田浩史 監督(大宮アルディージャU18)
9月からの3連戦の結果次第で、10月以降に上を見て試合をするか、下を気にしながら戦っていくかが分かれると考えていました。幸先よく連勝し、今日はどうしても取りたいゲームだったのですが、このパフォーマンスだと仕方がないですね。ふわっと入って、ふわっとやられてしまいました。距離感が悪く、アクションも起こさず、何となくボールを持っているだけ。足が止まった瞬間に上回れるものがなくなり、選手層の薄さも出ました。

DF #3 小澤晴樹 選手(大宮アルディージャU18)
2連勝といい形で迎えた試合でしたが、前半から入りがちょっとふわっとしていて、雰囲気が緩いな、と感じていました。鼓舞していたつもりでしたが、まだまだ足りなかったです。相手の10番(諏訪選手)は自分たちのマークで潰そうと意識していたのですが、7番(岡村選手)がずっといいポジションを取っていて前を向かれるシーンが多かったので、そこに苦戦した印象です。失点シーンもうまく崩された感じでした。

中村裕幸 監督(桐生第一高校)
このまま連敗が続くと全国高等学校サッカー選手権の予選前にプレミアリーグでの最下位が決まってしまい、それは何としても避けたかったので、いろいろな意味で勇気をもらえた試合でした。選手たちは本当によくやってくれました。時折ミスもありましたけど、2列目のどこに入れて、どうやって前進していくか、というのは概ね狙いどおりにできました。連敗を脱したので、勇気を持ってチャレンジできると思います。

MF #10 諏訪晃大 選手(桐生第一高校)
正直、後がないので引き分けではダメ。勝ち切らないと残留が見えてこないので、守備を半分に減らして攻撃を1.5倍にしようと意識しました。前半の最後ぐらいから徐々にペースをつかめるようになりましたが、ゴールを決め切ることができませんでした。後半に向けて、しっかり守備から入って自分たちのサッカーをしよう、奪った後の切り替えを素早くしてつながりを増やそうという話をした中でゴールが生まれたのは良かったです。

その他の試合結果

JFAアカデミー福島U-18 0-2(前半0-0、後半0-2)横浜FCユース
青森山田高校 1-0(前半0-0、後半1-0)前橋育英高校
市立船橋高校 延期 横浜F・マリノスユース
FC東京U-18 延期 流通経済大学付属柏高校
柏レイソルU-18 延期 川崎フロンターレU-18

JFAアカデミー福島U-18(静岡)と横浜FCユース(神奈川)の一戦は、後半に2点を挙げた横浜FCが勝利しました。試合終盤までスコアレスで進んだ青森山田高校(青森)と前橋育英高校(群馬)の高体連対決は、83分にMF小栁一斗選手(#8)のゴールで青森山田が勝ち点3を手にしました。なお、市立船橋高校(千葉)と横浜F・マリノスユース(神奈川)、FC東京U-18(東京)と流通経済大学付属柏高校(千葉)、柏レイソルU-18(千葉)と川崎フロンターレU-18(神奈川)の試合は延期となっています。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

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