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激闘の末にベスト8進出チームが決定 JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会

2022年08月06日

激闘の末にベスト8進出チームが決定 JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会

JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会は、8月5日(金)に大会2日目を迎え、1次ラウンドが終了し、ベスト8進出チームが出そろいました。

全4チームにグループ突破の可能性を残して第3節を迎えたグループAでは、第1節で黒星を喫していた聖和学園高校フットサル部(東北/宮城)が、開催地代表の三重県立稲生高校(三重)と対戦し、開始早々に鈴木大輝選手が2点を連取して勢いに乗ると、その後も得点を重ねて5-0で勝利しました。同時開催のフウガドールすみだファルコンズ(関東2/東京)と遊学館高校(北信越/石川)の試合では、2点差以上の勝利が求められたすみだファルコンズが、攻勢に試合を進めます。しかし、チャンスを生かしきれずに第1ピリオドを同点で折り返しました。第2ピリオドに2点を取ったものの、あと1点及ばずに試合終了。この結果、聖和学園高校がグループ首位に立ち、遊学館高校が2位で決勝ラウンドに進みました。

初日を終えて、決勝ラウンド進出チームが決まったグループBでしたが、グループ首位を懸けた相生学院高校(関西1/兵庫)とSBFCロンドリーナU-18(関東3/神奈川)戦、今大会初勝利を目指した北海道科学大学高校(北海道1)と佐賀東高校(九州1/佐賀)戦のどちらも、激しい試合となりました。シーソーゲームとなった首位争いは、「今大会の目標は全国大会より、チーム全員で楽しむこと」と話す相宮一翔選手が挙げたゴールが決勝点となり、相生学院高校が4-3で競り勝ちました。もう一方の試合でも、佐賀東高校が先制したものの、北海道科学大学高校が一時逆転し、互いに勝利に近づきます。しかし、第2ピリオド13分の西岡優汰選手のゴールで佐賀東高校が追い付くと、そのまま試合は終了。勝ち点1を分け合う結果となりました。

各チームが2試合を残していたグループCでは、第2節で名古屋オーシャンズU-18(東海/愛知)とペスカドーラ町田U-18(関東1/東京)がスコアレスドローになり、シュライカー大阪U-18(関西2/大阪)は、北海道釧路北陽高校(北海道2)に11-1と大勝しました。この結果、第3節で対戦する大阪と町田が1-1以上の引き分けに終わった場合、両チームが勝ち上がるという状況になりました。しかし、2大会前の決勝と同一カードになった一戦は、第1ピリオド4分にFP原田快選手が個人の力で先制点を挙げ、試合を動かします。「警戒していたのに上回られた」と大阪の林浩平監督が悔やむ一撃により、リードを得た町田はその後3得点を加点。大阪もパワープレーから1点を返しましたが、町田が4-1で2大会前の決勝に続き、大阪に勝利しました。この結果、町田がグループを首位通過。北海道釧路北陽高校に6-0で勝利した名古屋が2位となりました。

高校サッカー部のチームが集まったグループDでは、4試合で合計37得点が入るゴールラッシュとなりました。その中でも際立った得点力を見せたのが、初日に高川学園高校(中国/山口)を15-1で破った藤井学園寒川高校(四国/香川)です。第2節の飯塚高校戦(九州2/福岡)から7得点を奪うと、第3節の近江高校ビーパイレーツ(関西3/滋賀)戦でも7ゴールを挙げます。「小学校から一緒にプレーしている」牧敬斗選手と三宅悠斗選手は、互いに競い合うように得点を挙げており、1次ラウンドを終えて牧選手は9得点、三宅選手は10得点と大爆発。決勝ラウンドでも、2人がどれだけゴールを挙げていくかに注目です。また、2位には近江高校が入り、2大会連続のベスト8入りを果たしました。

大会3日目には準々決勝の4試合、そして準決勝の2試合の計6試合が行われ、大会最終日に行われる決勝に進出する2チームが決まります。

選手コメント

FP #7 望月奏来 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
キャプテンとして、チームをまとめる力が自分に足りなかったと感じました。チームとしても、勢いに乗ったときはいいのですが、その前の段階で他のチームよりも上げ切ることができませんでした。第2節の聖和戦では相手の方が足元もうまく、試合前の気合の入り方、雰囲気も良かったです。僕たちは1試合目を勝って余裕を持ちすぎて、相手よりもメンタル面で劣っていたかもしれません。

FP #15 森川透海 選手(相生学院高校)
予選からチームとして「フットサルを楽しむ」ことをスローガンにしてきました。全国大会でも楽しむことを忘れずに、チーム一丸となり、一戦一戦、戦ってチーム力が付いてきました。次の決勝ラウンドでも、このチーム力を生かして戦っていきたいと思います。今日は決勝点を挙げることができましたが、チームのゴールなので、自分が決めたこと以上にチームが決勝ラウンドに進めたことがうれしいです。楽しむことを忘れずに明日も勝ちたいと思います。

FP #11 牧敬斗 選手(藤井学園寒川高校)
点が取れているのは、チームのおかげです。フットサルをプレーするのは、今大会が初めてです。試合会場の雰囲気がサッカーと違いますし、チームでいくところより、個でいくところがあるので、なかなか難しいです。全国大会の得点王を目標にしているので、なれるように頑張りたいです。明日は初めてフットサルのチームと対戦できるので、それもすごく楽しみです。

FP #40 岩瀬颯吾 選手(高川学園高校)
初出場ということで緊張もあり、自分たちの力を出し切れない大会になってしまいました。チームにフットサル経験者はいないと思いますが、普段からやっているサッカーで培った技術を出せたところもあったと思います。もう少しフットサルもやってみたいという思いも出てきました。切り替えの部分も早くしないといけないのは、今後のサッカーにも生かせると感じています。

大会期間:2022年8月4日(木)~2022年8月7日(日)
大会会場:三重県/サオリーナ

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