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女子U-15トレーニングキャンプ、高円宮記念JFA夢フィールドで実施

2022年04月22日

女子U-15トレーニングキャンプ、高円宮記念JFA夢フィールドで実施

4月18日(月)から21日(木)の期間、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで女子U-15トレーニングキャンプを実施しました。北海道から九州まで、全国の9地域から選ばれた23名の選手とスタッフは、集合後にSmartAmp法検査を受け、全員の陰性を確認してから活動を開始しました。

早速ピッチに立った選手たちは、フィジカル測定を実施するとともに選手同士コミュニケーションを取り合いました。夜のミーティングでは、なでしこジャパン(日本女子代表)/U-20日本女子代表の大塚慶輔フィジカルコーチによるレクチャーと測定のフィードバックがあり、それぞれが自分のフィジカル能力の特性や課題を再確認しました。2日目は午前・午後のトレーニングを行い、また、夜のミーティングでは、JFA医学委員会 土肥美智子委員を講師に迎えて婦人科のレクチャーを実施。自身の身体との向き合い方など、女性アスリートとして必要となる知識を得る時間となりました。3日目は午前にトレーニング、午後は千葉県トレセン女子U-16とのトレーニングゲームを実施しました。また、最終日は前日のトレーニングゲームの振り返りと、紅白戦を行いながら4日間の活動を締めくくりました。

この女子U-15のカテゴリーは今後、8月にU-15日本女子代表としての活動、11月に育成事業としてトレーニングキャンプを予定しています。

監督コメント

加藤賢二 監督(JFAコーチ/JFAアカデミー堺)
今回の活動は、3月に予定されていたJFAエリートプログラム女子U-14の代替事業として行われました。23名の招集選手のうち、前回11月のエリートプログラムと連続して参加する選手は10名。それ以外の13名のうち、過去のエリートプログラムに参加経験のある選手は2名で、11名は初参加という構成でした。前回までの参加組の成長ぶりと初参加選手のパフォーマンスの両方が楽しみな活動となりました。オープニングでは前回の活動を振り返り、成果と課題を確認しました。そして今回のトレーニングキャンプのテーマとして掲げた「的確な判断のもと正確なテクニックを発揮する」についての考えを全員で共有しました。4日間という限られた時間でしたが、フィジカル測定、攻撃と守備それぞれをテーマとしたトレーニング、ゴール前のクロスの攻防、U-16千葉県女子トレセンとのトレーニングマッチ、締め括りの紅白戦。夜の講義では測定値のフィードバック、アスリート向けの婦人科講習など、充実した活動とすることができました。
前回の活動では、攻守においてONの状態では自分の特徴を発揮できる選手が多かったですがOFFの理解を深め、良い準備からプレーに関わることを課題として挙げました。今回の活動ではよく観て判断することでOFFの質が高まっていくことを感じることができました。その反面、ONのテクニックの部分でのミスが多く、簡単にボールを失ってしまう場面が多く見受けられました。プレーするエリアによってチャレンジの優先順位が変わることを理解してプレーする必要があることを再度伝えました。「的確な判断のもと正確なテクニックを発揮する」というテーマそのものが課題となりました。またアスリートとしてのフィジカル的資質の高い選手が増えてきていることは、測定結果からだけではなく、プレー中のパフォーマンスからも感じ取れます。このことはとても良い傾向にあると思います。育成期における良いパフォーマンスに繋げるための動き作りや体幹トレーニングなどへの継続的な取り組みがさらに重視されることと思います。
最後になりましたが、新しいシーズンが始まりリーグ戦が開幕したばかりで、チーム作りの重要な時期であるにもかかわらず快く選手の招集に応じていただいたチーム関係者の皆様、その他にも開催にあたってご尽力いただいた全ての関係者の皆様に心からお礼申し上げます。

選手コメント

GK 福田真央 選手(JFAアカデミー福島)
私は今回のトレーニングキャンプでたくさんの課題をみつけることができました。フィジカル測定では、自分の出した結果を将来目指すゴールと比べてしっかりと確認でき、苦手や得意が分かりました。トレーニングでは、フィールドプレーヤーに交じりボゼッションなどに参加することが多く、特にビルドアップに多く参加できるようにしました。私はあまり足元の技術が高くないので、プレーに積極的に関わり続け、いつボールがきても得点につながるパスを出せるように、常に相手の状況や味方の状況を把握しなければいけないと感じています。さらに、ゴールキーパーは最終ラインでコート全体が見えているため、フリーな場所や選手を指示することで、例えそこにパスが出なかったとしても相手の気持ちを粉らわせることもできます。4日間という短い時間ではありましたが、このトレーニングキャンプを通して自分にとってたくさんの課題をみつけ、ゴールに向けての確認や自チームに持ち帰ってやらなければいけないことが分かりました。このトレーニングキャンプで学んだたくさんのことを実行できるように、日々努力していきます。

FP 中平怜那 選手(INAC神戸テゾーロ)
このキャンプでいろいろなことを吸収することができました。自分のプレーの中でも通用したこと、しなかったことがあったので、通用しなかったことはチームに戻った時にそこを意識してトレーニングに取り組んで改善していかなければいけないと感じました。初めて一緒にプレーする人が多い中、チームでやっていることもそれぞれ違うため、最初はプレーが合わないことも多々ありました。それでも、一緒にトレーニングをしていくにつれ、コミュニケーンョンをとりながら合わせいくことができました。何より、コミュニケーションをとることの大切さを学ぶことができ、プレー中に声を出して味方の選手と攻撃でも守備でも連係することができました。とても強度の高いサッカーを4日間することができ、この4日間で サッカーの楽しさというのを改めて感じることができました。今回の活動で学んだことをチームに持ち帰り、チームの勝利に貢献できるように、日々のトレーニングで意識して取り組んでいきたいと思います。

FP 岩城恋音美 選手(栃木サッカークラブレディースU-15)
私は初めての参加だったのでワクワクしていた反面、自分のいつも通りのプレーが出来るか心配や緊張がありました。そんななか始まったトレーニングキャンプで私は改めて自分の課題を確認することができました。私はボールをトラップした時に足元に止めすぎてしまい2タッチ目でパスが出せずに、3タッチ目でパスを出そうとした時にはパスコースがなくなってしまい、後ろに下げたり、相手が自分にプレスをかけてきてボールを奪われてしまうことがたくさんあります。なので、これからはもっとボールの置き所を意識して何でもできるところに置けるようにしたいと思いました。また、パスの質が悪く味方に出したパスのボールがバウンドしてしまっていたり、パスがずれてしまったりしてしまうこともたくさんあります。なので、これも意識してボールをしっかり滑らせたり、パスをずらさないようにしたいと思います。さらに、自分は左足でボールを遠くに飛ばすことが苦手なのでもっともっと左足を練習して遠くに飛ばせるようにしたいです。 このキャンプを通してたくさんのことを学ぶことも出来ました。今回学んだことを忘れず、チームの勝利に生かせるようにしたいと思います。最後に、このような機会を設けてくださった方々やトレーニングキャンプに携わってくださった方々などに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

FP 大野羽愛 選手(高知学園高知中)
私はコミュニケーションカが課題で、初めて活動に参加した時も2回目もなかなか自分から話しかけることができなかったのですが、今回は自分から積極的にコミュニケーションをとることができ、ピッチの中でも声をかけあえるようになったので、サッカーがしやすく楽しくプレーすることができました。プレーの面では課題が多く見つかりました。体が小さいので、ディフェンスの相手との競り合いは負けることが多く、FWとしての役割が果たせないこともたくさんありました。また、パスミスもあり、もっと基礎をちゃんと練習しなくてはと感じました。試合の際、自分が思うようなプレーができたことも多くありましたが、クリアの位置など納得のいかないプレーも多くありました。一番悔しかったのは、FWとして点を決められなかったことです。FWとしての役割をしっかりと果たしていけるように努力し、上の世界でも勝負していけるよう頑張ります。

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