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東京ヴェルディが3連覇を達成! 3大会ぶり決勝進出のソーマプライアに快勝!! JFA 第14回全日本ビーチサッカー大会

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2019年09月09日

東京ヴェルディが3連覇を達成! 3大会ぶり決勝進出のソーマプライアに快勝!! JFA 第14回全日本ビーチサッカー大会

JFA第14回全日本ビーチサッカー大会は9月8日(日)に大会最終日を迎え、準決勝の2試合と決勝戦が行われました。

9時半にキックオフした準決勝、ピッチAの対戦カードは、ドルソーレ北九州(九州3/福岡)とソーマプライア沖縄(九州2/沖縄)という九州対決となりました。先に試合を動かしたのは、ドルソーレでした。5分に畑丈二選手がゴールを決め、1点をリードします。一方のソーマプライアも、相手の中心選手である赤熊卓弥選手を封じ込め、試合の主導権を握っていきます。そして7分に江黒力選手、8分には坂崎大選手がゴールを決め、2-1と逆転に成功しました。しかし第2ピリオドの終盤には、赤熊選手にゴールを決められ、第3クールを前に2-2と追いつかれます。

第3クールでは、ソーマプライアのミスが目立ち、ドルソーレが多くのチャンスをつくりました。しかし、フィニッシュの精度を欠き、ゴールを決められません。すると33分、ソーマプライアはカウンターから江黒選手が出したパスを池宮城圭史選手がゴールに決め、再びリードしました。さらに35分にも坪谷亮太選手のミドルシュートが決まり、ソーマプライアが4-2で勝利。3大会ぶりの決勝進出を決めました。

ピッチBで行われたもう一つの準決勝では、東京ヴェルディビーチサッカー(関東1/東京)とレーヴェ横浜(関東3/神奈川)が激突しました。開始早々、東京Vは茂怜羅オズ選手が立て続けに2本のオーバーヘッドシュートを放つなど、GK城田優選手の守る相手ゴールを脅かし、試合の主導権を握っていきます。その流れのまま、3分に瀧口貴史選手がヘディングで先制点を挙げました。先制した東京Vは守備のスタートラインをハーフウェーラインに設定し、レーヴェにスピードに乗った攻撃をさせません。レーヴェはGK城田選手も含めて5人全員で攻めようとしますが、東京Vは逆にボールを奪ってから速攻を繰り出し、チャンスをつくりました。

そして第2ピリオドの18分には茂怜羅選手が左サイドで相手をかわし、強烈なシュートを決めてリードを広げます。その後もマテウス・ロペス・ドス・サントス選手が2ゴール、ベルナルド・ボテーリョ選手が1ゴールを加え、東京Vが5-0で勝利し、3連覇に王手をかけました。

ソーマプライアと東京Vという日本ビーチサッカー界を代表する名門対決となった決勝戦。先手を取ったのは、7大会ぶりの優勝を目指すソーマプライアでした。2分、ゴール前のこぼれ球を坪谷選手が押し込み、1点を先制しました。しかし、ここから日本ビーチサッカー界をけん引するスタープレーヤーが、圧倒的な存在感を放ちます。守備を固めようとしたソーマプライアに対し、3分に茂怜羅選手がミドルシュートを決めると、直後の4分にも同じような位置から茂怜羅選手がシュートを決めて一気に逆転しました。

茂怜羅選手の勢いはまだまだは止まりません。7分にもミドルシュートを決めてハットトリックを達成すると、第2ピリオドの14分にはワールドクラスのオーバーヘッドシュートで、リードを3点に広げました。エースの活躍で勢いづく東京Vは、15分にも川口敬介選手がボレーシュートでチーム5点目を決めます。対するソーマプライアもPKを前田裕太郎選手が決め、反撃に出ようとしますが、逆に東京Vに追加点を許すなど試合の主導権を握ることができません。

第3ピリオドでは、キックオフゴールを茂怜羅選手がたたき込み、開始わずか1秒で東京Vがリードを広げます。5点を追うソーマプライアも最後まで諦めずに戦い、第3ピリオドは2-2というスコアにしました。しかし、トータルでは8-4と東京Vが大差を付けて、3連覇の偉業を成し遂げました。圧倒的な力を見せつけ、3年間で公式戦無敗の東京V。来年は史上初の4連覇への挑戦することになります。

監督・選手コメント

FP #10 茂怜羅オズ 監督兼選手(東京ヴェルディビーチサッカー)
3連覇は、言葉で伝えられない感情です。うれしいというよりも、感謝の気持ちでいっぱいです。選手、スポンサー、サポーター、チームスタッフ……今大会のレベルは高く、簡単な試合は一つもありませんでした。だからこそ、このタイトルを取れたことは非常にうれしいです。決勝ではリードされた時にミドルシュートを決めましたが、毎日の練習の中から、先制されても気持ちをぶらすことなくやり直すという練習をしてきていました。私たちの作戦が機能して、私も5ゴールを取れて良かったです。ただ、5点を取ったことよりも、選手交代した時もチームが高いレベルを維持できたこと。誰が入ってもバランスが崩れなかったことが一番良かったです。

FP #30 マテウス・ロペス・ドス・サントス 選手(東京ヴェルディビーチサッカー)
とても感動していますし、日本でこれだけレベルの高い大会で優勝ができたことが幸せです。どのチームもヴェルディを倒したいと思ってきていましたし、3連覇がかかっていたので、そのプレッシャーは非常に大きかったです。その中で勝つことができ、優勝できて良かったです。今大会はゴールを多く挙げられましたが、私の実力だけではなく、チームメートが一生懸命に走り、守備をして、私を信じて良いパスを出してくれたので、ゴールを決めることができたと思います。一度、ブラジルに戻りますが、私はオズ選手のように日本に帰化し、日本代表として戦いたいと思っているので、またすぐ日本に戻ってきたいと思います。

河原塚毅 監督(ソーマプライア沖縄)
決勝戦は格上が相手だったので、先制して、そのままの勢いでいきたいという気持ちがありました。第1ピリオドで1-3となってしまいましたが、そこで我慢ができていたら違った試合になっていたと思います。もう少し(茂怜羅)オズ選手をケアしなければいけませんでした。ここ3年で初めての全国大会出場になりましたし、オズ選手とも初対戦だったので難しいところもあったと思います。11人中9人が初出場と、若手に切り替わりました。その中では良くやったと思いますし、この大会を通じて試合ごとに成長できました。ここで6試合できたのは良い経験になったと思います。

FP #8 坪谷亮太 選手(ソーマプライア沖縄)
優勝を狙っていたので、非常に悔しいですが、ヴェルディさんには力負けでした。遠い距離からのシュートをケアできていませんでした。立て続けに失点してしまいましたが、もう少しオズ選手のシュートをケアしないといけませんし、次に対戦する時はプレスに行き、打たせないようにしたいです。やっぱり技術的に相手はうまかったですが、もう少しプレスをかけられていれば、浮き球でのプレーもミスが出たと思うので、寄せきれなかったのは悔しいですね。一からつくり上げたチームが結果を出せたという安堵感もありますが、まだまだ若いチームなので、これから仕上げていって、次は優勝を狙えるようにしたいです。

FP #10 奥山正憲 選手(レーヴェ横浜)
2日間を通してチームとして激しい試合が多かったので、疲労が残っていました。その中で戦い方を統一しながらゲームに入りましたが、東京ヴェルディさんが体力的にも、戦術的にも一枚上手でしたね。相手も3日目で足も止まり、GKのところでボールを持てたため、両サイドの選手を使いながら攻めたのですが、中はしっかり守られていました。疲れた中での技術の精度、あと一歩を走りきる力が足りなかったかなと感じます。それでも負傷者が多く出ていた中で、ここまでこられたことは一つの成果です。チームとしては、ここでの疲労を取り除き、負傷者の回復を待ち、東京ヴェルディ戦で見えた守備の課題に取り組みたいです。個人としては走力を上げるなど、フィジカルを強化して、ワールドカップに向けて頑張っていきたいと思います。

9/8(日) 準決勝 ハイライト
9/8(日) 決勝 ハイライト

大会日程:2019年9月6日(金)~2019年9月8日(日)
大会会場:鳥取県/鳥取市賀露みなと海水浴場
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