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2022 QATAR

KV KV
2002 JAPAN

”新しい景色”に挑み切り拓いた”新しい時代”

『ドーハの悲劇』の舞台となったカタールで開催される大会で、
『ロストフの14秒』によってあと一歩届かなかったベスト8という“新しい景色”に到達するため、
新たに日本代表監督に選ばれたのは、
そのいずれも選手、コーチという当事者として経験した森保一氏だった。

ロシア大会での善戦もあって、
目標への高い期待感を持ってスタートをしたものの、
ワールドカップ出場に至るまでの道のりは簡単なものではなかった。

ワールドカップアジア最終予選では序盤に2敗を喫して本大会出場に向けて、
道のりはさらに険しいものになっていった。
結果的に7大会連続出場を決められたものの、
目標として掲げたベスト8への挑戦もまた厳しいものになると思われた。

ワールドカップドローを終えての前評判は決して高いものではなかった。

過去にワールドカップを制した“大国”ドイツ代表とスペイン代表が同居し、
日本代表が辿り着けていないベスト8を最高成績とするコスタリカ代表も居並ぶ
グループステージの突破なんて出来るのだろうかー。

厳しい声も少なくない中で迎えたドイツ代表との初戦。
耐え凌ぎながらもチャンスを作り善戦を続けていた前半、
PKで失点をしてしまうという嫌な流れの中、
試合をひっくり返したのは、日々ドイツで闘う選手たちだった。
後半から投入された堂安律選手、
浅野拓磨選手が立て続けにゴールを奪って2−1の歴史的逆転勝利を飾る。

続く第2戦コスタリカ代表との試合を0−1と落としてしまうも、
第3戦スペイン代表を相手に再び日本が世界を驚かす。
初戦に続いて再び“大国”相手に前半失点を喫する厳しい展開にも関わらず、
またも途中出場の堂安選手が同点ゴール、
同じく途中出場の三笘薫選手の折り返しを田中碧選手が決め、
二つ目の大金星をまたも逆転勝利で奪ったのだ。
苦戦が予想されたグループステージで日本代表は史上初めて1位突破を決め、
“新しい景色”への期待感は一気に高まった。

しかし、待っていたのは再び厳しい“現実”だった。
前回大会準優勝のクロアチア代表を相手に前田大然選手のゴールで先制するも、
後半同点に追い付かれ、最後はPK戦の末に敗退。

日本代表の最終順位は“9位”となった。
ベスト8には届きそうで、届きそうで、またあと一歩のところで届かなかった。

しかし、その歩みは確実に過去のそれとは違ったと言える。
ワールドカップという舞台での逆転勝利、
過去一度も勝利したことのない優勝経験国を相手に勝利、
グループステージ1位突破、
それらはこの20年以上の歴史の中で一度も経験したことのないことだった。

あと一歩のところでまたも届かなかった“新しい景色”だが、
挑んだからこそ切り拓くことが出来た“新しい時代”は確実に存在している。

選手一覧

PLAYERS

GK

  • 川島 永嗣
  • 権田 修一
  • シュミット ダニエル

FP

  • 山根 視来
  • 谷口 彰悟
  • 板倉 滉
  • 長友 佑都
  • 遠藤 航
  • 柴崎 岳
  • 堂安 律
  • 三笘 薫
  • 南野 拓実
  • 久保 建英
  • 守田 英正
  • 伊東 純也
  • 鎌田 大地
  • 冨安 健洋
  • 田中 碧
  • 浅野 拓磨
  • 酒井 宏樹
  • 町野 修斗
  • 上田 綺世
  • 吉田 麻也
  • 相馬 勇紀
  • 前田 大然
  • 伊藤 洋輝

STAFF

森保 一

コーチ:横内 昭展
コーチ:齊藤 俊秀
コーチ:上野 優作
フィジカルコーチ:松本 良一
GKコーチ:下田 崇

ユニフォーム

JERSEY

  • jersey

大会結果

RESULT

GROUP STAGE Group E

順位 チーム名 勝点 得失点 得点 失点
1 日本 6 2 0 1 +1 4 3
2 スペイン 4 1 1 1 +6 9 3
3 ドイツ 4 1 1 1 +1 6 5
4 コスタリカ 3 1 0 2 -8 3 11

グループステージ突破

ラウンド16 1 – 1 クロアチア(1 PK 3)
ベスト16敗退
大会情報
優勝: アルゼンチン MVP: リオネル・メッシ(アルゼンチン)
準優勝: フランス 得点王: キリアン・エムバペ(フランス)8得点
3位: クロアチア
優勝
アルゼンチン
準優勝
フランス
3位
クロアチア
MVP
リオネル・メッシ(アルゼンチン)
得点王
キリアン・エムバペ(フランス)

8得点

公式試合球
2022

アル・リフラ(AL RIHLA)

性別、年齢、人種やナショナリズムに関係なく、世界が一つになっていくことを願い、「世界をつなぐ旅が、ここからはじまる。」というコンセプトに、開催地のカタールへの旅、同大会の決勝戦までの旅という意味も込めて、アラビア語で「旅」を名称として採用。大会史上屈指の飛行速度を誇り、現代サッカーのスピーディな試合展開に対応するデザインとなっています。

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