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【Match Report】SAMURAI BLUE、交代枠の積極活用と攻撃的布陣の採用でワールドカップ出場国スコットランドに勝ち切る
2026年03月29日

SAMURAI BLUE(日本代表)は3月28日(現地)、スコットランド・グラスゴーのハムデン・パークで『キリンワールドチャレンジ2026』の国際親善試合、スコットランド代表戦に臨みました。
FIFAワールドカップ2026のヨーロッパ予選でデンマーク代表相手に劇的な勝利を収め、28年ぶりに本大会出場を決めたスコットランド代表は、FIFAランキングこそ38位と19位の日本代表よりも下ですが(1月19日時点)、アンドリュー・ロバートソン選手(リバプールFC)やスコット・マクトミネイ選手(ナポリSSC)らスター選手を擁する古豪。森保一監督も前日の公式会見で「アウェイで非常に厳しい戦いになりますが、ベストを尽くしたい」とタフな内容を予想していました。
2023年9月のトルコ代表戦以来、約2年半ぶりとなるヨーロッパ勢と対戦に、日本はフレッシュなメンバー構成で臨みます。アジア最終予選以来、基本としてきた3-4-2-1のフォーメーションを採用し、GKは鈴木彩艶選手(パルマ・カルチョ)、3バックは瀬古歩夢選手(ル・アーヴルAC)、渡辺剛選手(フェイエノールト)、1年ぶりに代表復帰した伊藤洋輝選手(バイエルン・ミュンヘン)が務めます。中盤では田中碧選手(リーズ・ユナイテッド)と藤田譲瑠チマ選手(FCザンクトパウリ)がダブルボランチを組み、両ウイングバックには菅原由勢選手(右/ヴェルダー・ブレーメン)、この試合で初めてキャプテンマークを巻いた前田大然選手(左/セルティック)が入りました。

そして前線は、2シャドーが右に鈴木唯人選手(SCフライブルク)、左が初先発の佐野航大選手(NECナイメヘン)、1トップにも同じく初先発の後藤啓介選手(シントトロイデンVV)が入る編成。南野拓実選手(ASモナコ)や久保建英選手(レアル・ソシエダード)、遠藤航選手(リバプールFC)がケガにより不在の中、チームの底上げをイギリス遠征のテーマと一つと語っていた森保監督は、その言葉通りに代表歴の浅い選手を積極的にピッチに送り出しました。
試合開始直後こそ相手の勢いを受け、9分には日本の左サイドの混戦からクロスを許し、マクトミネイ選手に至近距離からシュートを打たれますが、鈴木彩艶選手が好守で防ぎます。「あそこで失点しなかったのが自分たちにとって大きかったです」と藤田選手が振り返ったビッグプレーで流れを引き寄せると、次第に日本がパスをしっかりつなぎ、相手を押し込むようになりました。

前半は優位に試合を進めながらもネットを揺らせませんでした。しかし、ハーフタイムに3人、62分に4人と、交代枠が11人というレギュレーションを積極的に活用していきます。代表経験が豊富な選手を次々に投入してチームを活性化させました。78分にはさらに3人替えを実施し、同時にフォーメーションも3-1-4-2という前線に人数を割く陣形に変更。攻撃の圧力を増してゴールを目指しました。
ついにネットを揺らしたのは、84分のことでした。途中出場の選手たちが見事な連動を見せます。左ウイングバックの中村敬斗選手(スタッド・ランス)が、左シャドーの位置から外に開いた三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン)に展開。後方からフォローに来た左ストッパーの鈴木淳之介選手(FCコペンハーゲン)がパスを受けてさらに中央へ送ると、この試合が代表デビュー戦だった塩貝健人選手(VfLヴォルフスブルク)が左足で落とし、伊東純也選手(KRCゲンク)が冷静に右足で蹴り込みました。

終盤に採用した攻撃的なフォーメーションは、試合が0-0で推移していた2025年9月のメキシコ代表戦の後半にもトライした形でした。その時はゴールを奪えませんでしたが、今回は同じシチュエーションできっちりネットを揺らし、勝利につなげました。試合後、森保監督も「交代枠を使いながら戦った中で得点チャンスを作り出せる組織力、連係連動の部分は間違いなく今までやってきたことが積み上がっています」と手応えを口にしました。
敵地でワールドカップ出場国との難しい一戦に勝ち切った日本は、ロンドンに移動し、31日に中2日でFIFAランキング4位の強豪イングランド代表と対戦します。
監督・選手コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
誰が出ても勝つ、誰と組んでも機能することを考え、選手を順に入れ替えながら戦った中で、無失点に抑えることができ、最後に形を変えて点を取りにいって勝利に繋げることができました。ワールドカップに向けて自信となる勝利だったと思います。ただし、相手も色々と試しながら戦っていたと思いますし、我々も連係連動の部分ではスムーズではないところがありました。ワールドカップに向けてクオリティを上げていかなければいけません。
連係に関して言えば、攻撃も守備も大枠のチームコンセプトの部分は、選手はしっかりインプットしてくれて、プレーでも表現してくれました。ただ、言わば即席のような選手の起用の仕方もしていますし、イメージが合わないところもあったとも思いますが、チームとして同じ絵が持てているという点で、選手たちはよくやってくれました。
GK #1 鈴木彩艶 選手(パルマ・カルチョ/イタリア)
(マクトミネイ選手のシュート場面)自分としてはその前のクロスに対して行けたんじゃないかなとは思っています。ただ(前に)出られないと判断した中でもしっかりと防げたのは大きかったです。あの場面で失点しなかったことで、最後の得点が勝利につながったので、そこは非常に大きいポイントでした。(シュートに対しては)左手で反応したという感じですね。本当に本能的な反応というか。5ヶ月ぶりに代表に復帰してまず結果を出せたことは大きいですし、2連戦での次の相手はよりレベルが上がるので、2試合目も大事にしたいと思います。
MF/FW #14 伊東純也 選手(KRCゲンク/ベルギー)
シュートの場面は、最初にダイレクトで打とうと思っていたんですが、うまくかわせるかなと。もうちょっとサイドに流そうとは思いましたが、ぎりぎりカットされずにゴールできてよかったです。前半から良い戦いができていたと思いますし、良いプレーをしていたと思います。ただ0-0ではなく絶対に勝ち切らないといけないなと、(途中から)自分たちが出て点に絡みたいと思っていました。最終的に勝ててよかったです。ウイングバックかシャドーのどちらで行くかはぎりぎりまでわかりませんでしたが、攻撃になったら、堂安律選手がサイドに流れてきたら中に入って、そこ臨機応変にプレーできました。
MF/FW #22 塩貝健人 選手(VfLヴォルフスブルク/ドイツ)
特別な日ですし、デビュー戦をしっかり楽しんで結果を残そうという思いでした。もう点を取ることだけを考えていましたね。攻撃でも守備でもしっかりチームに貢献することと、あとは点を取ることだけを考えていました。(アシストは?)狙っていました。マークの外し方は結構完璧だったのではないかと。相手の前にいい形で入れて、ボールが前に来ていたら触るだけの感じでしたが、それが後ろに来て、左足に来たので、トラップして反転シュートか落としかで、(伊東選手がいたので)落とした感じです。アシストがついたので悪くないというか、よかったです。
KIRIN WORLD CHALLENGE 2026
2026年3月28日(土) 17:00 キックオフ予定(日本時間 3月29日(日) 2:00)vs スコットランド代表
会場:グラスゴー(スコットランド)/ハムデン・パーク
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