
GROUP F MD32026.6.26 FRI 8:00
スウェーデンサッカー協会(SvFF)
瑞典:Svenska Fotbollförbundet
英:Swedish Football Association
38位
5試合 / 1勝 2分 2敗 / 得点7 失点7
自国開催だった1958年大会の準優勝、アメリカが舞台となった1994年大会の3位などの実績を持つ。北中米大会では欧州プレーオフで難敵のウクライナ、ポーランドを破り、2大会ぶりとなる世界への切符を掴んだ。
ベテランの経験と若手の勢い。年齢的なバランスの良い陣容を備えており、欧州の主要リーグで活躍する選手たちのタレント力やプレミアリーグでの指導経験が豊富なグレアム・ポッター監督の手腕を考えても、現在のFIFAランキングなどで侮ってはいけない相手だ。最大の強みは、世界トップレベルのストライカーを複数擁している点にある。
エースとして最も勢いを見せているのがヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル/イングランド)だ。欧州プレーオフ準決勝のウクライナ戦では圧巻のハットトリックを記録し、決勝のポーランド戦でも決勝点を記録。本大会出場の立役者となった。フィジカルの強さ、背後への抜け出し、ゴール前での決定力を兼ね備える。タレント揃いのスウェーデンでも、最も勢いのある存在と言っていい。
左右のウイングにはベンジャミン・ニグレン(セルティック/スコットランド)、アンソニー・エランガ(ニューカッスル/イングランド)と言った気鋭のサイドアタッカーが揃い、迫力ある仕掛けに加えて、守備でも強度の高さを発揮している。さらに長身の左サイドアタッカーであるヴィリオット・スウェドベリ(セルタ/スペイン)などもおり、日本からすると、サイズとパワーにものを言わせてくるアタッカーはより注意が必要だ。
その意味で、さらに怖い存在となりうるのがアレクサンダー・イサク(リバプール/イングランド)だ。昨年末の負傷により、欧州プレーオフは欠場を余儀なくされたが、本大会までにはコンディションを整えてくる可能性が高い。高さとスピードを兼ね備えながら、足元の技術にも優れる万能型FWであり、第3戦で状態を上げてくれば、日本にとっても大きな脅威となる。スタメンとしても怖い存在だが、後半の勝負所で投入されると、なおさら厄介だ。
中盤では三笘薫のチームメートでもあるヤシン・アヤリ(ブライトン/イングランド)が、経験豊富なイェスパー・カールストロム(ウディネーゼ/イタリア)と共に、攻撃の起点を担う。さらに若手のルーカス・ベリヴァル(トッテナム・ホットスパー/イングランド)ら新世代の台頭も著しく、自慢の前線に負けず劣らず、タレントの選択肢は豊富だ。守備ではヴィクトル・リンデロフ(アストン・ビラ/イングランド)が最終ラインを統率し、試合を落ち着かせる役割を担う。
スウェーデンは伝統的に堅実な守備組織をベースに、前線の個の力を最大限に生かすスタイルだ。ただし、ポッター監督はビルドアップのポジショニングなど、攻撃の設計力にも定評があるだけに、開幕前の事前キャンプなどで、前線のタレント力を生かすための戦術を落とし込んでくる可能性がある。幸い本大会で、チュニジア戦やオランダ戦をスカウティングできるので、日本が誇る分析班が情報を収集し、森保一監督や現場のスタッフに伝えて、第2戦からの短いトレーニングセッションに反映できるかが、勝負の命運に大きく関わりそうだ。