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第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
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第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
第32回オリンピック競技大会
(2020/東京)
2021/7/23(金)~2021/8/8(日) 
サッカー競技日程:2021/7/21(水)~2021/8/7(土)

Mexicoメキシコ代表

メキシコ代表
オリンピック出場:6回目(最高成績:金メダル / 2012年)

About Qualifier予選の戦いについて

今年3月に行われた北中米カリブ海予選で、メキシコはアメリカ、コスタリカ、ドミニカとグループリーグで対戦。
初戦のドミニカ戦では、MFセバスティアン・コルドバがハットトリックを達成する活躍を見せ、4-1と快勝を収めると、続くコスタリカ戦では、開始6分のMFウリエル・アントゥナのゴールを皮切りに、後半にもFWアレクシス・ベガとコルドバが加点し、3-0で勝利した。アメリカと対戦した第3戦では、前半終了間際に生まれたアントゥナのゴールを守り抜き、1-0で勝利。3戦全勝でグループ突破を決めた。

オリンピックの出場権がかかった準決勝ではカナダと対戦。スコアレスで迎えた後半に攻勢を強めると、54分にアントゥナ、64分にはDFヨハン・バスケスが決めて、2-0と快勝。見事に出場権を手にした。
さらにホンジュラスと対戦した決勝では、先制点を許しながらも、終盤に追いつく粘りを披露。1-1のまま突入したPK戦の末に勝利を手にし、優勝も成し遂げている。全5試合で11得点2失点と攻守両面で安定した戦いぶりだった。
なお、この大会でMVPを獲得したベガ、4ゴールで得点王に輝いたコルドバは、ともにオリンピックメンバーに名を連ねている。

Match Previewマッチプレビュー

3大会連続6回目の出場となるメキシコは、2012年のロンドンオリンピックで金メダルを獲得した強豪国。連覇を狙った前回大会ではドイツと引き分け、フィジーに大勝を収めるも韓国に敗れ、まさかのグループリーグ敗退となっただけに、今回にかける意気込みの高さも窺える。

2012年大会では準決勝で日本が1-3で敗れ、決勝進出を阻まれた因縁の相手でもある。
その試合に出場したDF酒井宏樹とDF吉田麻也にとっては、リベンジをかけた一戦だ。

メキシコ代表

7月5日に発表された22人のメンバーのうち、国外でプレーするのは10番を背負うMFディエゴ・ライネス1人のみ。クラブ・アメリカ、グアダラハラなど、国内の強豪クラブに所属する選手を中心とした構成となっている。

スペインのベティスでプレーするライネスが、このチームの攻撃のカギを握る存在だ。卓越したドリブルを武器とするアタッカーは、すでにA代表経験もある21歳の俊英。身長167センチと小柄ながら鋭い仕掛けで、相手守備陣を翻弄する。

また、オーバーエイジとして3人の実力者が加わった。
26歳のDFルイス・ロモは守備力とパスワークを完備しており、28歳のFWエンリ・マルティンは2020-21シーズンのメキシコリーグで16ゴールを挙げた本格派ストライカーだ。
そして、36歳のGKギジェルモ・オチョアを招集。欧州で長くプレーし、メキシコ代表のキャップ数も100を超える経験豊富な守護神がゴール前に立ちはだかる。

日本とメキシコの対戦の歴史を紐解けば、フル代表では昨年11月の親善試合で0-2と敗れたのが記憶に新しい。

オリンピックでは前述した2012年大会で敗れた一方、1968年のメキシコオリンピックでは3位決定戦で対戦し、FW釜本邦茂の2ゴールで2-0と勝利。悲願のメダル獲得を実現した。

この東京オリンピック世代の対戦では、2019年トゥーロン国際大会の準決勝で顔を合わせた。試合は50分に先制されるも、71分にMF相馬勇紀のゴールで追いつくと、86分に再び勝ち越されたが、終了間際の89分にFW小川航基が同点ゴールを奪取。2-2のままPK戦に突入し、これを5-4で勝利した。

メキシコ代表

また、同年の北中米遠征でも対戦し、この時はスコアレスドローに終わった。今回のメンバーの中ではGK大迫敬介、DF町田浩樹、MF田中碧、FW上田綺世らがこの試合のピッチに立っている。

決して体躯に恵まれていないメキシコが、長年、世界のトップレベルを保ち続けられているのは、高い組織力を備えているからこそ。国内組が中心となる今回のチームも、その例に漏れない。
日本とすれば、連動性に優れるメキシコの攻撃をいかに封じるかがカギとなる。

また、試合巧者のメキシコは、先制するとしたたかな試合運びを見せるだけに、先制点を許さないことも重要となる。

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