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JFAエリートプログラム女子U-13韓国遠征 全プログラムを終え、帰国

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2016年11月20日

JFAエリートプログラム女子U-13韓国遠征 全プログラムを終え、帰国

JFAエリートプログラム女子U-13韓国遠征の全プログラムを終えた選手たちは18(金)、日が出る前の4:30に木浦ナショナルフットボールセンターを出発しました。出発の際は早朝にも関わらず、韓国チームの選手、スタッフが全員で見送りをしてくれました。6日間という短い期間でしたが、選手たちはすっかり打ち解け、別れを惜しみつつ、来年のAFCガールズ地域選手権や次の日韓交流での再会を誓い合いました。

エリートプログラム女子U-13の今年度の活動はこれで終了し、次回はエリートプログラム女子U-14が3月にトレーニングキャンプを予定しています。

監督・選手コメント

西村陽介 日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ北信越担当/医療法人雨宮病院
今回の遠征では、日本で当たり前のことが海外では当たり前ではない、だからこそエリートの約束である「観て・感じて・行動する」、「失敗を恐れずに積極的に行動(プレー)する」ことを掲げましたが、選手たちはこれに対し全力でトライしてくれたと思います。オンザピッチでは2回目のエリート活動のテーマであった「サッカー理解を深める」、「試合で使えるテクニックの獲得」、「攻守において効果的に関わる」を再度確認して積み上げを行い、「攻守において主導権を握る」ことを意識付けしていきました。試合を3試合組むことができ、午前中にトレーニングをして午後に試合という流れとしました。テーマの確認を行い、試合で成果と課題をジャッジし、再びトレーニングで課題に取り組む形をとり、試合を重ねていくうちに選手たちの質に変化が見られ、その結果が3連勝、無失点に繋がったと思います。

オフザピッチでは、前回のキャンプからの継続である「自分の考えを持ち、人に伝える」、「アスリートとしての身体づくり・ケア」、「食事を摂ることの重要性・意識改革」と、「日本を代表する責任を持つ」を選手達に伝え、日本人らしさ(立ち振る舞い)を世界でも当たり前に出せるようチャレンジと意識付けまで行いました。選手たちは仲間や韓国の選手とコミュニケーションを積極的に取り、食事に関しても日本とは異なる味、メニューでも、食べる事の重要性に気づき、量・質が日に日に変化していきました。全員がコンディショニング良く、最終日まで活動できたことは非常に大きな成果だと言えます。

同年代の韓国代表と試合を行う中で、パワー・メンタル・対人での強さという部分での差を感じました。アジアの中でも様々な選手やチームコンセプトが存在するなかで、日本がどの相手に対しても主導権を握るためには基本テクニックの徹底、サッカー理解を深めること、予測、オフの準備、攻守において効果的に関わり続けることなどをU-13年代でさらに高め獲得する必要性を感じました。選手たちにとって、今回の活動は世界に目を向け体感するうえで、非常に大きな経験になったと思います。経験、成果、課題を日常に持ち帰り、成長・進化してくれることを期待しています。韓国サッカー協会をはじめ関係者のみなさまに深く感謝しています。

箕輪千慧 選手(日テレ・メニーナ)
初めて海外でサッカーをしました。日本とは違う環境で過ごし慣れない部分もありましたが、とても良い経験でした。サッカー以外の部分では、たくさん韓国の選手と交流をし、言葉が通じないなかでもジェスチャーや英語を使って話すことができました。韓国の文化や食についても触れることができました。今回は、普段なかなかやることのないDFをやりました。いつもは攻撃的なポジションをやることが多く、たくさんの課題が見つかりました。そして何より、海外の選手と初めて対戦をして、他の国の選手はどのくらいのレベルなのかを知ることができました。声、スピード、パワーなど日本の選手が負けてしまっている部分が多いことを感じましたが、その中でもしっかり勝つことができて良かったです。

草苅希羽 選手(岡山湯郷Belle U‐15・U‐18)
今回、初めて海外遠征に参加しました。私はみんなに「試合に出れば必ず無失点でチームを勝たせる」と約束しました。難しいことだと初めは思いましたが、まずはやってみないとわからないと思い、自信を持って発信しました。トレーニングではパススピードやコントロールの質が悪かったのですが、試合になると落ち着いたプレーができました。コーチングでは、相手に負けないように、聞き取りやすくする工夫をしました。韓国の特徴的なプレーは、日本のバックパスに対して前線から取りにくることでした。今回、海外の選手と対戦ができ、とても貴重な経験となりました。見つかった課題をチームに持ち帰って改善し、より良いプレーができる選手になりたいと思います。有言実行ができて良かったです。

大場柚季 選手(尼崎レディースU‐15/JFAアカデミー堺)
韓国との試合では、ディフェンスのアプローチの連動を意識してボールを奪い、トレーニング通り、ゴールまで繋ぐことができました。また、相手に通用するプレーと通用しないプレーがはっきりとわかりました。通用しなかったプレーやパスのスピード、フィジカル、コントロールの質などをチームに戻ってからもしっかりと意識して、練習に取組みたいです。オフザピッチでは、韓国の選手と交流し、とても優しくしてくれ、楽しい時間を過ごすことができました。この経験を活かして、また選出されるように頑張ります。

四海結稀奈 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
日本全国から選ばれた仲間との練習や、韓国との試合から、たくさんのことを学びました。初日は連動して意図的にボールを奪うことに取り組み、その日の午後の試合ででき、とても良かったと思いました。ただボールを奪ったあとの攻撃にうまく繋げず、同じことの繰り返しをしてしまいました。翌日はポゼッションの練習を行い、午後の韓国戦は2-0で勝つことができました。ただ、最初の3分は相手に圧倒されてしまい、相手陣地に入ることも難しかったです。しかし韓国との2戦目では、それまでできなかったコーチングやエリアを考えたプレーができ、4-0で勝つことができました。練習してきたことが出し切れたと思います。韓国の選手との交流や合同練習ではみなさんがとても優しく面白く、楽しかったです。ここで経験したことを活かして、これから頑張っていきます。

スケジュール

11月14日(月) AM/PM トレーニング
11月15日(火) AM
2-0
トレーニング
ゲーム  vs U-13韓国女子代表
11月16日(水) AM/PM トレーニング
11月17日(木) AM
4-0
トレーニング
ゲーム  vs U-13韓国女子代表

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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