JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 選手育成 > 最新ニュース一覧 > U-15日本女子選抜トレーニングキャンプ 活動レポート(10/2)

ニュース

U-15日本女子選抜トレーニングキャンプ 活動レポート(10/2)

2014年10月03日

U-15日本女子選抜トレーニングキャンプ 活動レポート(10/2)

最終日は、トレーニング前のミーティングで矢野コーチ、宮本コーチの話を聞きました。
2人の話を聞いて、選手たちは改めて強い気持ちを持ってゲームに臨みました。最終日で疲れもある中、30分3本のゲームの最後まで自分のプレーを出し切り、初日に見たときよりもさらにタフでこだわりのあるプレーを見せてくれました。今回のキャンプでトレーニングしたことを振り返りながら取り組む選手たちは、試合を重ねる中で成長を感じることができました。
この年代の次の活動は「代表」です。新たな思いと決意を持って、解散となりました。

矢野喬子 コーチから
(FIFA女子ワールドカップ ドイツ大会などを共に戦った)近賀選手とは同じチームで、ずっと良きライバル。一緒にがんばってきましたが、自分だけが代表から外れたことがありました。その時、近賀選手のプレーをテレビで見て、とても悔しかったです。その悔しさがあったから、次の目標ができてがんばることができました。少し腐ってしまった時期もありましたが、今思うと貴重な時間にもったいなかった、努力し続ければ良かったと思います。
チャンスはみんなにあります。それをつかめるかどうかは自分の意識、取り組み次第。ここにいるみんなは最初のチャンスをつかんでいます。みんながサッカーを本当に好きで、なでしこジャパンを目指す気持ちは伝わってきます。真剣な目、その思いを大切にしてほしいと思います。自分自身が他の選手の見本となり、引っ張っていくくらいの気持ち持って、これからもがんばってください。

宮本ともみ コーチから
サッカーが楽しくて、もっとうまくなりたい、人よりもうまくなりたいという気持ちがあって、人よりも早く来てトレーニングをしたり、高校のときは男子サッカー部に混ぜてもらったりしていました。私が日本代表に初めて選ばれたのは1997年。招集の連絡をもらったときに「女子の代表なんてあったんですか!」と言ったのを今でもよく覚えています。
当時の日本女子サッカーリーグは世界最高峰のリーグで、海外の選手もたくさんいたし、サッカーに集中して取り組むこともできましたが、日本女子代表が2000年のシドニーオリンピックの予選で負けてしまってから、リーグが衰退し、昼はアルバイトをしてサッカーをすることになりました。
2004年のアテネオリンピックの予選では、負けたら日本の女子サッカーは終わってしまう、自分たちが終わらせてしまっていいのか、という責任感とプレッシャーの中で戦いました。これまで一度も勝ったことがない朝鮮民主主義人民共和国に3-0で勝つことができました。日の丸を背負うというのはいろんな人の思いを背負うこと。私たちはそれを形に、結果にすることができました。
みんなのいる環境はとてもすばらしく、恵まれているので、そういう思いを持つことは難しいかもしれません。でも、いろんな人の1つ1つの積み重ねがあるから今があり、自分たちもその積み重ねを受け継いで、たくさんの人の思いを自分の力に変えてほしいと思います。今、実感できなくても、なでしこジャパン、日本代表として活動するということはそういう覚悟を背負うことだということを記憶のどこかに留めておいてください。

コメント

大久保香穂 選手(山口県:ドリームチェイサー)
初めてこのようなキャンプに参加して、最初は緊張でいっぱいでしたが、皆が優しく接してくれたので徐々に緊張がほぐれていきました。
トレーニングではトップレベルの皆とサッカーをして、得たことや課題を見つけることができました。得たことは自分のチームに持って帰り、継続して行いたいと思います。
課題に残ったことは、今後練習し出来るようにしたいです。この4日間で貴重な体験ができ、参加できて本当に良かったと思いました。

森本沙也佳 選手(香川県:F.C.コーマレディースアザレア)
私はこのキャンプに参加して得たことがたくさんありました。
ファーストディフェンスをしっかりと強くいくこと、常にゴールを目指したプレーをすること、全員で意図的にボールを奪うということを、特に意識してトレーニングに取り組みました。注意されたことは今の時点で自分ができていないことなので、これからチームに帰っても、代表を目指してしっかりと心がけてプレーしていきたいです。

鈴木銘 選手(北海道:ASCレディース)
このキャンプに参加して、改めて日本女子選抜のレベルの高さを実感し、このままじゃダメだと気付くことができて、とても良い4日間になりました。自分に足りない所をチームに帰ってから意識高く1回1回の練習を大切にし、改善したいです。また、このキャンプで学んだことをチームの皆に伝え、チームがより良いチームになるようにしたいです。
また、こういう機会があれば、レベルアップした自分をコーチたちに見てもらいたいです。 4日間ありがとうございました。

スケジュール

9月29日(月) PM  トレーニング
9月30日(火) AM/PM トレーニング
10月1日(水) AM/PM トレーニング
10月2日(木) AM トレーニング
アーカイブ
選手育成
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー