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2017年度第4回ナショナルコンペティション(NC)担当審判員研修会を実施

2017年09月25日

2017年度第4回ナショナルコンペティション(NC)担当審判員研修会を実施

9月2日(土)から3日(日)、9月9日(土)から10日(日)と2週にわたり、第4回ナショナルコンペティション(NC)担当審判員研修会を新横浜と大阪・J-GREEN堺で実施しました。

今年最後となるこの研修会は1年を通して行ってきた「論理的思考」のまとめ、副審の講義、ポジショニングと動きに加え、的確な判定についてを盛り込んだプログラムとなりました。ディスカッションの時間を多く設けることで自らの考えを仲間達へ伝え、議論をする仕組みを作ることを一つの狙いとしました。今回参加した審判員には、今年の残りの全国大会を仲間同士で切磋琢磨しながら成功につなげていくことが期待されます。

インストラクターコメント

岡田正義 S級審判インストラクター
今シーズン最後となる第4回NC担当審判員研修会は東西合わせて40人が参加しました。研修会のテーマを「掘り下げて、主張して、アクションを起こそう」として、参加した審判員がそれぞれ積極的に自分の考えを相手に伝え、議論する場を多く設けました。また、フィールドテストを実施して各審判員のフィジカル能力を計り、各自で自らのフィジカルレベルを確認しました。NC担当審判員が上のカテゴリーを目指すには強いフィジカルが必要です。今後も各審判員が自覚を持ってトレーニングに励んでくれることでしょう。グループディスカッションでは、ペナルティーエリア内及び周辺のポジショニングについては、各グループに1人インストラクターが入り、映像を見ながら活発な意見交換しました。NC担当審判員はこれから国体や全国社会人大会に参加します。今回の研修会の成果を大いに発揮して、全国大会での素晴らしいパフォーマンスを期待します。

参加者コメント

見付和昭 1級審判員(青森県)
今回の第4回NC研修は「掘り下げてアクションを起こそう!」というテーマでスタートしました。掘り下げるということは、まず問題提起があり、それに対して自分に何が必要なのか、何が足りないのかを考え、そしてそれに対する仮説を立て検証し、検証に基づいてチャレンジし、そしてまた検証・チャレンジと繰り返す。そのように論理的に考え、課題に対してチャンレジしていくことで、自分の目指すべき審判像に近づいていくというものです。論理的に考えるということは、このカテゴリーにおいて、今後上を目指していくためには絶対に必要で、逆にそこがまだまだ足りない部分だと感じています。課題や特徴は人それぞれ違うので、こういう研修の機会に他の審判員と情報交換できるのも大きな収穫となりました。1級審判員も増え、競争はさらに厳しくなっていきますが、この研修を機に同じ審判員仲間として切磋琢磨し、それぞれ自分の目指す審判像に向けて努力していきたいと思います。

内山翔太 1級審判員(静岡県)
1年間を通して取り組んだ論理的な思考から始まった研修会でした。一貫した研修テーマを取り組み、研修の度に多くの知識を手に入れることができました。とある事象があるとその事象だけを捉え、本当の原因まで行きつくことが困難でしたが、細分化し、順序立てていくことで原因を突き止める作業が身につき、昨年に比べ分析力が向上しました。また、Ray Oliver氏の講義では、的確な判定とポジショニングを得るためのA・C・Bを学ぶことができました。AはAngle(角度)、CはClose(距離)、BはBall。近ければ(Close)いいのではなく、時には離れても角度(Angle)を取る必要がある。そして、主審と副審でBallを挟むこと。副審と挟んで事象が見えるポジションに動く基本を再認識させられました。そして、フィールドテストでは40mスプリント、Yo-Yoテスト、CODAテストを行い、フィジカル面における弱点と強みを認識しました。今後は、今回得た知識と自身が持つフィジカルを融合し、高みを目指して精進していきます。

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