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2017年度第1回J3担当審判員研修会を開催

2017年03月08日

2017年度第1回J3担当審判員研修会を開催

2月10日(金)~12(日)にかけて、2017年第1回J3担当審判員研修会を千葉県長生郡で実施しました。

明治安田生命Jリーグ開幕直前での開催となった本研修では、映像を用いて昨シーズンの振り返りや今シーズンの判定基準の確認などを行いました。講義のみでなく、コンディショニングチェックとしたフィットネステストや試合を模した実践形式のトレーニング(プラクティカルトレーニング)も実施しました。

初日にはJリーグ原博実副理事長も研修会に出席いただき、Jリーグの2017年シーズンの方向性と審判員への激励をいただきました。

インストラクターコメント

高橋佳久 1級インストラクター(京都府)
J3担当審判員研修会では、プロリーグを担当する審判員としてスタジアムにいる誰もが納得できるゲームコントロールを目指して、スタンダード映像・トピックス映像の確認、2つのプラティカルトレーニング、4つのシーンを見てのディスカッションを行いました。プラティカルトレーニングでは、ファウルの笛のあと、FKの正しい位置とボールの確実な静止、FKを遅らせようとするプレーヤーへの対応の練習、副審としてタッチライン際のアウトオブプレー、ファウルサポートとオフサイドの判定ができるようなステップと体の向きの練習をしました。この研修会で心と体を調えて開幕を迎えてほしいと思います。

池田直寛 1級インストラクター(岡山県)
今回の開幕前研修会には、新しく9名の審判員と2名のインストラクターが参加しました。初日は、原Jリーグ副理事長、小川審判委員長から激励のご挨拶をいただき、審判員は改めて自分達の立場と任務の重みを再認識出来たと思います。プラティカルトレーニングや映像ディスカッションでは積極的に発言する審判員が多く、議論することで全員が問題点や課題を整理出来た良い研修会になったと感じました。J3担当審判員は発展途上でもあります。机上では正論が言えても現場では実践出来ないこともあります。今シーズンもコーチ制度を設け、お互いの振り返りを改善につなげる指導を継続的に実施します。

参加者コメント

田中玲匡 1級審判員(新潟県)
今回の研修会では、今シーズンの目標や取り組みを確認し、意思統一ができたと思います。また審判員としての責任の重さであったり、試合に向けての準備であったり、プロ意識をもって取り組むことの重要性を確認することもできました。ディスカッションでは、グループごとに違う映像を見て、主審、副審1、副審2、第4の審判員がそれぞれの立場で正しい判定、判断につなげるためには何をすべきなのかを話し合いました。任された試合を責任を持って審判チームとして臨むことが重要であることを感じました。開幕に向けて良い準備をして魅力あるサッカーを引き出せるように努力していきたいと思います。

長谷拓 1級審判員(北海道)
4年目を迎えるJ3をより魅力的なリーグにするため、新たなメンバーを加えたレフェリーチームとして3日間の研修会が行われました。開幕前ということもあり、非常に高いモチベーションで全員が参加していたのが印象的でした。研修の内容は、いずれも審判員の役割を果たすための充実した内容でした。審判員の役割は、「反則を裁く」ことではなく「競技規則に従い試合をコントロールする」ことです。そのためには判定基準の統一は必要不可欠ですが、難しい事象では見方により判断が分かれることもあります。そのような状況では、いかに選手・チームスタッフ・観客のみなさんに納得(受け入れ)してもらい、試合(観戦)に集中してもらえるかということを私たちは意識していかなければいけません。

それを果たすための一つとして、選手にも負けないフィットネスレベルがあります。特にJ3ではJ1・J2以上のフィットネスレベルが求められています。プレーを近くで観ることでより正しい判定、また説得力のある判定につながります。今年からはDAZNによりJ3の試合も全試合放送されることになり、より多くの方々に試合を見ていただける環境となりました。今シーズンも、より良いゲームコントロールを実現できるよう、競技規則に則った最大限の努力をして、魅力あるリーグづくりに貢献していきたいと考えております。

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