JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 高円宮記念JFA夢フィールド > 最新ニュース一覧 > U-15日本女子選抜、JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを実施

ニュース

U-15日本女子選抜、JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを実施

2021年11月26日

U-15日本女子選抜、JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを実施

11月22日(月)から25日(木)、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドでU-15日本女子選抜のトレーニングキャンプを実施しました。北海道から九州まで、全国9地域から選ばれた32名の選手が夢フィールドに集まり、4日間のプログラムに取り組みました。
初日、選手・スタッフ全員はSmartAmp検査を実施、全員の陰性を確認した後に、早速ピッチに立ちました。雨脚が強まる生憎のコンディションでしたが、選手たちは短い時間でもトレーニングのなかでコミュニケーションを取り合いました。2日目は午前にフィジカルテストを実施。JFAフィジカルフィットネスプロジェクトの矢野由治サブリーダーのもと、YO-YOテスト、10m・40m走、シャトルラン、バウンディング、立幅跳びを計測し、夜のミーティングで測定結果のフィードバックを行いました。各種目の意味や、フィジカルの重要性、食事や休息、フィジカルトレーニングなど日常からコンディショニングに取り組むことが良いプレー、成長に繋がるということを学びました。活動3日目は午前と午後のトレーニングと、ミーティングでは大部由美コーチからレクチャーがあり、なでしこジャパンを目指すために、今の取り組みの大切さを学びました。最終日となる25日(木)は紅白戦を実施。選手たちはピッチで4日間の成果を出し、キャンプを打ち上げました。

監督・選手コメント

金野結子 監督(JFAコーチ/JFAアカデミー福島)
11月22日(月)からスタートした4日間のトレーニングキャンプが無事終了しました。この学年の選手達は、新型コロナウイルス感染拡大によりチーム活動はもとより、トレセン活動やエリート活動等、多くの制限を受けてきました。JFAのプログラムとしても昨年度(中学2年生時)の活動は3月に実施されたエリートプログラムU-14が1回、今年度も8月に実施されたU-15日本女子代表の活動に続いて今回の活動が2回目と、様々な活動の機会が失われてきました。
そのような状況の中で迎えたトレーニングキャンプ初日のトレーニングでは、緊張した面持ちの選手が多かったですが、時間が経つと共に表情も和らぎ、短いながらも良いトレーニングでスタートすることができました。夜のオープニングのミーティングでは、この学年の選手達はナショナルトレセン活動やエリート活動を経て、一つ上の年代のU-16日本女子代表につながる世代であることの意識付けをする一方で、そのベースとなる安定したテクニックの獲得や個人戦術の獲得が重要であることを確認しました。またAFC U-16女子選手権タイ2019の映像を見て、世界と戦うということがどれほどの強度のものなのか、そしてそれに耐えうる体づくりの重要性やあらゆる面での準備の大切さを確認しました。
2日目以降のトレーニングでは、ミーティングで見た映像が基準となり、守備時のアプローチスピードや強度、ボールを奪う・奪われないための球際での強度を意識して取り組む選手が多く見られました。
オフザピッチの場面でも、うわべではなく相手を思いやって、相手が心地よく思うであろう言動を意識しようと話をすると、お世話になったホテルの従業員の方ともすがすがしいやりとりが多く見られました。
高校受験を控え、また全国大会を目前にしたチームが多い中、選手の派遣に快くご協力して下さった各選手の所属チームや学校の関係者、保護者の皆様、そして本トレーニングキャンプ開催にご尽力下さった全ての関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

上野理佐 選手(FC LISOL)
私がこの活動を通して学んだことは、「良い準備」を常にすることで、自分の100%を出すことができるということです。私は様々な局面で判断が遅いことがあるので、常に良い準備をすることで、プレーする前に状況が見え、適切な行動ができることを知りました。オフ・ザ・ピッチのところでは、コンディション管理について学びました。食事や栄養など、日頃から自分のために何ができるかを常に考えることが大切だと感じました。チームに戻ってからも、良い準備をすることを意識していきたいです。

佐藤にいな 選手(マイナビ仙台レディースジュニアユース)
私はこの4日間のキャンプで、良い刺激を受けたのと同時に、たくさんのことを学び、そして多くの課題が見つかりました。
2日目に行ったフィジカルテストでは、自分にはどんなことが足りないのか、フィジカルを強化する必要性も学びました。今の自分に足りないものをしっかりと理解し、強化していきたいと思います。3日目のクロスのトレーニングでは、ボールを見て相手にマークをつけるポジションを取ることが難しかったのですが、ステップなどを工夫して、正しいポジションを取れるようにしっかりとトレーニングをしていきたいと感じました。今回のキャンプで学んだことをチームに持ち帰り、今後の活動に活かしていきたいです。

今野杏凪 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
今回、このキャンプに参加できたことに感謝したいです。私にとって、この活動は今までで一番大きな選抜で、すごく楽しみでした。トレーニングでは、技術、守備、攻撃、ゴール前の攻防など様々なテーマのもと、コーチの言ったことをよく理解しながらトレーニングすることができました。また、夕食後のミーティングでは、食事をとることの大切さや、海外の選手の強さ、今のなでしこジャパンの強みと課題など、これからの自分にとってすごくためになる話を聞くことができ、この話をしっかりと頭に入れ、日々のトレーニングにつなげていきたいと思いました。今回、この4日間のキャンプを通して、まだまだ自分は成長できると思いました。そして、必ずまたこのような場に選ばれてプレーできるよう成長し、結果を残していきたいです。

永田優奈 選手(RESC GIRLS U-15 ※JFAアカデミー堺)
私はこの4日間でたくさんのことを学びました。まずひとつ目は、「普段のトレーニングや習慣が自分を作っている」ということです。私は日々のトレーニングでステップワークや切り返しを特に意識するように心がけていたので、ロングボールやスルーパスにうまく対応することができました。その一方で、プレッシャーで寄せきれなかったり、簡単にシュートを打たせてしまうなど、最後の一歩まで粘り強くプレーすることが課題になりました。ふたつ目は、「自分のことを理解してプレーする」ということです。周りの選手はそれぞれに武器を持っていて、それを発揮するために工夫していました。相手にとって嫌な選手になるために、自分の長所を見つけ、それを出すために工夫することが必要だと感じました。今回のキャンプを通して感じたことや課題を日々のトレーニングで意識して良い習慣をつけていけるようにしたいです。

アーカイブ
高円宮記念JFA夢フィールド
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー