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JFAアカデミー今治 4期生が静岡・福島・千葉に遠征

2021年03月19日

JFAアカデミー今治 4期生が静岡・福島・千葉に遠征

JFAアカデミー今治の4期生(中学3年)12名は3月8日~13日の6日間、静岡・福島・千葉に遠征をしました。
例年は海外遠征をしていますが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、海外への渡航が叶いませんでした。その代替として、日本国内のサッカーの拠点施設を訪れ、それぞれの施設で交流や学びを得る体験を通じて選手たちの成長に繋げていくことを目的とし、感染症対策を徹底した上で遠征を実施することができました。

期間中は、JFAアカデミー福島との合同トレーニングおよび紅白戦、尚志高校やふたば未来学園との交流戦を実施し、多くの刺激を受けることができました。また、Jヴィレッジを訪れ、施設見学およびJヴィレッジの震災から復興までのあゆみをレクチャーしていただきました。また3月11日には、『特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま』と『東日本大震災・原子力災害伝承館』を訪れ、東日本大震災を経験した方から、当時の様子から現在までをお話ししていだきました。移動中には、未だに足を踏み入れることのできない区間を直接見ることで被害の大きさを目の当たりにし、震災当時はまだ幼かった選手たちも多くのことを感じた様子でした。
遠征最終日には、高円宮記念JFA夢フィールドにて施設見学をしたあと、日本代表の森保一監督より激励のお言葉をいただきました。最後はU-19日本女子代表の池田太監督と西入俊浩GKコーチとトレーニングをし、遠征を締めくくりました。

アカデミー生コメント

佐藤美優 選手(4期生/中3/FCバイエルンツネイシレディース)
今回の遠征は、本来であれば春に行くはずだったスペイン遠征の代わりとなるものでした。コロナウイルスの影響で、何度も計画した遠征が延期になり、今回もコロナウイルスの影響がまだ厳しい中での実施となりましたが、感染症対策をしっかりと行って遠征をすることができました。
今回の遠征は、1週間全てトレーニングか試合というサッカー漬けの毎日でした。この1週間は、初めてのこともあったりと、とても刺激を受け充実した1週間でした。私が特に刺激を受けたのは、1、2日目のJFAアカデミー福島との合同トレーニングです。日本のトップレベルであるアカデミー福島の高校生との合同トレーニングは学ぶことがたくさんありました。基礎となる、『止める・蹴る』が徹底されており、トレーニングをただするのではなく、トラップはピタッと足元に止めることや、パスを出したあとは、周りの情報を入れ続けるという意識を常に持ち続けてプレーすることで、より高い集中力でトレーニングができることを感じました。アカデミー福島の選手は、その基礎となる部分の質が高いからこそ、対人のトレーニングをしたときに速いパススピードでできているんだと思いました。技術が高いと、考えることに集中でき判断のスピードがとても速かったです。実際に対人をしてみて、二手先、三手先まで考えているのかと思うくらいボールを受けてからの判断が早かったです。この2日間のアカデミー福島との合同トレーニングでやっているメニューは、普段私たちがやっているメニューと同じですが、質の部分が違うと感じました。だからこそ、私はもうすぐ高校生になるので、今回感じた部分を高校での1回1回のトレーニングで意識していきたいと思いました。そして、アカデミー福島のチーフコーチである山口さんが話してくださった、考えてプレーをするために、技術面をもっと向上させ、プレーに余裕を持ってFWでより良い判断をし、得点につながるプレーを増やしていきたいと思いました。
この5日間の遠征で、普段ではお会いすることができないような方々に会うことができ、その方々からとても貴重な話をしていただきました。森保監督に話していただいた、サッカーを楽しむということを忘れずに、これからのサッカー人生を今回の遠征で学んだことを活かしつつ頑張っていきたいと思います。

近藤礼 選手(4期生/中3/FC STORY Tokushimaメニーナ)
私はこの国内遠征で、3年間アカデミーで学んだことを確かめられたと思います。そして、成長できたと思いました。この6日間、スケジュールはハードだったけれど、短い6日間でたくさんの経験をすることができました。
1、2日目はアカデミー福島と合同トレーニングやトレーニングマッチでは、日本のトップレベルを肌で感じることができました。そして、技術が足りないことや周りを見ないといけないことを改めて感じることが出来ました。3日目はJヴィレッジに行き、整備が整った環境で試合をさせてもらいました。東日本大震災については、10年経った今でも、まだ大変な思いをしていることを知り、今何不自由なくサッカーをすることができている環境にいることに感謝したいと思いました。5日目には、夢フィールドでトレーニングをさせてもらいました。この6日間で感じたことや学んだことを忘れずに、これからも頑張っていきたいと思います。

滑川藍 選手(4期生/中3/FC STORY Tokushimaメニーナ)
1日目は帝人アカデミー富士まで移動して、午後からJFAアカデミー福島の高校生と合同トレーニングを行い、2日目も午前は高校生と合同トレーニング、午後は中学生とトレーニングマッチを行いました。私は、JFAアカデミー福島の選手と一緒にプレーをして、サッカー面でさらに成長できたと思いました。理由は、基礎の質の差やコミュニケーション能力、サッカーに対しての想いなど、自分よりレベルの高い選手の取り組みを知ることができ、自分の中での基準が上がったからです。3日目はJヴィレッジに移動し、尚志高校と交流戦をしました。4日目は3月11日ということもあり、東日本大震災から10年目の日でした。10年経っていますが、まだ放射線の影響で手がつけられていない地域がありました。ですが、福島の方々はとても前向きでした。私は、福島のことは詳しく知らなかったのですが、今回学習したことで自分にできることをしっかり考えようと思いました。その日のトレーニングマッチでは連戦ということもあったので、少し体は重かったけど自分のイメージしたプレーができるまでチャレンジすることができました。5日目は千葉の夢フィールドに移動しました。まずは夢フィールドの見学をさせていただき、選手用のロッカールームを見たとき、次はプロになってここに来たいと思いました。そして、その後は池田監督にトレーニングをしていただきました。短時間でのトレーニングでしたが、動き出すタイミングや方向などをたくさん考えてプレーすることができました。
この国内遠征での6日間、サッカーはもちろん、サッカー以外のことでも学ぶことがあり、とても濃い時間でした。この遠征が
4期生の3年間の集大成になったと思います。この遠征での課題は、高校での課題になると思うので、しっかりと向き合い成長していきたいです。そして、この遠征は私の夢への気持ちをさらに強くしてくれました。

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