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四国初、スポーツ救命ライセンス講習会を香川県で開催

2019年08月14日

四国初、スポーツ救命ライセンス講習会を香川県で開催

日本サッカー協会(JFA)は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しております。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。

8月4日(日)に穴吹リハビリテーションカレッジで、関係者等27名を対象に「スポーツ救命ライセンス講習会」を開催しました。古家信介先生(スポーツ救命プロジェクトメンバー)や廣瀬友彦先生(香川県サッカー協会医学委員会委員長)が、熱中症と脳振盪(のうしんとう)などに関する講義を行いました。実技は心肺蘇生の中でも最も重要な胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方を学習しました。またバックボード(スクープストレッチャー)への全身固定、搬送法についても学びました。

本講習会の合格者には修了証(3年間有効のライセンス証)が授与されました。

※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」(http://www.jfa.jp/medical/critical_care.html)の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。

講師コメント

廣瀬友彦さん(一般社団法人 香川県サッカー協会医学委員会委員長)
四国初のスポーツ救命ライセンス講習会を香川県で開催させて頂きました。古家先生(コースディレクター)や香川県サッカー協会の担当者、ならびに会場となった穴吹リハビリテーションカレッジの関係者、そして県内及び遠く県外からお手伝いに来ていただいたインストラクターの方々、本当に多くの人にお世話になり心より感謝申し上げます。受講者の中には、本来はインストラクターのはずの実力者もいれば、今まで救急には全く縁のないカマタマーレ讃岐の運営担当もいるなど、経験やバックグランドがまちまちでした。しかし実習を重ねるごとに未経験者の動きがよくなって、互いにチームとして協力し合う姿勢が見られました。楽しい雰囲気で色々な質問が飛び交い、受講者には「スポーツ現場での突然死を防ぐ」というコンセプトが伝わったようです。次回からはインストラクターに回る受講者も多く、今後も「スポ救」を広めていきたいと思います。

受講者コメント

藤田克己さん(一般社団法人 香川県サッカー協会 事務局長)
これまで当協会では、毎年、日赤や消防のBLS講習会を開催してきました。今回の講習会では、BLSに留まらずスポーツ救命に関わる幅広い知識を勉強することができました。これらは、スポーツに関わる全ての人の救命に関わる大切な知識であり、全ての指導者・選手、できるだけ多くの保護者の方に知っておいていただきたい内容でした。逆に、これらを知らずにスポーツをすることの怖さも感じました。
ぜひ来年度以降も講習会を開催し、指導者・選手・保護者の方に広めていけるよう取り組んでいきたいと思います。
今回の講習会の開催に際し、ご尽力いただきました古家先生、廣瀬先生、インストラクターの皆さまに御礼申し上げます。

近藤圭さん(カマタマーレ讃岐 運営スタッフ)
今回のスポーツ救命ライセンス講習を受け、緊急時の対応を実践的に学ぶことができました。これまでAEDの使い方や胸骨圧迫について学ぶ機会はありましたが、スクープストレッチャーを使用する機会は初めてでした。普段開催しているホームゲームで毎回準備しているものですが、使い方を教わった際に初めて知ったことが多く、実際に現場で使用する場面を想定しながら学ぶことができました。その他にも熱中症など、ピッチ内外で様々なリスクと隣り合わせの中でホームゲームが運営されていることを改めて肝に銘じ、今後の業務に取り組んでいきたいと思います。

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