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JFA 第6回全日本O-40サッカー大会 KYOTO MAYUMARO FCが初の日本一に輝く!

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2018年11月06日

JFA 第6回全日本O-40サッカー大会 KYOTO MAYUMARO FCが初の日本一に輝く!

JFA 第6回全日本O-40サッカー大会は11月5日(月)、大会最終日に準決勝2試合と決勝が行われ、KYOTO MAYUMARO FC(関西1/京都)が全国の頂点に立ちました。

FC船橋(開催地/千葉)とKYOTOの準決勝は、最後まで気の抜けない試合となりました。前半から11分、12分と互いにゴール枠内へ強烈なシュートを放ちますが、共に好反応を示した両チームGKが弾き出します。後半に入るとFC船橋がゴールへ迫る回数が増え、ポストをたたくシュートやサイドからの鋭いクロスで惜しい場面をつくります。しかし、先制したのはKYOTOでした。39分、FC船橋ゴール右へ出されたボールに、FC船橋のGKとKYOTOの井上悠輔選手が走り込みます。先に触れたのは井上選手で、素早く仲間のクロスにつなげると、無人のゴールを守る意識が高まり過ぎたか、クリアに跳んだDFのヘディングがオウンゴールとなり、ついに均衡が破れました。

FC船橋は諦めず、攻勢を強めます。すると残り3分の場面、左サイドを抜け出た永瀬数馬選手のクロスから、最後は今井健司選手が押し込みます。終了間際には、中盤の底から飛び出していた田村道明選手がゴール左からシュートを放ちますが、これはファーサイドのポストのわずか右へ逸れました。勝負の行方はPK戦に委ねられることとなり、両チームとも4人目まで全員が成功。緊張が続く中、FC船橋の5本目のキックが枠を外れ、全員がネットを揺らしたKYOTOが決勝へと駒を進めました。

もう一つの準決勝では、オッサンドーレ札幌40(北海道1)と羅針盤倶楽部NAGOYA(東海/愛知)が対戦。初の決勝ラウンドを戦う札幌に対し、前々回の王者であるNAGOYAは前後半に1点ずつを挙げ、2-0でファイナル進出を決めました。

決勝は、立ち上がりからNAGOYAとKYOTOの勝利への意欲がぶつかり合う熱戦となりました。ロングパスで選手の走力を生かそうとするNAGOYAに対し、KYOTOは全員で意識高く守りながら素早く攻撃に移るチャンスをうかがいます。11分にNAGOYAの河村洋志選手がカットインからのシュートでゴールを襲えば、その1分後にはKYOTOの森田真司選手が右サイドの突破からゴール前へとクロスを届けます。KYOTOが準決勝同様に前半のうちに4人を同時交代させて総力戦で挑めば、NAGOYAも前線の選手を入れ替えて打開の道を探ります。

スコアレスで試合を折り返すと、両チームともハーフタイムに選手を交代し、活性化を図ります。すると後半開始6分、NAGOYAが交代選手も絡んだ縦パスからのワンタッチプレーでチャンスを演出。エリア内で受けた岩城寛之選手がシュートを放ちますが、これはGKの正面を突きました。NAGOYAはその7分後にもボックス内からのシュートにつなげますが、これもネットを揺らすには至りませんでした。その後もNAGOYAがシュートにまで持ち込む場面が増えますが、試合は0-0のままで終了。運命はPK戦で決することとなりました。

PK戦では、両GKが奮闘します。NAGOYAの小懸昭人選手が1本目を弾き出せば、KYOTOの佐藤幸樹選手も2本目を抑えて譲りません。5人ずつが蹴っても決着しませんでしたが、6人目のキックをKYOTOのGK佐藤選手がまたもセーブ。緊張の中で佐々木謙選手が冷静にキックを沈めると、2試合連続のPK戦を乗り越えて日本一になったKYOTOの選手たちが歓喜の雄叫びを上げました。

監督・選手コメント

岩場利知 監督(KYOTO MAYUMARO FC)
決勝まで、全員で粘って総力戦をするとのテーマを掲げて戦いました。若手とベテランをどう融合させるかを課題としながらチームづくりをしてきて、この大会でやっと形になりました。大会を通じてたくさんのヒーローが生まれました。選手たちは、本当によく頑張ってくれました。一気に選手交代をするのも、全員で戦うというゲームプランです。チームとしての戦い方と自分の役割が何かということを理解して、それをしっかり果たしてくれました。帯同してくれたトレーナーが宿舎でもケアをしてくれたりと、家族などいろいろな人に支えてもらい、本当にいろいろな幸運もありました。そうした皆さんのおかげで優勝できたと思っています。

佐藤幸樹 選手(KYOTO MAYUMARO FC)
関西代表になるだけでもしんどかったのですが、勝つことでチームが一丸となれました。若い選手とベテランが融合して、一戦一戦しっかりと戦った結果が、優勝という結果につながったと思います。2試合連続のPK戦となりましたが、GKの僕が止めれば勝てるということですし、見せ場でもあります。それに、チームとして勝ちたい気持ちがあれば、何か起こり得るのではないかなと思いながら守りました。日本一になれて、とてもうれしいです。ずっとサッカーをやり続けたいです。

金栄貴 選手(羅針盤倶楽部NAGOYA)
前々回に優勝しましたが、前回に予選ラウンドで敗退した悔しさを胸に、最後まで諦めずにチーム一丸となって戦いました。今大会も黒星発進という厳しい状況になっても、自分たちのサッカーをしようと強い気持ちを持って挑んだ結果、決勝ラウンドへ進めて、準決勝でも勝てました。決勝は残念な結果でしたが、精いっぱいやったので悔いはありません。1年間この大会に照準を合わせ、ケガをした選手たちに優勝トロフィーを持ち帰りたいという強い気持ちも持って大会に臨みました。またここに戻ってくるためには、今この瞬間がスタートだと思っています。また、開催地である千葉の皆さんのバックアップにすごく感謝しています。

田村道明 選手(FC船橋)
地元開催の大会でぜひ優勝したかったのですが、残念です。最後までチーム一丸となって諦めず走り切るという良さを出して準決勝まで来ましたが、最後のところで何か足りなかったんでしょうね。それでも最後まで、走力という良さを出すことができました。開催地代表としての出場が決まってから、いろいろなチームと試合をして準備をしてきました。月曜日にこれだけの人数が休みを取って集まれるというのも、サッカーが好きで続けているこのチームの強みです。また予選を勝ち抜いて、忘れ物を取りに来たいと思います。

大会日程:2018年11月3日(土)~11月5日(月)
大会会場:千葉県/ゼットエーオリプリスタジアム、市原スポレクパーク
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